こんな本がある(↓)。
ジャック・ダニエルズったって、ウイスキーではないですゾ。
と、いちおうお約束から。
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この『ランニング・フォーミュラ』は
中長距離のトレーニング本として最高峰といわれてて・・・
などという能書きは、措く。
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A4版で300ページ近くあるうえに文字だらけなので
ショージキ、カタチも内容も読みづらい。
(文章は翻訳のわりに読みづらくない)
想定読者にアスリートやコーチも含まれているので
ショージキ、レベルが高すぎて何言ってんだかわからないところも、チラホラ。
半年ぐらい前に買って、とりあえず
ひととおり読んでもさっぱりわからないから
トイレに置きっぱなしにして、
モジモジしながらつまみ読みしてるんだが
さっぱりわからない部分はやはり
さっぱりわからない。
などというムダ話もキリがないので、措く。
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この本でアイキャッチ的に有名なのは
VDOTという考え方。
(あのう、言いわけしとくと
いま傍らに本があるわけじゃないので
説明はおもいっきしザックリにしとく)
一覧表から
じぶんの持ちタイムに相当したポイントをたどると
一目で1500mからフルマラソンまでの妥当(?)なタイムがわかる。
うーむ、言葉だと説明しづらいや。
コレの秀逸なのは、レースだけでなく
トレーニング強度のめやすもわかるところ。
なんだケド、このエントリーとは関係ないので、措く。
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措きまくり、置きまくり、だな。。。
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で、けさトイレでこの本を広げて
そういう考え方もあるんだなあ
とおもったのが、表題。
たとえば、10kmを1km7分ペースで走ったとする。
かたや、10kmを1km4分ペースで走ったとする。
「4分ペースのほうが強度が高いので
カラダへの負担も4分ペースが高い」。
とは一概にいえなくて
「30分長く運動にさらされているぶん
7分ペースのほうがカラダへの負担が高い」
という見方もできる。と。
いちおう言っとくが
「すべてそうだ」ではない。
という見方「も」、デアル。
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ちなみに4分ペースと7分ペース、
消費カロリーもおんなじだったりする。
「消費カロリー=体重×距離」
なため。
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何を言いたいかというと
トレーニングについて考えるとき、とかく
○メニュー(質)
○ペース(質)
○距離(量)
だけで考えがち。というかおれはそうだったんだケド
○走行時間(量)
も加えるひつようがあるんじゃないすか、ということ。
週単位、月単位で「合計何時間走ったか」は
「何回走ったか」「何km走ったか」などとおなじく
すげえ大切な指標なのではないか、ということ。
たしかに。
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参考までに、じぶんのVDOTがわかるこんなサイトもある。
Jack Daniels' Running Calculator
→http://www.runsmartproject.com/calculator/
ちなみに、こないだの板橋のタイムを入れてみる。
VDOTは48.9なんだそうだ。
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「Trainning」タブをクリックすると、
トレーニングのときのペースのめやすが出る。
「Easy」だの「Threshold」だのが何を意味するかは、このサイトの注釈なり本を読むなり。
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「Equivalent」タブをクリックすると、
VDOT48.9に該当する
ほかの距離のレースタイムが出てくる。
出たタイムが実際の5、10km、ハーフより遅い。まあ、
マラソンが遅い。スタミナがない
ということですな。
ソレ、知ってる知ってるぅ~。
どっかでも、聞いた~。
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「トレーニングの参考には、最もポイントの高いところを参照する」
らしいんだが、2014年3月末現在
5km(18:57)=53
10km(39:39)=52.5
ハーフ(1:31:18)=50.1
フル(3:17:08)=48.9
と4ポイント以上の差があって、
アタマではなくカラダでピンと来てない部分がある。
「めんどくさいからとりあえず、
すべて53ポイントになるようにしろや!」
などと考えると、「持久係数」で出した
コレ(↓)のくり返しみたいになって、途方に暮れる。
というわけで、
ハーフ=1時間26分23秒
フル=3時間08分20秒
が目標。