キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

実力テスト

中高生のころ、「実力テスト」というものがあった。
校内でやるし、「テスト」と名前がついている。
にもかかわらず、学校の成績には結びつかない
なんともビミョーな位置付け。

学校オリジナルのものもあれば
大手予備校の模擬試験もある。




ビミョーさを増幅しているのが
「実力」という言葉。

実力って何だ?

「じぶんの
ありのままを出せばいいから、
準備するひつようないよね」
などと。
言い訳をつくるにはかっこうのツールにもなる。



高校のとき、
大学生のイトコに家庭教師をしてもらってた。

カレいわく
「そうじゃないよ」と。
ふだん以上に本気で取り組まないと
意味がないよ、と。



いまおもえば
あの実力テストというのは
本気を出すトレーニングだった。

「今回はナントカだから」とか
逃げ道つくることばかりしてると
いざというとき
本気の出し方がわからない。
全力が尽くせない。

上達するのは逃げ道さがし
ばかり。



おれにとって、ジョグはしょせん
ただの趣味だ。

楽しいから走る。
もっと速くなりたいから、走る。
そこにひとつも意味なんか求めちゃいない。

ジョグを人生になぞらえたり
「NO JOGGING, NO LIFE」
などとぶち上げるなんて
ムシズがランしてしようがない。

ジョグのこと言ってるんだから、
ムシズがジョグする。か。
いちじるしく、どーでもいいぞ。



ただ。
ジョグするようになってよかったのは
「たまに本気出さないと
じぶんの本気スイッチが
どこにあるかわからなくなる」
と気づけたこと。

「本気を出し慣れていれば
いつでもスイッチを入れられる」
とわかったこと。

準備したしなかったにかかわらず
本気すら出せなければ、
その時点のMAXの「実力」は、測れない。

ジョグなんてしょせん
ただの趣味だケド。
本気スイッチのありかがわかってれば
ジョグにかぎらず応用できる。
のでは。



などと。
ほぼギャグなしで通してみた。



まあ、
中高生のころの「実力テスト」。
結果はそれはそれはヒドイものだったんだがな。

まあ、
中高生のころの「実力テスト」。
のころに気づかなかったからこそ
いまこうしてエラソーに
さも大発見のように語ってんだがな。