授業参観。小4ぐらいになるとまた
おもしろいなあとおもったってハナシ。
表題のとおり。
ほんのり北の国からっぽいのは、
ぜひぜひスルー方向で。
まあただの日記なので
ブログ的にはつまんないとおもうが
とりあえず。
*
きょうは
午前中、坂道をガッコンガッコン走る予定
だった。
んだが、朝起きたら
授業参観があるということが判明。
行かないわけには、ゆかない。
キョーミ本位100、的に。
*
そんなわけで
坂道ガッコンガッコンは
坂道ガッコンていどに変更し
午後に挙行したわけだが、措く。
*
みた授業は算数。
「暗号文を解読する」というもので。
最初は
あ行=1、あ段=1で「あ」=11。
「キクチ」なら222342デスネ!
って、ポケベルかよみたいなものだったが
最終的にわり算の商とあまりが
行と段に当てはめられるっていう
おれいま小学生じゃなくてよかったー
な、むつかしい授業だった。
いや、おもしろいんだケド。
おれが小学生だった30年ぐらい前には
こんなんなかったよなあと。
*
こんなんなかったなあと。
ていどの感想を胸に抱き、次の授業中
廊下をあやしげにうろつく。
*
廊下には4年生ぜんいんの発表の紙(?)
が貼ってあった。
感想文。
何篇かある詩のなかから、
お気に入りのを1篇えらんで
感じ入った部分に赤線などひっぱったりして
どうしてその詩をえらんだか
どうしてそこに赤線を引いたか
を書く、という。
*
わかりづれえな。
こういうの、
画像があれば一発なんだけどな。
でも、
授業中にパシャって音たてる
わけにもいかないし
個人情報個人情報かまびすしいご時世
なんか言われたらめんどくさいので
カツアイ。
*
おもしろくって
おもわずぜんいん分、
つぶさに読み込んじった。
*
小学校も4年生ぐらいになると
個性がより際立ってくる。
「優等生ぶって(ホントに優等生なのかもしんないケド)、いかにもそういうアレだよねってとこに線を引き、いかにもそういうアレだよねって感想が書いてある」
のもあれば。
「じぶんと重ね合わせて共感してる」
のもあれば。
「言葉の切り取りかたがバツグンにうまい」
のもあれば。
「言葉のリズムに着目してる」
のもあれば。
「この恋心みたいのにキュンとしました」
ってマセガキ的なのもある。
あるいは
「なんだこの、小4にして小34のおれより100倍字がキレイなのは!」
ってのもあれば
「端に添えた絵が、へったくそだけどものすごいセンスを感じるぞ、おい」
ってのもある。
*
わかりづれえな。
こういうの、
画像があれば一発なんだけどな。
でも、
授業中に……以下同文。
*
おれのハートにゲットオンしたのは2つ。
ひとつは、
織りなす言葉を韻としてではなく
ダジャレとして受け取り
あまりにも楽しみすぎている男子。
もうひとつは、
「あ~お~い~そ~ら~に~
く~も~が~な~が~れ~る」
みたいな詩に対して、
「このゆったり感が私はすきです」
みたいなことを書いてた女子。
ともに、たまたまかもしれないが
えらぶ詩がみんなわりと似かよってるなか
その詩をチョイスしたのはそれぞれ
その2人だけだった。
というのが、まず好感。で、
「わりとまじめに鑑賞しましょう」
的なフンイキなのに、むやみに同調せず
てめえの個性をいかんなく出してる
ってのも、なんかいいなとおもった。
おもいましたとさ。
*
わかりづれえな。
こういうの、
画像があれば一発なんだけどな。
でも、
授業中に……以下同文。
*
じぶんの小4ころのことを
おもいかえしてみますれば。
とにかく目立とうとして
ナナメなチョイスをして。
やってるうちにじぶんのなかで
どんどんおもしろくなっちゃって
悪ノリして。
それこそダジャレ的なものや
ちんこうんこ的なものを抽出し。
それを提出して、呼び出され。
「おまえ、ほんとうにそれでいいのか、あーん」
って担任にすごまれ。
すっかりビビり返り。
やり直して。けっか
なんのおもしろみもない
なんの感性のスルドさも感じられない
チョー平凡な感想文に終始する。
みたいなことだったとおもう。
いつも。
*
そういう意味で
上の2人みたいな「やりきった」のって。
その一本スジとおった感じとか
小4っていうか子ども特有の感性を表現できる感じとか
なんかものすごくいいなあっておもったんである。
チャンチャン。