大学の先輩、アッキーさんがありがたいコメントを入れてくれて
なんとなくおもっちったこと、なんである。
これに似たようなこと、書いたことがあるような気もするし、ないような気もする。
んだが、
重複をおそれず、以下!
*
いちお、復習。
鉄人みずから、おのれの記述をもいちど引っぱりだす。
さて『とめはねっ!』。
いま隔週連載らしいんだけど、7巻が出たのが半年前。
単行本の発売間隔が長すぎて、
最新刊が出たころにはそれまでの話を忘れちゃう。
アッキーさんのコメント。
今連載中?(なんか完結したっていうのが、記事になってたような。)のスティールボールランのまきを読むんだが、これの単行本が3,4ヶ月に1冊の発行でなかなか読み終わらん。途中でどこまで読んだか、読み直してもどこまで読んでたか思いだせん。
全く、やんなっちゃう。
*
たとえば『キャプテン翼』。
いまでも
「13巻から中学校編ね」
などと覚えている。
うわあ、当時の単行本の画像がamazonにちゃんとあるゾ!
かたや『キャプテン翼 ROAD TO 2002』。
(同なじキャプ翼だからいちおうね)
サッカーボールみたいな髪型をした沢田タケシって何巻で出てきたっけ?
まったく思い出せない。。。
*
この差はどうしてか?
もちろん、作品のクオリティーはさておきますよ~。
などというよぶんな茶々はいいとして、
おれは、これこそが子どもとオトナの差だとおもう。
表題で弊害とゆったものの、ちと違う。差、なんである。
※『キャプテン翼』13巻発売が1985年、おれ11歳の小5。
『ROAD TO 2002』をやってたのが2000年代前半、おれ30歳前後。
差って、かんたんにいうと2つあって、
1つは時間的なよゆう、
もう1つは経済的なよゆうの差。
*
小学生のころ、おれの1ヶ月の小遣いは
「学年×100」だった。
3年生なら300円、4年生なら400円、というぐあいに。
かたや週刊少年マンガ誌連載の単行本が出るペースって
3、4ヶ月に1冊だったとおもう。
当時は1冊360円だったかな。
だからだいたい、単行本の新刊を買うと1ヶ月の小遣いがほぼすっとぶ。
逆に「キャプテン翼の新刊が○月に出るから
今月の小遣いはそれにつぎこまなければ」
などという皮算用をたてていた。
たぶん、おれの小遣い額とか消費サイクルって、
当時の小学生の平均的なとこだろう。
あとは駄菓子屋でうまい棒とけんちゃんラーメンを食って、
ゲーセンでギャラガをやればすってんてん、
みたいな。
*
小遣いのなかで、それだけの高い割合の消費をして手に入れた単行本。
そりゃあ、大事に何度も何度もくり返し読むですよ。
次の新刊が出るまでの3、4ヶ月、
続きを楽しみながら飽きもせず。
ちょっと飽きたら、既巻を反すうしつつ。
ガッコのベンキョーではとうていやらないような、
復習のオニ。。。
だから「13巻から中学校編」みたいなことは、
いまでも忘れない、強烈な記憶としてすりこまれてる。
*
対して。
オトナになると、それよりちょっとはカネはある。
かつ、時間はない。
単行本1冊の価値は、小学校時代にくらべて
相対的に低くならざるをえない。
小学生時代よりちょっとは忙しいから、
3、4ヶ月もの間、何度も読み返すなんてことはしない。
だから、新刊がでるころには
「このマンガ、おもしろかったよなあ」
という記憶だけが残ってて、ストーリーは覚えてない。
けっか、上のおれとかアッキーさんのコメントみたいな話になっちゃう。
んであろう。
あまつさえ、完結してから一気にその作品を「オトナ買い」して
いきおいで数日で読んじゃったりすることもある。
これはやっぱ
オトナになっちまった弊害
なのかもしれん。
*
表題に「弊害」と掲げて、途中で「差」といいなおしたものの、
やっぱ「弊害」でいいんじゃね、というカザミドリっぷり。
目をつぶろう。
そーゆー、オトナの情報の消費しっぷり(?)は
たぶん弊害にほかならないんである。
ほかならなくはないかもしれんが、
確からしく弊害である可能性も否定しきれない、んである。
というオトナ的なリスクヘッジの弊害。
言葉アソビに過ぎる。。。