キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

草刈りの手を休めるオッサン

直近の仕事で、「問題解決」にまつわることをやってる。

解決するためのいろんな要素があるなかで、
要するに、の1つに
もんだいの根っこは何なのかを知らないと、的外れな対処法しちゃうよん
というのがある。


まあ、仕事はいつもどおり
2週間ほど1人で勝手にテンパってたんだが、
なんとなく一区切りついたような気がしたので、
ジョグを再開した。

去年の暮れに、同なじような状況で
12kmをゴンゴンとばした挙句、シーアーテーイーで数ヶ月走れなくなったので、
リハビリのつもりで7kmをゆっくり走ることにした。

いいオトナのたしなみとして、同なじ失敗はくり返さねえ!



きょうは風が強かった。
川側から陸地側へ。
つまり、ジョガーとしては横風。

走ってると髪が全盛期の安全地帯みたいになる、程度につおい風。



新二子橋の手前で折り返し
渋谷区のグラウンド群にさしかかる。

ヘージツの午前中、
グラウンドを使ってる人なんていない時間帯だからか、
オッサンたちがメンテナンスをしてる。

野球場では、外野の草(たぶん芝じゃない)を草刈り機で刈っていた。

あいかわらず風がつおい。

ここは、向かって川から
川、グラウンド、おれが走ってるグラウンドすぐ脇の道
の順に配置されている。



おれが野球場の横にさしかかったとき、草刈り機が止まった。
そしておれが野球場を過ぎたとき、ふたたび草刈り機が動き出した。

止まったときは
「ああ、止まったんだあ」
ぐらいにしかおもわなかったが、

ふたたび動き出したときは
「おお、おれに草がかからないように止めててくれたんだあ」
と気づいた。

オッサン、グッジョブ!
マジで「お気遣いありがとうございました」とか、あいさつに行こうとおもった、ぐらい。

いいオトナのたしなみとして。。。



ここからはたぶんに妄想なんだが。



冒頭の問題解決みたいな考え方をすると、
このオッサンは、
「自分は何のために草を刈っているか」を十二分に理解してる、
といえる。

つまり、「みんながグラウンドを気持ちよく使えるため」なわけで、

厳密にはグラウンド自体じゃない、
側道を走ってたおれにさえも、
気持ちよく使えるように(草がかかって不快なおもいをしないように)、
草刈りの手を休めたんである。



グラウンドの草を刈るのはどうしてか。
カンタンに考えりゃ
「草が伸びてるから」
「グラウンドをきれいにメンテしたいから」だろう。

まあその延長線上に
「そこでプレーする人が使いやすいように」
というのもある。それはちょっと考えりゃわかる。

ただ、
「じゃあ、使いやすいってどゆこと?」
みたいなことを考えないと、
このオッサンみたいなおこないはできないだろう。



長ったらしい × リクツっぽい
のはいつものこと。
そんくらい、おれはイタく感動した
ということを、いいたかっただけ。