フランツのことではないから、変身はしない。
漢字をあてると過負荷。
トレーニングの話、なんである。
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「過負荷の原則」っていうトレーニング用語がある。
より成長するには、
ある程度以上の負荷がひつようですよ
ということ。
たとえば、100kgの重りを持ち上げられる人が、
もっとパワーをつけようにしたら、
105kgを持ち上げる練習がひつようだよね
みたいなこと。
パワーをつけたいのに、
軽い50kgの重りを100回持ち上げる練習をしても意味ないよね
ということ。
じゃっかんの齟齬&舌足らずはあるものの、
だいたいそんなニュアンス。
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アタリマエっちゃ、ごくアタリマエのことなんだが、
人というものは、こういうアタリマエをこそ、
見落としがちである。
『孫子の兵法』だって『五輪書』だって、
ベストセラーのビジネス書や自己啓発本だって、
アタリマエのことしか書いてないじゃんか。
というアノ感じは、きっとそれゆえ。
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「人というものは」などとエラソーに、だが、
このエントリーで言いたいのは
おれという「人」が、過負荷の原則という「アタリマエ」を見落としてた。
ということ。
デカい負荷をかければ、成長の度合いがデカくなるに決まってんじゃん。
こムズカしいリクツはとりあえずさておいて、そうに決まってる。
おととい、赤羽ハーフマラソンを走って、
そんなアタリマエのことに、気づいちゃったんである。
いまさら。
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この冬の方針は「いっぱい」走ること。
2013冬~春のジョグ&レースプラン(ジョグ編) (2013/01/28)でいったとおり。
眠いし寒いから実行できてるかどうかはともかく、
一週間こんな感じの流れで考えてる(↓)。
○火曜か水曜夜にアップダウンのある18.5kmジョグ(UC)
○土曜に30km以上のペース走
○日曜に150分以上のLSD
○ほか平日朝に数日、7kmぐらいのつなぎジョグ
あくまで、「実行できてるかどうかはともかく」なんだが、
パッと見、なかなかゴタイソーなプラン。
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確かに、これまで土日のセット練習を3回くり返し、
ちょっとはスタミナがついたかもしれない。
ただ。
1つ、この流れで決定的に欠けてるものがある。
速く走るための取り組み、だ。
もっと速いペースで走れるようになりたいのに、
そのための負荷(速いペースで走る練習)かけてないじゃん
という。
ふだん、速く走ってないのに
ハーフマラソンで速く走ろうとしたから、
モモやスネやふくらはぎがキンニクツウになっちゃったじゃん
という。
いや、根本的なスタミナをじっくりつけるため
ふだんの練習はあえてこうした。
UCや土曜のペース走は
徐々にペースアップする予定だった。
言い訳くさいが、言い訳ではなく。
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いちばんの問題は、
「だとしても、負荷が少なすぎ」ということ。
じゃあ30km以上走ってすげえ疲労したか
といえば、そうでもない。
朝、短い距離を追い込んだか
といえば、そうでもない。
原因はたぶん、おれのカン違い。
マラソントレーニングの本に
「ムリせず徐々に余裕度を拡大していくことが大事」
って書いてあったのを読んで、
拡大解釈なり設定マチガイなりしちゃったんだろう。
「ムリせず、あらあら魔法の成果~」
なんてことはけして、ない。
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そんなわけで、
「スタミナをじっくりつける」という基本路線は変えないが、
そのための負荷(ペース)設定を少し変える。
マラソントレーニングの本でいってる
「ムリせず」っていうのはさじ加減のたとえで、
そのざっくりした物言いにチョーミソが隠れてるんだろう。
ある程度の量がともなわなければ質もへったくれもないように、
ある程度の質がともなわなければ量もへったくれもないんじゃないか。
などと考えた。
オチなどないクソまじめエントリーも、たまには。
ギターのチューニングをするときのように、
最初、質や量を高いところからスタートして、
ひつように応じて下げながら調整する、という。
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ん、逆だ。。。
チューニングは
テンション緩めからスタートするんじゃんか。
オチができた。
カフカ。