「ランナーズ」。ひさびさに読みごたえのある号だった。
表題は、あの、中山竹通の言。
巻頭対談として、川内クンと語っている。
「新旧『型破りランナー』のマラソン哲学」というテーマ。
いつまでもいちいちカッコいいぜ、中山。
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この名言の全容はこんな感じ。
―「型破りなランナー」だと思われていることに関して、どのように考えているのでしょうか?
結果的に自己ベストが2時間8分だったけど、ホントは4~5分台を狙っていた。その根底にあったのは、マラソンをヨーロッパの1500mや1マイルのようなスピード感のあるレースにしたい、という思い。10年先、20年先に展開されるようなレースをしてみたかった。大事なのは物事の先を見られるか? そして、それを誰が先にやるか? だけど、最初にやる人はデタラメだと言われる。
深い。
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ほかの特集記事もなかなか。
「空腹の底力」という記事にはちょいと魅かれた。
現代人は、エネルギーをとりすぎ。
適当な補給が必要なのは確かなんだけど、
にしたって、も少し摂取量を減らしてもいいんじゃね。
という見解。
人類の歴史を紐解けば、満腹の時に狩猟をする必要はありません。つまり我々の肉体は、空腹時に「動くべき状態」となり、満腹時に「休むべき状態」となるのです。
うーむ、確かにね。
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ついでに言っちゃう。
マラソンでいえば、夏はオフシーズン。
でもこのテの雑誌の夏号では
「夏もがっつり走ろうぜ」
みたいな特集をやってる。
いや、そのとおり練習をこなせれば速くなるのかもしれないケド、
なんというか、いわく言い難いイワカンをおぼえつづけてきた。
商業雑誌だから、広告をとるとか
そういう都合があるのかもしれんが、それはともかくとして
違うんじゃね、と。
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実際にまだ走り始めて2年ちょいだが、
現実もんだい、冬とか春秋とおんなじ練習はできるわけない。
くそ暑い夏には距離を走るのは難しいし、
逆にくそ暑いからこそできる練習もあるとおもう。
あるいは、ジョグじゃない夏のスポーツに取り組んでもいいとおもう。
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そこらへん含め、せっかくだから今夏はその
「くそ暑いからこそできる」に取り組もうと目論んでいる。
具体的には、まだなんにも考えてないんだがなっ。
その前に、最近シーアーテーイーで全然走れてないから、
はやくフッカツしなきゃならんのだがなっ。