キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

深読みはしない


土日にチョロチョロっと読んだ、荻原浩モノ。
いや、どーしたものか。大半をすっとばしてしまった。
アマゾンの内容紹介によると、こんな感じ(↓)

木はすべてを見ていた。
ある町に、千年の時を生き続ける一本のくすの巨樹があった。千年という長い時間を生き続ける一本の巨樹の生と、その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが、時代を超えて交錯する。


よくわからん。
要するに、
クスノキ周辺で起きる、時代の異なる8つの物語が収録されていて、
登場人物とか、なんとなくつながりがある、という構成。
こーゆーの連作短編集ていうらしい。

一読して、いやはや困ったとおもった。
オレにとっては、この本のいいたいこともおもしろさも
まったくわからんのだ。

共通のステージとしてクスノキが設定されているが、
別にクスノキである必要性を感じないし、
なんの救いも見出せないまま、ひたすら暗い物語が紡がれていくし。。。

アマゾンのレビューやら、ほかの人のブログやらを見たりする。
わりと「おもしろい」という評価であふれていたりする。

オレのほうがズレて(orピンボケor読み方が浅い)いるのかと
不安になる。
でもしようがない。わからんものはわからん。
ということで、
深読みしてわかった気になるのは、やめておくことにした。

1つだけ。
そうかもと、ちと反省したのは、
自分の頭のなかに荻原浩像ができていて、
そこからはずれたこの本を、理解することを拒んじゃったのかなあ
ということ。

甘味処であずき白玉ぜんざいを頼んだら、4辛のチキンカレーが出てきたパニクリ、
みたいな。
こんなたとえ、自分で言っておいてよくわからん。

まあ、話し出すとキリがないが、
荻原浩的なものを求めて本屋でこの本を手にとったオレと、
実験だか新境地だか隠しておいた引き出しを開陳した荻原浩で、
たまたま今回はベクトルが違ったということで。