キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

願いごとじゃなくって、報告なんである

フルとかハーフの前日朝。
セレモニーとして、すると決めてることがある。

「13.2kmのコースをジョグ」だ。


多摩川を上り、6.6kmぐらいで折り返し
多摩川を、下る。

「いつものジョグじゃねえか!」
「だいたいおめえ、多摩川沿いに住んでんだろ!」

そのとーり。
でも、ちがーう。んである。



あ、きょうはマジ100、ギャグ要素ナシね。



自宅から6kmちょっとのところに
「多摩川原橋」ってのがある。

東京側から川崎側に橋を渡ると
南武線の矢野口駅に出る橋。
鶴川街道。だっけ。



あ、橋のこっちは東京都調布市
あっちは東京都稲城市だから
どっちも「東京側」だな。

まあ、いい。



去年の3月、イトコがそこで事故って亡くなった。

ほんのちょっとのアンラッキーが
たまたまおんなじタイミングで重なり合った
とてつもないアンラッキー。

橋はゆるやかにアーチを描いてる。
現場は、その頂点ぐらい。
自宅から6.6kmぐらい。

レースの前日、そこを訪れる。



レースの前日なんてのは、
きょくりょく動かないで体力を温存したほうがいい。
という説もある。

でも。
軽くカラダをほぐしといたほうが、いいに決まってんじゃん。
というおれ説もある。

往復13.2kmという距離は
カラダをほぐすのに、ちょうどいい。
そんな都合のいい言いわけをトッピングして
レースの前日、現場を訪れる。



しまだ大井川マラソンの前日。

きょうも橋の頂点ぐらいで
「あすはフル、走ってくるぜ」
と、彼に報告してきた。
gishiki
ナニこの、中途半端な写真。は、措いて。

あくまで報告、なんである。
「行ってきまーす」なんである。

「おれにチカラを貸してくれ」
「速く走れますよーに」
なんて願いごとは、しない。

ソコ、大事。
次の中間試験に、出る。

一瞬、ジョグを止め、
そうやって静かに手を合わせると
なぜか、ガラにもなく、ものすごく
「よおおし、やってやるぜ!」
ってチカラが湧いてくる。



テンションも、MAX。

復路をおもいっきりぶっとばしたい衝動にかられる。
でもあえて、ゆっくりゆっくり、帰る。

静かーに
「見てろよ、やってやるぜっ!」
ってなる。



帰り道。
あえてゆっくりゆっくり走りながら
ふだんなら考えないことをいろいろ考える。
あす、走れることを感謝しちゃったりなんか、する。

そうやって。
あすの終盤、爆発させるべき種火を
静かーに、燃やす。



現状は度外視して。
何のコンキョもねえケド
あす、なんだか、イケそうな気がしてくる。

なんだかいけそうらしいっすよ。
な、あすのおれの背面。
しまだ大井川後
Aゾーンの最後尾からスタート予定。