キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ピッチのハナシ〆

マラソンのピッチについて、
2014年春バージョンのラスト。
コレら(↓)のつづき。

ピッチのハナシ序(2014/04/08)
で、目的と臨む姿勢
ピッチのハナシつづき(2014/04/09)
で、経済性の解釈について独りよがった。

ここでは
○じぶんのフォーム全般
について独りよがる。



じぶんのフォーム全般

今回、「ピッチ早める」に
とりかかるにあたり条件をつけた。

「フォームを変えない」



というのは、去年の反省から。

去年、早々に挫折したのは
「ピッチ早める」を考えすぎたから。

手段が目的になっちったから。

カラダ的にいうと
脚の回転を早くしようとすると、フトモモの前側を過剰に意識する。
意識せずにヒザも曲げっぱなしがちになる。

考えすぎてムダに力んでもいるんだろう、
おんなじペースでもやたらと疲れる。
「それならいままでどおりでよくね」
ってやめちゃった。



今回の「ピッチ早める」こころみは
いま、フォームでとくに意識してる

○ケツとウラモモで押し出す
○カラダの真下で着地する

の2点を崩さないうえでのこと。

正確にいうと、着地の理想は
真下のほんのちょびっとだけ後ろ。



ちょっと、わき道にそれる。
着地について。



つま先、かかと、足のウラ全体ナド
尽きることのない論争。
おれはそれこそ
「じぶんが走りやすけりゃ、それでいいんじゃね」
と考える。

フォームってすごく繊細なもの。
たとえば手首を
立てるか反らせるか、脱力するかだけでも
カラダのチカラの入りぐあい入りどころが、ビミョーに変わってくる。
じゃん。

走る動作と一見かんけいなさげな
手首の角度ひとつ取っても、それ。

いわんや、着地をや。
なんと着地ですぞ、をや。



変なクセがついてるとかは別にして
着地の仕方を変えるのは
走りやすいフォームをわざわざ走りにくいのにする
ということなのでは?



前の段落は
ジャストライク・リクツのこねくりまわし。後づけ。

むろん、
「足のどこで着地するか」
のこころみを否定するつもりは、ない。
ただむしろ
「カラダのどこで着地するか」
のほうが大事だろ、とはおもう。

「どこで着地するの? 真下でしょ!」
と、今年の流行語大賞はこれでキマリ! ぐらいの
いまもっともホットなヤツをナイショで教えちゃう。
まだ誰も知らないヒ・ミ・ツだ。

どこで着地するかは、結果にすぎない。
「すぎないでしょ!」などと
悪ノリを重ねる。



地面からもっとも力を得られる
カラダの真下で着地する。

それが結果として
つま先だろうがかかとだろうが
フラット(足のウラ全体)だろうが
そんなんいいじゃん、と。

逆にいうと、着地って足裏だけでするもんではない。
足のつく箇所を変えるには、カラダの使い方も大きく変わる。

コトはけっこう重大で
もし変えようとしたら、長いスパンで取り組まないとできない
とおもう。んだけどなあ。



とかいいつつ、おれは
もともとかかと着地なのを
フラット着地にしようとこころみてるんだが。。。



ハナシをはんぶん戻す。

フラット着地をこころみてる
というのは、

いま心がけてる2点
○ケツとウラモモで押し出す
○カラダの真下で着地する
のけっか、でもある。



ケツとウラモモで押し出すイメージ
で脚を出し、
カラダの真下で着地する
をやってみると、しぜんにフラット気味になる。

ペースアップするにしても
ミョーにがんばりすぎると
前モモで脚を引き上げ、脚を前に出そうとする。

じぶんのキャパを超えるぐらい
カラダの前で着地すると
どうしてもかかとから入ることになる。

なのでチェックポイントとして
いまのおれがかかと着地してるということは
脚が前に出すぎてるとか、がんばりすぎてるサインだ。
としてる。

フル終盤のキツイときとか、がんばりどころはさておいて。
そんなきょくめん、
「もうフォームなんかどーでもいいから、全力を出し尽くしやがれ」と。



このチェックポイントは「ピッチ早める」にも適用できて
「ピッチ早める」に意識が傾きすぎると
脚が前に出すぎて、かかと着地になる。

「おっとっと。こりゃやりすぎだ。ムリしてる」
と、修正する。



ペースを変えずにピッチを早める
ということは、
「ペース=ストライド×ピッチ」からすると、
ストライドを狭めることになる。

「それ、フォーム変えてんじゃん」
といわれたらソレマデ。
「フォーム変えてないじゃん」
内として封じこめる。ココでは。

だって、ピッチあげるスイッチつくりてえんだもん。
単細胞だから、いっぺんにたくさんのこと、できねえもん。



前エントリーで
「ピッチ早める」の具体策として
○ゆるいジョグでピッチを意識する
○歩きのピッチを早める
○チャリのギアを落として回転数をあげる
を挙げた。

かたや、ストライドを狭めると、
それが習慣として固まっちゃうんじゃね
という危惧もある。

そんなわけで、
○階段は1段抜かしで上る
○ゆっくりジョグしたあとは流しをする
を、上の3つとセットで取り入れてる。

あくまで「ゆるい」ジョグで、というのもポイント。

階段は、何年も前からやってるんだが
流しはほかのひとのブログをみて
「!」ときたので、イタダイタ。



流しってのは、ウインドスプリントともいう。
発音は「レモン」「コント」といっしょ。
100mとか200mという短い距離を
スピードを上げて走り抜けること。



スピードの定義は
本やウェブを読みかじったかぎりでは
○全力疾走
○全力の8割
○5000~10000mのレースペース
○フルのレースペース
と、ひとによってマチマチ。

なんだが、要するに
カラダを大きく使う、大きな走りをする
ための「スイッチ」をつくっとけよ、固めとけよ、あるいは忘れるなよ目的。
なんだろう。

中学の部活ではウォーミングアップ的に
30mのスキップかモモ上げ走、からの100m流し
をやってた。ような。気がする。

コムズかしいことはさておいても。
ピーっと短距離ダッシュするって
ジョグするのとは違う気持ちよさ、爽快感がある。

とくにオトナになると
短距離を全力ダッシュするって機会、あんがいないもの。
ウインドスプリントって名づけたひと、エライ。
なにせ、ウインド(wind)。ですぞ。



1回でサクッとまとめるつもりが
ダラダラ3回も続けちった。

フォーム全般といっておきながら
だいぶ端折ったし、
前のエントリーの経済性についても
そうとうすっ飛ばしたことがある。

たとえば、フッキン。

走ってて、じぶんの目指すフォームを維持するには
まだまだフッキン弱えと気づく。とする。
そのフッキン運動をする目的は
「マラソンが速くなりたいから」

「高橋尚子って現役のとき、
まいにちフッキン2000回やってたらしいぞ」
「細マッチョになりてえ!
フッキン、シックスパック、かっけえ」
ってやるのとは、目指してる目的と手段が異なる。

どっちがいい悪いではなく。
みたいな。こととか。



まあ、シロートの聞きかじり。
試行錯誤の半ばを外聞もなくさらす厚顔無恥さ。
いうことで
本格的にやってるひとからすれば
「ケッ!」も多々あるかもしれない。

とりあえず
「たりいとかやたらいいたがる中坊」
が目の前にいるとおもって
ナマ暖かく眺めていただけりゃ
さらに目に余るようなら指摘いただけりゃ
幸いですじゃ。

ですじゃ?