おれのお盆ごろ
今回は、複数内定を獲得した人へのインタビューということで、かかわった。
いや。でもショージキ、
何がすごくて何がすごくないんだか、わからん。
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この媒体にかかわって丸5年だか6年になる。
テーマは就転職、資格、大学院、スキルアップ、仕事術まわり。
おれ自身、
就職活動なんてしてないに等しいし、
転職ったって、薄いつながりしかなかった現ボスの事務所にある日から居座ってこんにちに至る、だし、
資格ったって、「おんなじニンゲンなんだから、モテる権利はあるはずだろ4級」しかない。
大学院ったって、まず高校や大学をちゃんと出てるのかもあやしいし、
スキルアップったって、朝ちゃんと起きれないし、
仕事術ったって、「しごとじゅちゅ」って言い間違えちゃうぐらいだ。
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つまり、自分と本来かけ離れていて、
すごいすごくないを測るモノサシを持ち合わせてない
んである。
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でもでも、
それでいいんである。
「それでいいんである論」をぬかしだすと、
ものすごく長くなっちゃううえに、9割ぐらいは弁明になりそうなので
カツアイするが。
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ひとつ、
トゥー・シャイ・シャイ・ボーイなくせに、ニンゲンはものすごく好きだ。
ある意味において、人の考え方とか行動には
むかーしからものすごいキョーミがある。
今号も、学生が就職活動というステージで、
何を考え、どう動いてきたか、
それを内定という一大目標にどう昇華させてきたかに
ものすごくキョーミがあった。
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たとえば面接で
「御社は第一志望ではない」
と言ったにもかかわらず、いくつも内定をもらった人がいて、
それだけ聞くと、
ツンデレだけど実はパーフェクト超人
みたいな鼻持ちならない人をイメージしちゃうんだが、
そうでもない、むしろ逆。
質問を重ねると、
じゃあ何でその会社を受けたか、
何をしたいとおもっているのか、
をよく考えている。
もっというと。
よく考えてるだけじゃダメで、
それを相手に的確に伝えて、納得させることができる。
あまつさえ、小手先の作戦みたいなことで言ったんではなくて、
正直なところを、自信をもって表明している。
とか。
そういう裏づけというか、プロセスというか、心のうごめき。
なんかをとおして、その人の考えの核
みたいなものが見えたりなんかしたら、
原稿も書いてないのに、昇天しちゃう。
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なんなんだこの、おれのオタオタっぷりは、
は、まあいい。
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おれは今回、4人の学生しか取材してないが、
特集自体は33人も登場してるらしい。
たった4人でも、それぞれ1つ以上は
うーんと唸らせられるものがあった。
だから33人いたら、少なくとも33回はうーんと唸らせられるだろう。
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「おもしろいから読んでね。ぜひぜひ」の婉曲表現なんである。
婉曲してねえような気もするが、いいじゃないか。
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いまの若い人は・・・
っていう言い方は好きじゃないけど、
おしなべていまの若い人は優秀だと、いつもおもう。
世代なんか関係なく、優秀な人はちゃんと優秀だし、
そうでない人はちゃんとそうでないんだが、
とりあえず、おれなんか追いつめられてケツを出す
しかスベがなくなっちゃうぐらい、
優秀な人は優秀だし、
なかでもとりわけ、
いまの若い人に優秀な人が多いように感じられる。
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なんでそうおもうかをひと言でいうと
好奇心ってことなんだが、
ぬかし出すと、
ものすごく長くなっちゃううえに、
9割ぐらいはおれの薄っぺらさを表明してるだけみたいになっちゃうので、
カツアイするが。。。