まあその、丸パクリっていうかパクリンチョというか
こちら(→コッコ脚改造計画)をみてたら
「むかし、表題みたいなものがあったよねえ」
って想い出しました。
ってだけのヨタバナシ。
本家「脚改造計画」みたいなタメになる度は、ゼロに決まってる。
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大学2年のころ、ある暑い日。
ソノ計画はとつじょ、持ち上がった。
慈悲深い同級生どもによって。
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「キクチはホント、クソほどもモテねえな」
↓
「まあ、モテる要素なんか、ひとっっつもねえし、な」
↓
「テニスもヘタっぴいだし、な」
↓
「キモいし、な」
↓
「アッタマ、わりいし、な」
↓
「ビンボーくせえし、な」
↓
「酒飲まなきゃチャンネーと話しすらできねえし、な」
↓
「そのくせ、おれは周りとは違うオーラ出そうとしてるし、な」
↓
「死ねばいいのに、な」
↓
「でもでも、せめて服だけはコーディネートしてやろうか、な」
なんていう欠席裁判が
開かれたとか、開かれなかったとか。
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「あすの11時、5万円もって御徒町集合な」
いきなりの通告。被告人に拒否権は、ねえ。
シャレオツタウン・アメ横で安価に一式そろえてやれ。って算段らしい。
何を買ったかもう忘れちまったが、
モデルにさせられて、着せ替えられて、
ああでもないこうでもないされた挙句、上から下までそれなりの一式が、そろった。
ような。気がする。
「モデルにさせられて」って、おれの着るもん選んでくれてんだよなそもそも。
ともあれ、「改造計画」の第一弾は終了した。
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次の週明け。
おれは意気揚々と、学校に行った。
一式を身にまとい。
「改造計画」を知るものどもからは、「おお!」と声が挙がった。
ような。気がする。
いつもとは明らかにちがう。
一段、あかぬけた(気になってる)おれ。
ところが、改造したはずなのに。
あいかわらず、さっぱりモテなかった。
「ところが」というか、「やっぱり」。
キクチ改造計画に第二弾、第三弾があったのかは、もはや誰も、知るよしもない。
そして、現在に至る。
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「うっわ、ガーミンヌ、ふだん使いなんですの!?」
「うっわ、仕事帰りのはずなのに、ランシュー!?」
これもアノ、アワスリーの1コマなんだが。
それの何がおかしいのか、おれには、わからない。
「クソほどもモテねえ計画」、まだまだ続行中。
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。。。
*
ハナシは380度変わる。
ん?180度?
380度ったら、20度っか変わってなくね?
結果論。
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ある程度、フルマラソンを経験したサッコン。
あるものは、より長いキョリを求め、ウルトラにはしり。
あるものはランに飽き足らず、ライドし、スイムし、にはしり。
またあるものは、トレイルに、はしったりあるいたりする。
行ったきり、帰ってこなかったりもする。
はたまた。
カラダのケアに、専念するものもいる。
そんな季節。
オフシーズン。
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なにてめえごときが、エラソーに俯瞰してんだよ。
な、サッコン。
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おれは、短いキョリを速く走れるようになりたい。
ないアタマをじぶんなりに振りしぼり、そう考えた。
10k以下。
1500mとか3000mとか5000mとか。
速くなりたい。
いやその。
「マラソンのために、スピードをつける一環として」
とかじゃなく。
っていうのが、去年おととしとの相違。
結果的にマラソンにつながりゃいいなあ。
という、スケベゴコロもないわけでは、ないが。
ただ、たんじゅんに、トラックをぶっ飛ばしてみたい。
いまは。
ジョグみたいなペースで長く走るか
ダッシュしてもじきにぜえぜえはあはあスローダウンしてしまうか、だ。
なのでもうちょい、トラック感を味わえるように、なりたい。
おれなりに、ぶっ飛ばせるように、なりたい。
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ヒトサマが。
より長いキョリを求めたり。
およいだりライドしたり、上ったり下りたりするサッコン。
おれは、より短いキョリを求めてみよう。
と、おもってる。
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短いキョリの、強い刺激に耐えうるだけの
脚力と、上半身と、心肺を、獲得したい。
ある意味、マラソンを目指すよか、キツソーだ。
でもそれが、41の夏の、キクチ改造計画!
キラーン、バキッ、ドカッ、バッシャーン。