おととい、小4のムスメの家庭訪問があった。
にょうぼうは今月、なにかと会社を休んだので
今年はおれがソロ活動で臨むことになった。
家庭訪問じたいは1年生のときも体験したが
⇒家庭訪問(2011/04/20)
そのときはにょうぼうと同席。
ソロ活動は初めて。ドッキドキ、である。
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ムスメの担任の先生は音楽が専門。
去年、音楽の授業はその先生に教わっていて
授業参観もあったので、
先生←→ムスメ&おれ→先生は
まったく初めてではなかった。
その先生は、初のクラス担任。
若い女性で、初々しい感じだった。
おれの言うことを、逐一
ノートに取っちゃったりなんかして。
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年度初めに、家庭訪問がおこなわれる。
ということは、
「先生が子どものことを知りに来る」
という意味合いなんだろう。
つまり、おれ側が主たる情報発信者
にならなければならない。
先生は筆記用具を持って構えてる。
かんぜんな訊き態勢。
あまつさえ、
家庭訪問はおとといが初日で、ウチが2番目。
おれ以上に先生のが
ドッキドキの初体験なはずなので、
こっちがリードしていかなければならない。
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若いチャンネー先生の
ドッキドキの初体験を
おれさまちゃんが、やさしくリードする。
うるさーーーい。やめれーーーっ!
ムスメの担任の先生だぞ。
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おれは先生に伝えたのは
だいたい、こんなこと。
○ムスメは先生を「やさしい先生だ」と言ってること。
○ウチは共働きで、学童から帰るのがまいんち20時ぐらいになるので、親としてはじゃっかん申しわけないとおもってるってこと。
○でもムスメは学校も学童も大すきなので助かってる、ということ。
○ムスメはとりたてて体育が得意なわけではないが、いちばんすきな教科は体育だと、ずっと言ってる。これはなんだかステキなことではあーりませんか。ということ。
⇒いちばん好きな体育(2012/12/26)
○昨今の教育現場のナイーブさはさておき、わるいことはわるいとビシバシやっていただいていいということ。よほどおかしいとおもわないかぎり、全面的に先生を支持するということ。モンペア的なことはもってのほかだとおもってるということ。
○その代わり、ムスメはほめられると天に昇るほど調子に乗って、どんどん力を発揮するタイプなので、いいことをしたらほめちぎってやってほしいということ。
○親の教育方針なんて、エラソーなものは持ち合わせてないということ。
○ただひとつあるとすれば、ベンキョーなんかできなくてもいいから、みんなとなかよく、楽しい学校生活を送ってほしいということ。
○そんなわけでもちろん、受験も(持ち家なので)引越しも考えてない。少なくとも中学までは地元の公立で、地域とのつながりを大切にしてってほしいとおもってるということ。
○あわよくば、もっと本を読ませるよう仕向けてほしいということ。
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こうやって書き出すと
なんかエラソーだな。
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ひととおり話し終わる。
「ふだんナナコちゃんをみていて
いまお父さまのお話しをうかがって
ステキなご両親に育てられているということが
ナットクできました」
と、先生。
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社交辞令。わかってる。
おれが先生の立場だとしても
そうとしか言いようが、ない。
歯の浮いたような言葉であるものの
おれが話しているときの聴きかた、
挨拶の仕方や話しかたから、
とても誠実な、ムスメを預ける信頼するに足る先生だ
ということは、感じ取れた。
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ただ、ムスメとおなじく
おれもおだてられるのが、大すきだ。
「お父さま、ステキ」
と、都合のいい言葉だけを切り取り
脳内にインプットする。
*
若いチャンネーから、
テーブル1つ隔てて
密室で「お父さま、ステキ」。
。。。
うるさーーーい。やめれーーーっ!