キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

一段上の本気 東京10k

かすみがうらの前哨戦として
10kmのレースを走ってきた。

3/23の板橋後、ちょっと停滞ぎみで
きょうもカラダが重くてどうなることかとおもったが、いい刺激入れになった。

とりあえず、ジャーン(↓)。

20140413東京10k記録証
39分28秒。ネットタイムはなし。

いちおう、PBを11秒だけ更新。
画像をクリックすると、文字が見えるていどに拡大する。



東京10kの会場は、荒川河川敷。
赤羽から徒歩15分ホド。
新荒川大橋と京浜東北線の間ぐらいがスタート&ゴールで
上流に2.5kmのコースを2往復する。

赤羽ハーフとか板橋マラソンとカブるので
荒川に縁もゆかりもないおれでさえ、
ある程度、勝手しったるものとして、とっつきやすい。



スタート時刻は申告タイムによって異なる。
おれがエントリーしたのは
13時スタートの40分未満の部。

受付は、各スタートの30分前まで。
ネットの「マイページ」を
プリントアウトして持ってくか
スマホで示す。
参加賞はなし。
記録証もネットタイムもなし。
記録はシューズにつけるチップで計測。

と、とりあえずアウトライン。



序盤でこうアウトラインを紹介したのは
満足したから。オススメだから。

河川敷を走るだけなので
風景になんのおもしろみもない。

エイドに名物が出るわけでもない。

そんな感じで
最近のマラソン大会にありがちな
過剰サービスは一切ない。

エントリー料3000円というのも魅力的。
グループエントリーをすれば
人数に応じて割安にもなる。
おれみたいなボッチジョガーにとっては
シットや孤独感が増すだけだが
オトモダチがいっぱいいるひとには
いいことなんじゃないすかー(ノー抑揚)

欲をいえば、
規模はきょうぐらいで十分。
主催がランネットなので、持ち前のあんな感じで
今後どんどんビジネス色を濃くしてかなきゃいいな
ぐらい。



さて、レース経過。

事前のモクロミは
最初の1kmは4分10~15、
それからキロ4分ぐらいでいって
ラスト3kmでペースアップ。

トータルで
PB(39分39)更新はノルマ、
38分台ぐらいでいきたいなあ
と考えていた。



ただ、きょう朝目覚めてから
なんとなくカラダが重い。

レースでよくある
「走り出せばなんとかなりそう」
ではなく、なんともならなそうな感じ。

なので、40分切れればいいかな
ぐらいまで下方修正して臨む。
「来週のかすみがうらに向けて、テンションが下がらない」
程度ならいいやと考えることにした。



手元のガーミンヌ。10.01km。

19:46/19:46(3:47、3:55、3:57、4:05、4:02)
19:37/39:23(3:59、4:05、3:56、3:55、3:42)

スタートで周りにつられて、
モクロミもへったくれも、あったもんではない。
わるい意味ではなく。

それでもおんなじ組のひとたちは
もっと飛びだしてった。
すぐに大きな集団が2つできて
2つめにはついてけそうな気がしたが
ほぼ最後方にいることにした。

最初に飛ばしすぎないよう、
アップもひかえめに、
カラダが動く程度にしといた。



それらがよかったのか悪かったのかは
よくわからない。

確かに、
序盤調子に乗りすぎて後半ガマンするという
いちばんやりたくないパターンは免れた。

でも、大半が単独走になってしまった。
集団についていくのは
たとえじゃっかんのオーバーペースだとしても
精神的にラク、ということもある。

単独走だとどうしても中だるみする。
今回も、見事なほどに。



そういう意味では、終盤ずっと
20mぐらい前に2人いてくれたのは
とても力になった。

最終的にこの2人をパスしよう
と決めたことで、力を出し切れた。



レースに出るとアドレナリンが出て
ふだん以上の力が出せる。もの。

「レース」といっても
市民ランナーの大半にとって、
勝ち負けや順位は大した意味をもたない。
というか、ほぼ関係ない。
じゃん。

意味を持つのはタイム。
PB(自己ベスト)を更新するなり
目標タイムをクリアすること。
だったりする。

キザったらしい物言いをすれば
レースで勝負するのはじぶん自身。
ということになる。

レースというよりは
TT(タイムトライアル)。
じぶん自身に対するトライアル。
ということになるだろう。



「本気出す」をテーマにしてるのは、そのため。

カラダがいくら重かろうと
調整レースで体調が万全でなかろうと
トレーニング不足だろうと
状況に応じた本気は、ひとしく出せる。
はず。

走り終わったあと
体調をいいわけにするのはみっともないことだし
本気を出さずに
「あそこでがんばってればもっといけた」
と考えるのは、負け惜しみでしかない。

少なくとも
「表面的なとりつくろいはいいケド
ほんとうにそれでいいとおもってんの?
じぶんでじぶんにナットクできてんの?」
とおもう。

他人はどうだか知らんが
じぶん自身にそうおもうようにした。

言い換えると「本気出す」は
じぶん自身にナットクするためでもある。



とはいえ
本気出せばあとはどうでもいい
わけではない。

きょうのタイムだって、大いに不満だ。



レースに出ると「本気出す」をしやすい。

10kmとかハーフだとさらに
ぎりぎりのところで他人と競うことで
一段上の「本気出す」ができる。

本気はふだんの独りでやるトレーニングでも出せるが
その一段上の本気は、レースでないと出せない火事場のバカヂカラ。
たとえふだんひととトレーニングしてても
そうそう出せるもんではない。

ある程度レース慣れしておくということは
定期的に一段上の本気を出す機会を
えられるということでもある。
一段上の本気とはどの程度の本気か
ふつうの本気との距離を測れる
ということでもある。

それがふだんのトレーニングで
より濃い「本気出す」につながる。
んじゃないかな。



などと、
ギャグはなしだ。