相模湖駅で電車を降り、与瀬神社からスタート。
もちろん、ぼっち(×人数)で。
*
非ぼっちのひとが
合同でトレーニングするとき、よく
みんなでこう、輪になってシューズ写真yeah!
とか、するじゃん。
ぼっちとしちゃあ
「アレがしゃらくさくてしようがねえ」
みたいなことは何度か申し上げてきたが
ぼっちとしちゃあ
「アレがうらまやしくてしようがねえ」
みたいなことも何度か、申し上げてきた。
今回、夢、実現。
ドリカム・オブ・ぼっち!
えーっ!
トレランなのに、ふつうのランニングシューズすかあ。
は「だって、持ってねえんだもん」
でさておいて。
満足感で、いっぱい。
これ撮れたらもう、帰ってもいいんじゃね。
ぐらい。
*
与瀬神社の横からスタートして
しばらくは、走ろうったって走れない
ぐらいの傾斜を進む。
キュートな急登をゆくだか
急登をキュートなおれさまちゃんが上るだか
そんなヒトサマのパクリじみたこと
もさておいて、登る。
その後も走ったり歩いたりして、
標高的に、どんどん宇宙へ近づいてゆく。
*
そして、今回、夢、実現。
ドリカム・オブ・ぼっちその2。
むかしむかし。
一生に一度詣でられればいいと
ひとはみな、聖地を巡礼した。
ように、おれは今回、聖地を目指した。
コマネチの聖地、陣馬山頂へ、ようこそ。
*
ものごとは結果がすべて。
努力の跡をひけらかすのは、スマートではない。
確かにそういうきょくめんもあるだろう。
ただ、今回に向けて
おれは家の鏡の前で夜な夜な
カラダのすべての部分における
最適な角度を求める巡礼の旅にも出てた。
それはそれは、涙ぐましい努力の結晶でもある。
こんなんまだまだ不完全だ
というひともいるだろう。
ただ、少なくとも、いまのおれの100は、出せた。
ヒジの角度。
指先のピーン。
ヒザの伸脚度。
首の傾きと、苦悶の表情。
そして、総トータル的に、どういう角度でキャメラに向かうか。
キャメラ。。。
*
ちなみに。
たまったま、おんなじようなひとがいて。
シェー!
ゲッツ!
冗談じゃ、ないよ!(鬼瓦権造)
などをくり出してた。
たとえば、鬼瓦権造さん。
アレかもしれない。
おれがコマネチにこだわってる間
時代とともに聖地も進化しつづけてしまった
のかもしれない。
コマネチという、かつての大技は
「もはやそれひとつできればぼっち界で通用する」
というものではなくなってしまった。
のかもしれない。
たとえば近い未来
ラミちゃんみたく
コマネチ、シェー、ゲッツ、鬼瓦の合わせ技
みたいのをする超新星も、現れる
のかもしれない。
*
ふーっ。
くだんねえ。。。
*
で、陣馬山頂から。
「モヤがすごすぎて、うかつにゆっくり走ってみなさんを見失うと、道がわかんないおれさまちゃんはガチで遭難すっぞ。てめえ」
という超絶緊迫感とか
「雨でぬかるんだ地面を滑りまくるぞ。てめえ」
という超絶トゥルットゥルとか
「うおお、『きょうはそこをがんばろうとおもって来ました』なんてすげえ目的意識で上りを臨みやがって、エンジンかけすぎいいいい。てめえ」
という超絶官九郎さんとか
「下りが速すぎて見失っちゃって、ひょっとしたら途中で滑落とかしちゃったんじゃないかってマジ心配しちゃったじゃねえか。てめえ」
という超絶プロシードさんとか
を、長時間ボッチでやりすごし
「そこの詳細はねえのかよ」ってのはスルーして
ビッタンコ昼ぐらいに、高尾山口に到着。
*
「風呂でもいきませんか」
という誰かの独り言を聞くでも聞かないでもなく
何人かでたまたま、温泉ランドへ。
走り終わって、風呂に入りゃ
ビールが飲みたくなる。
「キクチさん、やっぱトリカラっすか!」
なんて、耳元でささやく声が聞こえたがたぶん
八王子の森の妖精のしわざだろう。
*
店員さんがこぞってまかないを食ってる。
ぐらいのガラガラな店内で
なぜか店の端にあるテーブルだけ。
たまたまそこにいたひとたちと
相席いいすか? みたいな感じになり。
無愛想なのもなんだからってわけで
マラソンとかブログについて
熱く語りあう。
*
あくまで
それぞれが独り言を言うんだけど、
結果として何となくシンクロしてたのかもっていう感じで。
ぼっち!
カラダはゆるしても、ココロまではゆるさない。
隣の宴会場で熱唱する貴婦人も
ぼっち!
ぼっち練。
くそたのしかった。
やっぱ、トレーニングは、ボッチにかぎるぜ!
*
帰宅すると。
ステマ。食いたいとかつくってとか買ってきてとか、あえて言わない。も、ドリームズ・カム・トゥルットゥル。
でしたとさ。チャンチャン。