キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

カラダに自信がないの?

わが家では1年に一度、いまごろ国内のどこかに旅行することになっている。
いつ決まったかわからないが、いつからかそうなった。

いつ決まったかわからないが、家族旅行はいつからか2泊3日となった。
今年は8/30~9/1まで、岡山へ。



岡山、どころか中国地方には縁もゆかりもない。
初上陸。
じゃあなんで岡山かというと、
理由が2つある。

理由というか、家族旅行のテーマ。

1つは「城めぐり」
もう1つは「温泉」

両方とも、ニョボの趣味。



城。
おれも戦国時代は嫌いではないから、
城めぐりはおもしろい。
詳しい知識はないが、おもしろい。

天守閣が創建当時のまま残っている城を
現存天守といい、全国に12ある。

家族旅行を重ねるうち、12のうち8つまでは制覇した。
制覇っていうと勝ち取ったみたいだが、
おれは武将ではないから、もちろん勝ち取ってはいない。
まあ、とりあえず訪れはした。

今回、瀬戸大橋を渡ったところにある
香川の丸亀城は、すばらしかった。
石垣がすごくって、下から見上げると中国とかドイツの城みたいだった。



現存天守といっても、
天守閣自体が当時の姿のまま残されているものもあれば、
町の図書館みたいに、内部はバリバリ鉄筋コンクリート
みたいなところもある。

当時の姿のままの天守閣、
階段が60度ぐらいの急なやつだったりすると、萌える。



いっぽう、温泉。
というところで、ようやくきょうの本題に入る。



温泉にはまったく興味がないんである。
泉質がどうだとか、露天だからどうだとか、まったくどうでもいい。

温泉ったって、ただのフロ。

おれにとってのフロは、
汗を流し、汚れを落とすための手段にすぎない。
入らなくてすむなら、入らなくてもいい。
寒くなきゃ、シャワーで十分。

ぐらいのもの。



フロ。
嫌いなわけではない。
ただただ興味がないんである。



温泉ったって、フロじゃん。
という考えだから、旅行先でもいつも、部屋のシャワーですませる。
石和でも秋保でも猪苗代でも道後でも、そうだった。

まだいくつか有名な温泉に行ってるはずなんだが、
どこに行ったかすら、覚えてない。



今回の岡山旅行では、2泊目に児島という温泉地に行った。
瀬戸大橋の本州側のキワ。

ニョボは温泉もフロも大好きなので、
旅行に行くとだいたい、1泊で4回も入る。
夕方に宿に着いて1回、夕飯後に1回。
朝、起き抜けに1回、朝飯後に1回。とか。

どんな労役だよ、と。



対しておれは、いつもどおり部屋のシャワーを浴びる。

露天風呂から帰ってきたニョボのひと言
が、きょうの主題。
「ダンナ、ひょっとしてカラダに自信がないからなの?」

ドヒャー。ナニソレ。



確かに、あらためて正面きって
「カラダに自信があるか?」と問われれば、
胸を張って「ある!」といえるほどの
自信もバディーもバカさ加減も、ない。

でも、おれが共同浴場(っていうとちょっとメルヘンだよね)に行かないのは、
たんじゅんにめんどくさいからであって、
べつにカラダに自信がないからでは、ない。

よしんば、カラダに自信がない、という理由があったにせよ、
第一の理由にくることは、けしてない。



それをいまさら、
あまりにも正面きってそう問われちゃうと、
「ひょっとしておれ、カラダに自信がないからなのかも」
と考え出しちゃったりするもんだから、フシギだよね。