キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

新盆も近いことだし

パソコンの中身を整理していたら、
むかしのmixi日記が出てきた。

mixiを日記の主戦場にしていたこともあるので、
アカウントを削除するときに、ログを残しておいたらしい。



そのなかに、3月に亡くなったイトコの結婚式の記述があった。

参考までに。亡くなったイトコについて、春先にものしたもの(↓)。
毅クン(2013/04/23)

以下。
いまと文体がかなり違っていたりして
けっこうこっ恥ずかしいんだが、
誤字脱字と補足以外、最低限の修正で。

新盆も近いことだし、おれにとっての供養、ということで。



ちなみに冒頭、「いきなりデンワかけてきた」のは、
小学校の同級生、イケメンサトル。
このブログにも何回か登場したことがあるな。



やってみにゃわからん 2009年11月02日00:35

金曜の夜、子どもを寝かせてまったりしていると、
22時半ごろ、いきなりのデンワ。
「西小山の寿司屋にみんな集まってるんだけど。。。」

アルコールの匂いを断るいわれはない。
が、西小山なんてウチから大井町線、目黒線を乗り継いで
ざっと1時間はかかる。
「オレが行った瞬間にオヒラキでは?」
の疑念をいだきつつ、現地へ。

「おまえの日記のコムズカシイ言葉づかいは、一体なんなんだ」
だのさんざん言われたのをテキトーにスルーし、
ホームタウン溝口に帰り、朝まで飲みなおす。

しかし、もう35歳。
さすがにもう、オールはないなとおもった。
楽しかったんだけどね。



翌日、つまりきのう土曜は、イトコの結婚式。
そりゃ当然、ヘロヘロですよ。
寝不足だし酒のこってるし。



主役は、
新郎ことイトコが180cmオーバー、元ラガーマンの超イケメンなら、
新婦こと奥さんも、超カワイイうえにずっとニコニコしてる。

人もうらやむカップル、つうやつですな。
もてない男には夢を与え得ないカップル、つうやつですな。
「これぞ格差社会!」つうやつですな(?)。



気になるイトコのお相手(花嫁)は、オレと同年代なんだそうだ。

ウェディングドレスというのは、残酷な装置だ。
20代の花嫁なら、かわいさを増幅してくれる。
たとえ元が???でも、
それなりにかわいくなる。誰でも。

でも、ちょっと歳がいくと、
たとえ元がそれなりによくても、
年齢というものをモロに映し出す。

かわいいかわいくないではなく、年齢にモロにフォーカスしやがる。
ウェディングドレスつう装置は。



ただ、今回の新婦は
そんな残酷な装置もモノともしない
超絶ぶりなかわいさだった。
写真載せらんないのが、惜しい。
お色直ししないあたりも、なんか、好感だった。



宴もタケナワ。
花嫁さんを見ているうち、
気はいいのだが、歳がいきすぎて半分目の腐った伯母たちは
「花嫁さんは○っちゃん(オレの奥さん)に似てるよねえ」
とさかんに言う。
が、どう考えても、細い、以外の共通項はみあたらない。

「ナニ言ってんだオバちゃん!
○○さん(花嫁)のほうが100倍かわいいにきまってんでしょが!」
と、4回繰り返して叫ぶ。

どうしてそんなにムキになって否定してんだ、オレ。



やっと先頭の写真に言及する。
(補:親族紹介で伯父がテンパってるときの写真を貼り付けたらしい、どうやら)

ウチは親戚がやたら多い。

両親とも兄弟が多いので、
イトコ階層はネズミ講方式で、さらに増える。
ちょっとした過疎の小学校の全校生徒より確実に、多い。



たとえばオレの母親は5人兄弟の末っ子なのだが、
1家庭あたり、最低3人の子ども(オレからするとイトコね)がいる。

既出かもしれんが、さらにいうと、
父親もぶっちぎりの末っ子。11人兄弟。いちばん上とは21歳差。

父親のお産には、いちばん上のおねえさんが手伝いに来たという。
いちばん上のお兄さんは特攻隊帰りだという。
真ん中ぐらいのおねえさんは東京大空襲のとき、赤ん坊だった父をおんぶして避難したという。

ほぼ、日本史の授業デアル。
「ありったけの手ぬぐい持ってきて~!」

これは言いたかっただけ。



んなもんだから、
小学校のとき、社会の授業で系図をつくったとき 、
「わかりません」
と言ったら、教師に
「オマエはバカか」
と呆れられた。

事情を話したら、それはしようがないなということになった。

という証明が、先頭の写真。



親族紹介の場。
右が新婦側、左が新郎側。
もちろんこれでも、出席したのは一部。
「民主主義の多数決なら絶対王者」みたいな。



去年、妹の結婚式で、オレが紹介役をやらされた。
途中で人数が多すぎて、グダグダになった。
あとからさんざんバカにされた。が、

こりゃ、やってみにゃわからんのだよ。

初対面の人に対して、ろくすっぽ会わない人のことを
「新婦の母の姉、つまり新婦の叔母にあたる人の長男、つまり新婦とかぼくのイトコにあたる○○です」
あるいは逆に
「イトコの○○です。新婦の母の姉、つまり新婦の叔母にあたる人の長男なんです」
なんつうのを延々とやる。

聞く側の身になりゃ
「どうせいっぺんに覚えられるわけねーだろな」
とおもいつつ。



今回の紹介役をつとめた伯父は、親戚きっての超秀才。
だからか知らんが、もう
「えー、ここからここまでは私の兄弟関連です」
と、10人以上まとめてかたづけようとした。

神技なんだが、当然、お相手側から
「せめて花婿のご兄弟だけはお名前だけでも」
つう、しごくまっとうなツッコミが入った。。。