
8/25~27に、家族旅行をした。
今年の行き先は岐阜と愛知。
テーマは、城、温泉、あと(おれだけ)校門と、例年おんなじ。
旅程は2泊3日と、例年おんなじ。
そこで、見切った。
参考までに、だいたいおんなじな去年(岡山)。
→カラダに自信がないの?(2012/09/08)
→旅行のもう1つの目的(2012/09/08)
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温泉はよくわからないので省くが、
城にしろ校門にしろ、今回のスポットは2泊3日ではまわりきれない。
そりゃ、信長、秀吉、家康という戦国の三英傑のお膝元だからね。
そりゃ、野球どころだからね。
そんなことは、あらかじめわかっていたので、
大雑把な計画を立てるだけ立てて、あとは流れ。
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あまつさえ愛知、というか名古屋。
大都会なんだな。
おれ、ショージキ、名古屋なめてた。
名古屋の道路、ぜんぜんわかんねえ。
目的地にたどりつけねえ。。。
当初、
「東京と大阪以外は、地方都市でくくれるぜ」と。
クルマで地図やナビを見つつ、よゆうでまわれるとおもってた。
いままで、そうだったんだもの。
名古屋ルールっていう、
ウインカーを出さずに車線変更するとか右折するとか、
そういうクソみたいな不文律があることは知ってて気をつけてはいたが、
そんなの、道路マップとは関係ねえ。
とにかく、ぜんぜんわかんねえ。
目的地にたどりつける気がしねえ。
なぜなら名古屋はそもそも大都会、だから。
おのれが大都会・東京だけど、キワのキワな狛江在住な分際で。
いや、おれはその「東京のキワのキワな分際の狛江」という立ち位置がものすごく好きなんだが、
この文脈では、狛江の立ち位置なんかどうでもいいので、措く。
名古屋さん、すんませんでした。
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いままでは、なんとかなってた。
だいたい、大まかな把握でたどりつける。
松山でも高松でも、岡山でも倉敷でも、金沢でもなんとかなった。
仙台でも松本でも甲府でも、よゆうだった。
「しょせん地方都市」
「栄えててせいぜい、大宮ていどなもんでしょ」
とタカをくくってた。
松山さん、すんませんでした。
高松さん、すんませんでした。
岡山さん、すんませんでした。
倉敷さん、すんませんでした。
金沢さん、すんませんでした。
仙台さん、すんませんでした。
松本さん、すんませんでした。
甲府さん、すんませんでした。
あと大宮さん、関係ねえのに持ち出してゴメンナサイ。
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名古屋。
一通も多いし、幹線道路も多い。
幹線道路をまっすぐ進んでるつもりが、いつの間にかカーブしてあらぬ方角へ進んでたりもする。
高速道路がいっぱいある。
そしてなによりも、面積がわりと広い。
野球どころ、愛知。
名古屋市内で6校まわるつもりだったのに、
迷いまくって中京大中京と愛工大名電しか行けませんでしたわ。
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そんなぐあいで、
事前に城も校門も「これだけは外せない」をリストアップしてったんだが、
それが多すぎてめぐった数としては、けしてマンゾクできるもんではなかった。
でもそんなもんは結果論。とりあえず、措く。
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ここまでは前置き。長え。
ここからが本題。表題「見切った」について。
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今回、犬山城に行った。
国内の城には現存天守というものが12あり、犬山城はそのうちの1つ。
→現存天守(wikipedia)
犬山城に行ったことで、家族旅行では12のうち8つを訪れたことになる。
残るは、弘前、姫路、松江、高知。
ちなみに、
おれは高校生のころ高知城に行ったことはあり、
にょぼは去年だかおととし、独りで姫路城に行ったことがある。
が、家族旅行的に、除く。除いて8つ。
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見切った。
のは、城のこと。
何年も、いろんなところでそれなりに城を見てきて
いまさら、見切った。
見るべきところ、テキトーに飛ばしていいところがやっと、わかった。
じぶんが城で何を見たいかも、わかった。
ブログの文章は話が蛇行したまま、
語るべきところ、テキトーに省いていいところがいまだわからないケド、
城、はわかった。
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なんつうか、たぶんに感覚的&一般論ながらまとめるとこんな感じ(↓)。
見るべきところ
(1)その城特有のもの
「事前によおく調べとく」とかではない。
たとえば「犬山城は現存天守」ていどでいい。
たとえば「浜松城は武田信玄にビビッた家康が脱糞しながら逃げ帰ったところ」ていどでいい。
たとえば「岐阜城は山の上にあるから景色がチョーいい」ていどでいい。
(2)展示する側の気合いが見て取れるところ
ヒントにもなにもならないが、まわってればわかる。気合いオーラが伝わってくる。
(3)映像
キホン、映像は城、地域、歴史の概要をうまくまとめてあるので、必須。
ただし、たまに明らかにダメなのもあるので、あちゃーとおもったらすぐ切る。時間のムダ。
個人的には、岡山城のは秀逸だった。
宇喜多秀家(?)の母ちゃん目線で、滅びてしまった宇喜多家の栄枯盛衰をふりかえるてい。なあたり。
(4)ほか、じぶんの琴線にピキーンと触れたところ
これは性癖みたいなもん。
おれは、城下町も含めた城のジオラマなんか、けっこうクル。
にょぼは、石垣の積み方とか井戸のありかをいつも気にしてる。
とか。
あと、天守閣の最上階からの町並みはなんとなくつぶさに眺める。
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テキトーに省いていいところ
(1)「見るべきところ」以外ぜんぶ
これがすべてだったりするんだが。
(2)とくに武具のたぐい
どこの城にもかならずある。
が、武器マニアでもなければどれもいっしょにみえる。じゃん。
屋根瓦、着物もおんなじたぐい。
ただし、彦根にある井伊ナントカのまっかっかな鎧とかは、別。
あれは、「城特有のもの」。
あと日本全国の名城の写真が並べてあるフロアなんてのもいっしょ。
おれは飛ばさずみるケドね。
「ここ行ったことあるなあ」とか考えてると、胸が弾むから。
(3)説明書き
映像とおんなじようなこと。
要は、気合い入れてすみずみまで見ようなどとおもうのは
あんましよくないぜってこと。
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ところで、表題。
「見切る」って、おれ、遣い方間違えてた。
いままで「見きわめる」「チャチャっと判断が下せる」みたいなニュアンスで遣ってた。
goo辞書によると。
み‐き・る【見切る】[動ラ五(四)]
1 ものをすっかり見てしまう。見終わる。「広いので一日で―・るのはむずかしい」
2 見捨てる。見限る。見切りをつける。「不誠実な友人を―・る」
3 売れそうもない商品を非常に安い値段で売る。投げ売りをする。「二束三文に―・って売る」
4 よく見て判断する。状態を見きわめる。「知らぬ国にては、稼がれぬ事を―・って」〈浮・新永代蔵〉
あえていえば「4」が近いのかもしれないけど、「よく見て判断する」んではない。
イメージとしては、もっと嗅覚っぽい。
それこそ、冒頭の桜木花道みたいな。
ひと言であらわすには、なんて言えばいいんだろう?
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あと、この場を借りて、食いものについて。
ガイドブックをみたら
名古屋ってのは食うべきものが多すぎて、
たった3日ではなにを食えば絞りきれなそうだ。
というわけで、ツイッターとかでいろいろアドバイスをもらった。
教えてくれた人たち、アリガトゴザマシタ。
でも、せっかく教えてくれたのに行けないところもありました。
すんませんでした。
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食いものっていえば、
味噌煮込みうどん、ってのはすげえ。
あんまり美味かったからスープを全部飲んじゃって、
家族のぶんの残ったスープも全部飲んじゃったら、
会計のとき、お店の人にえらく感謝されちった。
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蛇足。
帰り。岡崎で高速に乗る前にガソリンを入れたら、
こんなのが当たった。2等賞。らしい。

期限は8月いっぱい。
もう一度いうが、場所は岡崎。
うーん、ちょっと再訪はできないかな。
そんな、「もはや損したのか得したのかわからない」。
でも、確実に
運がオレ側に向かってきてる。ような。気がする。