キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

絶望感しかない―塩原温泉湯けむりマラソン

4/28の土曜に、温泉街を10km走ってきた。
というわけで、ジャーン(↓)。


2012塩原10km

コースは平坦なところがほぼなかった。
にもかかわらず、42:45。
去年11月の川崎国際がやっとこ44分台だったから、大幅なPB更新。
グロスタイムのみだが、スタートのタイムロスは4秒ぐらいなので、実際ほぼこんな感じ。

「10kmなんて調整して臨んだわけじゃないし、別にいいんだけどね」
という、ツンデレ。



表題は、べつに文学してるわけでも、中二病がぶり返したわけでも、つらいことがあったわけでもない。
もちろん、このレースに不満があったわけでもない。
たしかに距離表示がほとんどまったくない、というのはそれなりに絶望感だったが、まあいい。

ただの流行語大賞、なんである。



事前の通知では、スタートが一般道ということしか知らされていなかった。
土地勘があるわけではないので、どういうコースかはネットや資料の地図で確かめるしかない。
どこにゴールをするかも、スタート直前までわからない。



ちょっと話が時系列的に戻るが、
那須塩原へは当日、オンナコドモ(妻子ね)とクルマで行った。

レースのスタートが9時すぎ。
エントリーは8時まで。
4時には家を出なくてはならない。

朝。
こういうときはアドレナリンが出てるから、目覚まし時計が少し鳴りゃ、パッと起きれる。
計画どおり家を出る。

朝早いから、世田谷通りはガラスキ。
ところが環八に出たとたん、ものすごい渋滞。
ゴトービ? くらい。

逆算すると、さいあく5時半には外環に乗らないとなのに、
5時の時点で上北沢だか、芦花公園だかあたり。

家から練馬インターまでは20km弱、芦花公園までは4,5km。
絶望感しかない、のコトハジメ。

練馬から外環に乗り、東北道で行く予定を、
下高井戸から不慣れな首都高で、東北道コチラの標示だけを頼りに突き進む。



ううむ、逐一書いてくととてつもなく長くなりそうなので、カツアイ。



まあ、経路変更が奏功して、余裕たっぷりの塩原入り。

着くと、開会式の会場は小学校のグラウンドであることがわかった。
オバチャン、じゃなくて千葉ちゃんがあんな感じで元気に話してる。
メインコースの一般道から100メートルぐらいの急坂を2本上った高台にある。

「いやいや、ゴールがコッチじゃなくてよかったよな」
と、いっしょに走ったポエ夢センセイと話してたら、
まさかの「ゴールはコッチ」。

ラスト数百メートルでの心臓破り。
ハートブレイク。
もう、絶望感しかない。。。



うーん、逐一書いてくととてつもなく長くなりそうなので、カツアイその2。



今回、10kmマラソンを目的に那須塩原まで行ったんだが、いつからか、
ポエ夢センセイのご両親の家にお世話になることがメインにすり替わっていた。

そうじゃなきゃ、オンナコドモなんか同行するはず、ない。
は、いいとして。

10kmを走り終わり、温泉でも入っていくかという話になったところ、
ポエ夢センセイ「親がタダ券をくれたので、そこ行きましょう」

ぬぬぬっ。

温泉が気持ちよかったので、ノンビリ。
水風呂とふつうの風呂を3往復しちった。



ちなみに、3往復。
家族旅行に行くと、石和だろうが秋保だろうが内風呂でシャワーで済ませる。
でおなじみの風呂嫌いなおれが「ルカワがパスする」ぐらいの快挙。
なんである。



温泉から上がり、興に乗るままあんま機で足のマッサージをしていると、腹が減ってきた。
おれ「昼飯どうしよっか?」
ポエ夢センセイ「家で両親と奥方がBBQの用意してますっ」

ぬぬぬぬっ。



万事そんなぐあいで、おとといきのうと歓待されまくった。
まじ、ありがてえ。

ビバ、リタイア後の田舎暮らし。ビバ、ブルジョア。
飲みまくり、食いまくり、歩きまくり、ポエ夢王子におびえられまくった。

ムスメなんか大喜びで、ポエ夢センセイのご両親になつき、すっかりテメエん家モード。
「お腹すいちゃった。朝ごはんなーに?」
などとぬかしだつシマツ。

にょぼは、ジェラート屋、ダブルコーンを3回もおかわり。
あげく、腹をこわして
「武士はドブの中でも前のめりに倒れて死ぬのじゃ」
などと、巨人の星の受け売りをぬかしだすシマツ。

おれもおれで、山菜採りとかはしゃぎすぎ、
アブに食われて腕を腫らすシマツ。



もう、10kmマラソンも絶望感もカンケイねえじゃんか。