もう5、6年経つだろうか。
爆笑問題の太田光が処女小説を出したころ
「村上春樹なんか、クソほどもおもしろくねえじゃん」
みたいなことを言った。
*
まあ、爆笑問題の太田だからってんで
ネットでいろいろ叩かれた。
バッシングはきわめて直接的であり
ちょっと、冗談が通じない
うちのばあちゃんのようでもあったが。
おれはこの太田の発言が大すきで。
何でかっていうと、表題みたいなことで。
芸人魂、みたいなことで。
*
説明すんのがヒジョーに野暮ったいが。
それは太田が村上春樹をほんとうは
どうおもってるかとかどうでもよくって。
「おめえの小説こそ、ぜんぜん売れてねえじゃねえかw」
「なんの賞にもひっかかってねえじゃねえかw」
「そんなおめえが、何、いっぱしに村上春樹disってんだよw」
って、ツッコミ待ち。
ツッコまれてはじめて、成立するボケで。
ツッコんでくれってウズウズしてるのに。
「てめえごときがエラソーに!!!」
って、ガチdisられちゃう。
*
そうじゃねえんだよ。
こいつはただの芸人なんだよ。
芸人ポジションを貫いてるだけなんだよ。
っていう。
そこをガチでdisっちゃったら
立つ瀬がないじゃんか、っていう。
*
ひるがえって。
太田と同列に語るのはアレだが。
こんなクソ辺境でもそうすることはあるし
こんなクソバカでもそうすることはある。
けっこう、ある。
ひとつ、たぶんわかりやすい例を挙げると。
フジヤマさん(サブ40)への伝統芸能。
「サブフォー目指してがんばりたまえよ」
そんなん、文字どおり取られたら、
キクチお手上げだぜ。とか。
*
そういうの。
ミエミエでやることもあれば。
気づかれてもいいなってやることもあれば。
気づかれないようにやることも、ある。
とかは、いらねえ情報だな。
いや、ブログ周りにかぎらず、仕事でも。
むしろ仕事でやることのほうが多いかも。
コレもいらねえ情報だな。
とか言いつつ
「アレってそういうことでしょ」
って適切にツッコまれたり
ツッコミがじぶんの想像の
はるか上だったり斜め上だったりすっと
なんだかうれしくなっちゃって。
「一杯、飲りませんか?」
って言いたくなっちゃう。
仕事にかぎらず、ブログ周りでも。
うん、コレもいらねえ情報。
*
で、その。
ハナシがややこしくなるというか。
あえてややこしくするようなもんだが。
「ツッコミ待ち」ったって。
それはなんていうか気概のもんだいで。
コソっとほくそ笑みたい
じぶんの性格の腐ったぶぶんでしかないので
「ツッコんでくれーい!」(←超絶流行語)
って言ってるようにとられると
のべつ、そんなことばっかでもないし
それはそれでめんどくさいし、そうではない。
って物言いじたいが、すでに
めんどくせえなこいつだw
*
じぶんがそんなんだから
ヒトサマのブログや言動に対しても
ひょっとしたら要らないかもしれない
深読みや妄想をついつい、したがる。
もとい、しがち(←ごえもんさんなてい)。
当たってるとか外れてるとかは
どうでもよくって。
そういう種? をヒトサマのブログでめっけると
なんだかワクワクしてくる。ほう。
*
。。。
*
このエントリー、何言ってるかわかりづれえな
とか、着地点をかんぜんに見失いつつ。
たぶんおれ、クソ辺境で
こういうこと書いてるのがいちばん楽すい。
って、気づいた。
休み中で、いつもにも増して
誰も読んでねえだろうし、やってみたなり。