→ピッチのハナシ序(2014/04/08)
ここでは
○「経済性」の解釈
を中心に。
*
まず確認。じぶんのために。
また長ったらしくなるのをおそれつつ。
「ピッチを早くする」のは
「マラソンのタイムを縮める」
という目的の、ひとつの手段にすぎない。
別にピッチを変えなくても
タイムが縮まればぜんぜんかまわないし
ピッチを早くしても
タイムが縮まらなければ意味がない。
いまはたまたま
ピッチを早めりゃマラソンのタイムが縮まるんじゃないか
と考えてるというだけ。
目的「マラソンのタイムを縮める」
があり、
その手段として「ピッチを早める」。
じゃあ具体的に何をやるかまで
触れたい。
触れられればいいな。
触れられるかな。
*
能書きばっか、うるせえ。
いいからさっさと、本題に入りやがれっ。
*
「経済性」の解釈
ジョグの「経済性」というのは
身体的な効率のこと。
これは各自異なるものなので
前のエントリーで挙げた
「じぶんの走りやすいピッチで走るのがけっきょく、いちばんいいんじゃね」はチョー正論。
ただ、
「ピッチを上げたい」とするバヤイ
「走りやすい」の範ちゅうでの最大値
に近づけたい。
「経済性」が高い
=走りやすいなかでの最早なピッチ
と解釈しておく。
さいはや。
*
野球の中継ぎピッチャーが主人公の
『グラゼニ』3巻P.48に、こんな図表がある。
パソコンのカメラで撮ったら
画像が粗すぎてナンだ。
見づらいので、テキストで補完しとく。
1コマ目以下このストーリーのあらすじ。
だいたい「投手」ってモンは
スピードが上がれば
2コマ目
それに反比例して
コントロールは落ちるもの
3コマ目
問題はどこのバランスを取るか?
(交点より手前で
「今まではここらへんかな?」)
4コマ目
今はここらへんに行ってるかも・・・
(交点より先)
(ネタバレ注意)
うざかったら、とばしたほうがいい。
*
■あらすじココカラ↓
スピードがないので
コントロールを重視する
主人公、凡田夏之介。
そこに、
前の年で11年間の現役を引退、いまは
バッティングピッチャーとスコアラーを
している先輩が現れる。
「野球は日々進化してる。
夏之介も野球界で生き残るために
レベルアップしてくひつようがある。
つまり、スピードを上げろ」
と。だいたいこんな感じ。
*
先輩は夏之介に
バッターに速い球に感じさせられるよう
フォームの改造を提案する。
先輩のアドバイス、むげにできない。
ノリ気じゃないながらも試す夏之介。
提案されたフォームは
「バッターから球の出どころが見にくい」もの。
球速もじっさい、10km/h近く上がる。
そのフォームで
相手バッターを打ち取りまくった。
相手バッターを詰まらせることもあった。
*
バッターを詰まらせる。
これは夏之介がしばらく味わったことの
ない経験だった。
ピッチャーとして、じぶんの球に
バッターが詰まった当たりをする
というのは、快感である。
夏之介の意識は、よりスピードに向かう。
そのため、コントロールは
以前よりアバウトになっていた。
(上の画像はここらへんでのもの)
*
しかし、相手もプロ。
すぐ研究され、手痛い一発を食らう。
そして夏之介は、
じぶんの生きる道はやはりコントロールだと悟り
元のフォームに戻すのであった。
「先輩が30歳前に引退せざるを
えなかった理由がわかりましたよ」
などとつぶやきながら。
■あらすじココマデ↑
*
ここでいう
「スピード」と「コントロール」は
マラソンの
「ピッチ」と「走りやすさ」
に置き換えられる。
もともとピッチが遅いひとが
ピッチを早めれば
速く走れるケド、走りやすさは下がる。
みたいな。
*
走りやすさというのは
フィジカル面だけでなくメンタル面に
与える影響も小さくない。
ピッチを意識して走ってみて気づいたのは
確かに上下動が少なくなり
一歩一歩の衝撃が少なくなった
ということ。
ペースアップやキープが
少ない労力で済む
ということにも気づいた。
浅学なので
「そのバランスの最大値を求めてみる」
というのが、いまのところのケツロン。
というか、研究課題の提示。
現行160が、180とか190になるのか
170どまりなのか
はたまた「やっぱり160でよくね?」
に帰るのか、
ケツロンは、秋ごろにでも。
*
走ったのはハーフほどの距離だったが
ピッチ180ぐらいはまったくダイジョブだった。
フルまでキョリを伸ばしても
180でダイジョブなのかなどなど、
もろもろ兼ね合いをみながら
やっていきたいとおもう。
*
具体性に乏しいので
そのためにやろうと考えてること
(やりはじめたこと)を挙げる。
○ゆるいジョグでピッチを意識する
○ふだんの徒歩のピッチを早める
○チャリのギアを軽くして回転数をあげる
いずれも進む速度じたいは上げない。
というかむしろ、落とす。
。。。
やろうとしてるのはつまり、
「身も心もスイッチ入れる」
ということ。
心のスイッチは
「ピッチ早めよう」と意識するだけ。
カンタン。
かたや、カラダのスイッチは
スイッチというか導線をつくる。
「ピッチを早める」という回路。
つくるひつようが、ある。
時間がかかる。
風呂で洗う順番
って、とくに意識しなくても
たぶんいつもおなじはず。
それは
アタマ、手、胴体、脚。一度流して、顔。
みたいに
「風呂で洗う順番」の回路ができてるから。
おんなじことなのでは、と。
*
イカン。
ムダに長すぎる。
フォームのことは、次回。
遺憾だ。
つづき。
→ピッチのハナシ〆(2014/04/10)
*
あのう。いまのはですね。
「ヤバイ」意のイカンと
「ザンネン」意の遺憾をかけたところが
おもしろポイントなわけですね。
中途半端なギャグがあきらかに滑るとわかってて
それでも言わざるをないとき、
いきおいで言っちゃったときなんかは
こうしてすかさず説明しちゃう、が吉。