おれはどんなキョリであれ
「練習でレースペースなんか、走れるわけねえじゃん」
ってほうなんだが。
「レースでは、ふだん走れないペースでよゆうで走れる」
ってほうなんだが。
*
その。
「得してんのは、どっち?」っていう。
*
冒頭のを、言い換える。
それぞれ後者がじぶんタイプ。
「おひとりさまTTとかで自己ベスト出せちゃう」 VS 「レースでふだん以上の力が出せちゃう」
「レースペースでペース走でける」 VS 「キロ15秒落ちでいければおれSUGEEEE、アタリマエー」
*
細かいジジョーは抜きにして。一般的に。
「高い負荷をかけたほうが、獲得するものも大きい」じゃん。
なら、前者のほうがいいに決まってんじゃん?
「レースのペースを想定しやすい」じゃん。
前者のほうが、よさげじゃん?
前者の「常に全力出せる」感って、なんかカッコいいじゃん。
後者の「明日から本気出す」的なのって、この齢にもなっていまさらそうカッケくねえじゃん。
でもでも。
「レースにプラスアルファを隠し持ててる感って、何かワクワクする」じゃん。
後者だって、よくないことばっかじゃないじゃん?
*
いつも、密度の高い練習がでけるのは、うらまやしい。
でも、それはおれがそうではない側にいるからってだけで。
たんじゅんに「隣の芝は青く見える」のか。
「隣の芝はリアルに青い」のか。
よくわからんちん、だ。
とりあえず、10kのレースで40分(キロ4分)かかること、まずないのに。
おひとりさま7kTT、キロ4分5で、チョーぜえぜえ。
みたいな。
あれ?
「後者のほうが前者より気軽にぜえぜえでけて、いい」
ひょっとしたら、そういうの。あんのかな。
あんのかな。あんのかな。ねえよな。あんのかな。