10kmのレースを走ってきた。
3/23の板橋後、ちょっと停滞ぎみで
きょうもカラダが重くてどうなることかとおもったが、いい刺激入れになった。
とりあえず、ジャーン(↓)。

39分28秒。ネットタイムはなし。
いちおう、PBを11秒だけ更新。
画像をクリックすると、文字が見えるていどに拡大する。
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東京10kの会場は、荒川河川敷。
赤羽から徒歩15分ホド。
新荒川大橋と京浜東北線の間ぐらいがスタート&ゴールで
上流に2.5kmのコースを2往復する。
赤羽ハーフとか板橋マラソンとカブるので
荒川に縁もゆかりもないおれでさえ、
ある程度、勝手しったるものとして、とっつきやすい。
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スタート時刻は申告タイムによって異なる。
おれがエントリーしたのは
13時スタートの40分未満の部。
受付は、各スタートの30分前まで。
ネットの「マイページ」を
プリントアウトして持ってくか
スマホで示す。
参加賞はなし。
記録証もネットタイムもなし。
記録はシューズにつけるチップで計測。
と、とりあえずアウトライン。
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序盤でこうアウトラインを紹介したのは
満足したから。オススメだから。
河川敷を走るだけなので
風景になんのおもしろみもない。
エイドに名物が出るわけでもない。
そんな感じで
最近のマラソン大会にありがちな
過剰サービスは一切ない。
エントリー料3000円というのも魅力的。
グループエントリーをすれば
人数に応じて割安にもなる。
おれみたいなボッチジョガーにとっては
シットや孤独感が増すだけだが
オトモダチがいっぱいいるひとには
いいことなんじゃないすかー(ノー抑揚)
欲をいえば、
規模はきょうぐらいで十分。
主催がランネットなので、持ち前のあんな感じで
今後どんどんビジネス色を濃くしてかなきゃいいな
ぐらい。
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さて、レース経過。
事前のモクロミは
最初の1kmは4分10~15、
それからキロ4分ぐらいでいって
ラスト3kmでペースアップ。
トータルで
PB(39分39)更新はノルマ、
38分台ぐらいでいきたいなあ
と考えていた。
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ただ、きょう朝目覚めてから
なんとなくカラダが重い。
レースでよくある
「走り出せばなんとかなりそう」
ではなく、なんともならなそうな感じ。
なので、40分切れればいいかな
ぐらいまで下方修正して臨む。
「来週のかすみがうらに向けて、テンションが下がらない」
程度ならいいやと考えることにした。
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手元のガーミンヌ。10.01km。
19:46/19:46(3:47、3:55、3:57、4:05、4:02)
19:37/39:23(3:59、4:05、3:56、3:55、3:42)
スタートで周りにつられて、
モクロミもへったくれも、あったもんではない。
わるい意味ではなく。
それでもおんなじ組のひとたちは
もっと飛びだしてった。
すぐに大きな集団が2つできて
2つめにはついてけそうな気がしたが
ほぼ最後方にいることにした。
最初に飛ばしすぎないよう、
アップもひかえめに、
カラダが動く程度にしといた。
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それらがよかったのか悪かったのかは
よくわからない。
確かに、
序盤調子に乗りすぎて後半ガマンするという
いちばんやりたくないパターンは免れた。
でも、大半が単独走になってしまった。
集団についていくのは
たとえじゃっかんのオーバーペースだとしても
精神的にラク、ということもある。
単独走だとどうしても中だるみする。
今回も、見事なほどに。
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そういう意味では、終盤ずっと
20mぐらい前に2人いてくれたのは
とても力になった。
最終的にこの2人をパスしよう
と決めたことで、力を出し切れた。
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レースに出るとアドレナリンが出て
ふだん以上の力が出せる。もの。
「レース」といっても
市民ランナーの大半にとって、
勝ち負けや順位は大した意味をもたない。
というか、ほぼ関係ない。
じゃん。
意味を持つのはタイム。
PB(自己ベスト)を更新するなり
目標タイムをクリアすること。
だったりする。
キザったらしい物言いをすれば
レースで勝負するのはじぶん自身。
ということになる。
レースというよりは
TT(タイムトライアル)。
じぶん自身に対するトライアル。
ということになるだろう。
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「本気出す」をテーマにしてるのは、そのため。
カラダがいくら重かろうと
調整レースで体調が万全でなかろうと
トレーニング不足だろうと
状況に応じた本気は、ひとしく出せる。
はず。
走り終わったあと
体調をいいわけにするのはみっともないことだし
本気を出さずに
「あそこでがんばってればもっといけた」
と考えるのは、負け惜しみでしかない。
少なくとも
「表面的なとりつくろいはいいケド
ほんとうにそれでいいとおもってんの?
じぶんでじぶんにナットクできてんの?」
とおもう。
他人はどうだか知らんが
じぶん自身にそうおもうようにした。
言い換えると「本気出す」は
じぶん自身にナットクするためでもある。
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とはいえ
本気出せばあとはどうでもいい
わけではない。
きょうのタイムだって、大いに不満だ。
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レースに出ると「本気出す」をしやすい。
10kmとかハーフだとさらに
ぎりぎりのところで他人と競うことで
一段上の「本気出す」ができる。
本気はふだんの独りでやるトレーニングでも出せるが
その一段上の本気は、レースでないと出せない火事場のバカヂカラ。
たとえふだんひととトレーニングしてても
そうそう出せるもんではない。
ある程度レース慣れしておくということは
定期的に一段上の本気を出す機会を
えられるということでもある。
一段上の本気とはどの程度の本気か
ふつうの本気との距離を測れる
ということでもある。
それがふだんのトレーニングで
より濃い「本気出す」につながる。
んじゃないかな。
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などと、
ギャグはなしだ。