なるべく。
*
こういうの、せしめて。

なわとび、は子どものころからわりと得意だった。
んだが、最初、ぜんぜんできない。
上半身がまず、つかれる。
回数を重ねると、跳ぶことじたいよか
腕が疲れてギブ、ってなる。
たぶんこのなわとび。
いわゆるふつうのビニール製のやつより重い、ゆえ。
なにを何回やってるかとかは、企業秘密だ。
*
ところで。
「なわとび」って行為だよね。
するってえと。
「なわとびをする道具」って何だ?
「とびなわ」?
「なわ」?
地味によくわかんないが、
地味にドー・デモ・イイ。
*
「下半身。
跳ぶことじたいは、もんだいないでしょ。
何しろおれさまちゃん、走ってるし、ね」
いやいやいやいやいや。
足の裏がビリビリになるし。
アキレス腱はガチガチになるし。
フッキンハイキンもバリバリになる。
フッキンハイキンって下半身なのか?
は措いたとしても。
*
かけあし跳び500回。
二重跳び100回。
というのが、いまのノルマ。
最初は。
かけあし跳び・・・。
○150回ぐらいでギブ。
○あとなあなあで、青息吐息、桃色吐息って感じでやっとこ計500に到達。
二重跳び・・・。
○20~30回でギブを2セット。
○残りの半分強か半分弱あるいは范文雀を、パワープレイで強引にノルマ到達。
って感じだった。
跳ぶ要領、ってのもよくわかんなくて。
不本意にひっかかったりも、しばしばオッフンだった。
肩と手首なんか、アシュラマンに両手をもがれたテリーマン。
なニュアンスで、「コレ、ホントに、オレの腕?」
ってぐらいに重だるくなっていた。
特に手首なんか、応援団の太鼓叩きかよってぐらい
生活に師匠もとい支障をきたす感じだった。
「カラダに悪いんじゃねえの?」
っていぶかしがる隙を、スキスキスーって
ふーみん登壇で与えるぐらい、だった。
*
10日ぐらいつづけるうち。
かけあし跳び・・・。
○300回ぐらいで不本意にひっかかる。
○残りスピードアップで完遂。
二重跳び。。。
○50回2セットぐらい。
までこぎつけた。
もう少しつづければ、
どっちも一気通貫でイケるような気がする。
アキレスもガチガチにならなくなった。
ふーみんもバスロマンしなくなった。
上半身が弱いゆえ、腕はあいかわらず重い。
が、やっと、楽しくなってきた。
むしろ、「走るかなわとびするか」って迷うきょくめんで
なわとびをチョイスするようになってる。
上半身も下半身も使えるので。
*
で、10日ぽっちやり出すと。
むくむくしたり顔で何かを語りたくなる。
の、コーナー。
な、わけですよ。
*
たしかに、跳べるようになってきた。
たのすい。
ただ、その。
なまじっか前より跳べるようになってきたことで。
「ねらいどおりの体力がついたのか」
「ただ、跳ぶテクが身に付いただけなのか」
が、わかんない。
いや、その。
どちらだから不満とかじゃなく。
どっちなんだろうな、わかんねえな
っておもいましたとさ、ってだけのハナシ。
どっちなんだろね?
*
あとひとつ触れたかったのは。
「おのれの可能性の余地」
みたいなことで。
そりゃあ41年も生きてりゃいいかげん。
じぶんがデキルこととデキナイことぐらい
うすうすわかってくる。
アタマ、カラダ、全方向的に。
*
走ることはすきだしニガテでもないから。
うかつに首をつっこんだりして。
もっと速くなれるにはどうしたらいいか、考えたりする。
ペースを速めたり、キョリを長くしたり、本数を増やしたり。
それも何年かつづけると。
「だいたいおれ、こんくらい」ってわかってくる。
じゃないすか。
じぶんに残されたノビシロの余地が見えてくるというか。
いい意味でも悪い意味でも、適度な感じになってくる。
実績、にしたがって。
*
で、この。そういうふうに。
なわとびを10日ぐらいつづけただけで。
当初と違うじぶんが現れたりして。
「なわとび」と「走る」がどう連関してるかは、知らん。
濃密に知りたいケド、よくわからん。
でもなんかこう。
「人生知った気になったおれさまちゃん」
「じぶんの走ることを知った気になってるおれさまちゃん」
だてらに。
「あさってでもない方向で」
「関係ありげななさげな」
「まったく違う可能性」
がとつぜんルックできちゃうのって。
ちょっとムネがコフコフしちゃうよね。
メルヘン的に。
ってだけのハナシ。
だからどうしたってことではなく
おもいましたとさってだけの、ハナシ。
*
あのう。
きょう書こうとおもってたのは
「ブログの文字数」みたいなことを
いまさらリバイバル的に
だったんだが。
勢い的に、これからそっちに寄せるのはムリッポだな。
あとで、気が向いたら。
ニーズは、知らねえ。
ニーズはおれに、ある。