キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ハンドルネームってどうやってつけんだ?

きのう。
ほんっとうにどうでもいいコトバのツギホ的に、こんなことをほざいたら。
いまさらハンドルネームをつけようかと、おもってるとか、おもってないとか。
そこに反応が集中かよ、っていうわけで。

というわけでございまして。
と、たけしなていで。




もしもっ、コーナーッ!
もしも、おれがハンドルネームをつけるとしたら。
長介ぐらいのいきおいで。
西田敏行ぐらいの、いきおいで。

ってしようとおもったケド。
帰りの電車で考えたケド。
大しておもろくなりそうにないので、カツアイ。



じぶんの呼ばれ名(あだ名?)の変遷みたいのをおもい返して。

まあ、だいたい「キクチ」で。
豪速球ど真ん中。
なぜなら、トモダチがいないから。
っていうのは、ともかくとしても。



「キクちゃん」「キクさん」「キクリン」「キク」。
ってのも、ある。
まあ、あるよね。

どんな日本ラーメン党だよ。
どんな西山だよ。
どんなビーバップだよ。
どんな東邦高校のエースだよ。

っていうのは、ともかくとしても。



幼稚園でチリバツ的に「きくぐみ」。
だったって実話は、ともかくとしても。



「ヒロシ」ってのもわりと多数派で。
豪速球ど真ん中。
なぜなら、トモダチがいないから。
っていうのは、ともかくとしても。



名前にINGをつけるのが流行った時期があって。
「キクチング」
まあ、そこまでこりゃ、だいたいのひとはピーンとくるわけで。

ちんこ、ちんげ、ちんちん。
うら若き女性に、正面切って「ちんこ」って呼ばれたときゃ
そりゃ、「もっと呼んで!」
ってなりますわな。
っていうのは、ともかくとしても。



INGにINGを連ねるってのが、対おれだけに流行った時期もあって。

キクチ→キクチング→キクチンギング→ギンギング

ってもう、きっかけなんか何だっていいじゃねえか。
っていうのが、わりと好評だったこともあって。
っていうのは、ともかくとしても。



ハンドルネーム。

たとえばむかし。おれにもハンドルネームがあって。
そのテンマツはコウいう感じだったんだが。

考えなしに、ピーンと来ちゃった系。



系、みたいなことでいうと。
ヒトサマのハンドルネームを眺めてると、わりとおもろくて。



いちばん多いのが
「本名を滑り込ませる」
ニックネーム的なもの。

おれわりと、コレって、やるなあとおもう。
考えれば考えるホド、謎めいてて、いい。
9割のジジツに、1割の核心に迫れない壁ちりばめました、みたいな。
よくわかんねえケド。



あ、コレら、ぜんぶ想像上だから真実は知らんが。



「本名からつながってんだろうけど、勝手に斜め上いっちゃった」
ってのも、ある。
こういうの、とか。



そうでありたいじぶんが透けて見えてますぜ、みたいのもある。
さしさわるので、リンクはカツアイ。



カンペキなペンネーム、というのもある。



趣味を色濃く反映ってのもある。
トランジスタラジオ系、とか。



なにかの代表選手に名乗り出ちゃうってのもある。
「はしりゆるお」
とか、とてつもなく、奥深い。

代表しちゃってるんだもの。なにかを。

ちなみに「はしりゆるお」さんは「はしりゆるお」に至るまで
あからさまにコロッコロ、ハンドルネームを変えていた。
のを、おれは見逃していない。



まったく意味がわかんねえケド、まったくの記号っぽくて逆にかっけえってのもある。
アルファベットふたっつ、とか。
↗.とか。
so far to go、とか。



そうなんである。
それらこれらひっくるめて、「記号」なんである。

「記号」ってものが持つ魔力が、すげえ、すきだ。

なにイキナリ、メルヘン語りをはじめんだよっていきおいだ。

そのなんていうの、文字でいうと表意文字と表音文字ってあるじゃん。
的な。

じんましんは、蕁麻疹でもかゆそうだけど、ジンマシンだとなんかメカメカしてるよね。
みたいな。
ちがうな。かくじつに。



たとえば、ワタナベさんっていうひとがいるとする。
で、カタカナのワタナベさんで慣れちゃってると

○わたなべさんってひらがなだと、なんかイワカンをおぼえちゃう。
○渡辺さんって漢字だと、逆に生々しくて、ちょっとゲンナリしちゃう。
○ワタなべさんって重箱(?)だと、なんだそののび太くんうふふふふって感じは、ってなる。

みたいなこと、ある。
そういう、記号。
表音とか表意とか、まったくかんけいねえでやんの。



「キクチ」ってのは。
カタカナだが、カタカナであることにはまったく意味がない。
ビタ一文。

あるとしたら、「記号ぽい」ってだけ。

でも、音ベースで行けば、ひらがなだろうとローマ字だろうとなんだろうと。
「きくち」だから、ラクはラクだ。

ブログを通じてお会いしたかたにごあいさつするときも
仕事で仏頂面のブッチョさんにごあいさつするときも
おんなじ「キクチです」で、済む。



その点、ハンドルネームってものがあると。
いちめん、非日常メルヘンでもあるケド。
いちめん、めんどくさそうでも、ある。

「BBAさんっ!」
なんて正面切って呼ぶひとは誰もいないだろうが。
もしいたとして。

それを傍から。
何も知らない第三者さんがみたら、かぎりなくオカルトで、ある。

傍からみなくても、じゅうぶんかぎりなくオカルトでも、ある。
っていうのは、ともかくとしても。



で、その。
ソボクに。
「水はどうするんですかー?」「毎朝、沢に汲みにいってもらいまーす」
ぐらいの麓郷な感じで。
訊きたいんだが。

「それでどうやって、エイヤーって登録するに至ったの?」と。



なんかその。
「記号」ってののつづきじゃないケド。
記号づけられたしゅんかんから、それが前面に出るわけで。

よくわかんないケドそのとき。
パスワードの第3候補。ぐらいのものをつけちゃったとして。

「キクチ」でも「ヒロシ」でも
「キクちゃん」でもなく
「たまがわ大すきっこ」、みたいな。

いやあ、言うほど多摩川にゾッコンでもねえし。
ましてやオレゴン州在住だわ、っていう。
いざというとき、じぶんでじぶんがおもいだせねえわっていう。

でもやっぱり、
記号づけられたしゅんかんから、それが前面に出るわけで。



そう考え出すと。
うかつにハンドルネームなんかおもいつけらんなくね。
ってだけのハナシなんだが。



で、いきなりあしたから
「おれ、田原俊彦デス」ったって。
「あたい、剛力彩芽でーすっ」ったって。

ランチパックを両脇に抱えて、ウタゲにさっそうと登場したって。

どうせ。
「で、ビールでいいんだよね、キクチは」
って、もう呪縛から逃れられないわけでしょ。

「はい。。。スンマセンスンマセン」
って、肩身を狭くして。
帰り道で「おれは取り返しのつかないことしてしまった」
って、チョキでじぶんをおもいっきり殴ってやりたいぐらい、自己嫌悪におちいるわけでしょ。

「やっぱり剛力はちょっと違ってたのかもねん」
とか言って。

「あすは北乃ムキーッでいってみようかな。。。」
とか言って。

華々しく「やっぱキクチに復帰宣言」してみたりなんかして。
記者クラブで。
オーディエンスゼロで。



そんなこんなを乗り越えて。ですよ。
人生の一断片でハンドルネーム抱えて、生きてる。
というか、ソレを抱えるに至ったココロの揺らめきみたいなのって。

ものすごーくキョーミがあって。

じぶんのハナシはしたくないケド、ヒトサマのハナシはチョー訊きたい。
ってのはたぶん、おれだけじゃないのかもしんないなあ。

っておもったんでしたとさ。