キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

リレマラロスと6時間リレーの経過―ゆめのしまリレーマラソン

リレーマラソンのつづき。3回目。
朝起きてから6時間リレーまでの経過を、備忘も兼ねて。 ====


いやあの。
昼間のエントリーを書いてたときもおもったこと。

せっかくいいネタなのに、おもしろくなる糸口がつかめねええええ!

なんの起伏もねえ。
小手先だけのエントリー。

原因はカンタンだ。
ただの行動記録を書こうとしてるから。
図らずも、というか。
日誌的以外の糸口がビタ一文つかめないから、なんだケド。



チョー、アタリマエなこと、言いまーすっ。

なにかをものしようというとき。
まず、「誰に向けてるか」
そして、「何を伝えたいのか」
定まってないと、どうにもならない。

クソ辺境のバヤイ。
前者「誰に」はキホン、ノー問題。
いつなんどき。雨が降ろうとヤリが降ろうと「じぶん」がどこかしら、含まれる。

いま、後者「何を」が、チョー問題。
まったく定まらない。
ムリヤリのダジャレで決めるならば、フロート、してる。

ムリ「ヤリ」が、「フロート」してる。。。



うん、きょうはいちんちダメな日。
ことほどさようにですわ、って感じ。



定まる的なこと。
ブログにかぎらず、何でもそうだ。
「誰にでも愛されたい商品」なんか、ヒットするわけねえ。
「『どこを切り取っても絶景』を『どこを切り取りもせず撮った写真』」なんか、吐いて捨てちゃえって感じだ。
みたいな。

「アタリマーエのコトしか、イッテマセーン!」
とりあえず外人っぽく言って、いきおいでお茶を濁せってていで。

恥ずかしくって、しっかたねえでーす。

そしてコレ、何を伝えていいのかわかんないので、
とりあえず、日誌日誌、しときまーす。



ぐぬぬ。



ホント、じぶんでもおもいも寄らなかったぐらいの
「リレマラロス入りました!」




というわけでございまして。
たけしなていで。

とりあえず日誌、しとく。



○6時X分、大きめの地震で目覚める。
○あわててムスメの寝床を守りにゆく。
○すっかり、目が覚める。
○目覚ましをかけたのは6時半。その数十分が痛かった。
○「24時間後も起きつづけて走ってるのかあ」とちょっと途方に暮れる。

○モチ3ケ。食う。
○マラソンの勝負シューズ、ターサーと、10k以下のガチシューズ、タクミセンを迷いに迷ったすえ、ターサーを選択。
○9時。リュック2ケ背負って、駅まで歩いてデッパツ。11時集合のお約束。
○9時25分の鈍行に乗る。新宿まで爆の睡。
○10時05分、新宿着。
○新宿でりんかい線に乗り換えようとする。

○新宿から新木場まで30分。新木場から競技場まで10分。
○次のりんかい線は10時30発。まさかの20分待ち、間に合わん!
○いわさんに申しわけが立たねえ。メールする。
○いわさん、まさかの「もう着いてまーす」
○図々しくも、陣地確保を打診。

○11時10分。いわさんと邂逅。
○いろいろしてるうちに、あっという間に13時のスタート時間。
○15分前にスタート地点に行く。



以下、走った内容を軸に。



1本目13:00~(2周弱/10:12/キロ4:08)
3:33、3:54、2:45(5:50)(2.47km)

ラップはガーミンヌベース。
1つめのカッコ内は、端数のキロあたりラップ。
2つめのカッコ内は、ガーミンヌのGPSキョリ。

以下同。

スタート地点で横にいわさんがいてくだすって、むちゃくちゃ心づおい。
あまり飛ばしすぎないように心掛けるも、1kめ、まさかの3分33。
ひとりで1kTTしても3分30ぐらいなのに。

よゆうで、進む。

第1走者は10分経過するまで交代できない。
3周するのはアレなので、封鎖されてる中継地点の入口で、止まって待つ。。。
待つこと30余秒。封鎖が解かれて即、交代。
アンジェルス、ぐらいの、ロス。疑惑。

イーグルサム!



2本目13:43~(2周/9:48/キロ3:47)
3:45、3:52、2:13(3:41)(2.59km)

「きょうは6時間の部はキロ4分を通そう。12時間もあるし」

そんな儚い願いも、アドレナリンに叩きのめされる。
とくにガンバリすぎてる感もなく。

走り終わって、「まだ1時間も経ってねえんだ」って途方に暮れる。
ネット速報をみたら、まさかの30位。



3本目14:28~(2周/10:57/キロ4:14)
4:20、4:21、2:15(3:50)(2.59km)

いわさんもアドレナリン出すぎてる感じ。
「ちょっと、ゆっくりいきましょう」と談合。
サブスリーペース(キロ4分15秒)に落とすことにする。

ここらへんのさじ加減がむつかしい。
アドレナリンが、ジャマだ。



4本目15:15~(2周/10:19/キロ4:00)
4:00、4:02、2:17(3:51)(2.58km)

3本目にサブスリーペースでいったが、
なんだかぬるすぎる気がした。

「てめえは18時間を視野に入れてねえで、ちゃんといまの6時間をがんばれや!」

せめてキロ4ってことでいわさんと合意。
うまく調整できた。



5本目16:02~(2周/10:19/キロ3:55)
3:55、3:55、2:27(3:55)(2.62km)

残り3時間。いちばん疲れてきて、途方に暮れる時間帯。
4本目と似たニュアンスだが、なんだか数倍つらい。



6本目16:48~(2周/11:22/キロ4:20)
4:17、4:33、2:32(4:06)(2.62km)

疲れもたまってきたし。
「もう一度、3本目のペースに落とそう」
って、ことにする。

ペースが一定にできない。



7本目17:36~(1周/5:00/キロ3:48)
3:47、1:13(3:50)(1.32km)

ラスト90分。
最後にそなえて体力をそなえようと1周のみ。
も、「1周のマンブリしてみよう」とおもいたつ。
疲れも相まって、中途半端によけい疲れる。

速報で、35位くらい。
12時間のメンバーが到着しはじめる。
休憩は、12時間のための準備に追われる。



8本目18:12~(1周/5:32/キロ4:16)
4:16、1:16(4:14)(1.30km)

ラストにそなえて、本気でセーブ。
軽く流しっていう感覚。

12時間のメンバーがそろったので、コールを済ませる。

汗だく&ランシャツのまま受付にいったら。
「個人12時間の方はこちらですよ」
って、反ギレ気味に誘導される。

いえ、違いますんですって、っていう。
安心してください、っていう。
チームですから、っていう。



9本目18:48~(2周強/10:35/キロ3:59)
3:51、4:10、2:34(3:53)(2.66km)

残り12分。
1周1.25k。
だいたい5分かかるので、どう考えても3周はムリ。
2周をマンブリすることを心掛ける。

このリレマラ。
「制限時間に何周終了していたか」で順位が決まるゆえ。
2周を少しでも早く終えているほうが順位に反映される。

最初から突っ込む。
も、2周目に入ってから、カラダが動かずペースダウン。
「ガクッ」って音がリアルに聴こえる、ぐらい。

でもそこは、リレマラ効果っていうかタスキ効果。

体調が万全ではないのに来てくれた仲間。

奥さんが出産したばかりなのに参加を決めてくれた仲間。

ふだん、ジョグをさぼってばっかなのに、一週間前からはりきりだしたにょうぼう。

二日酔いが抜けるどころか、走ったら逆にリバースしそうになって、なおかつがんばってる仲間。

直前に無念の故障で、来られなくなった仲間。

いきなりの代役をこころよく引き受けてくれた、いわさん。

ここまで気持ちをこめて
タスキをつないできてくれたメンバーの顔が浮かぶ。
キツイとか、関係ねえ。

熱血路線か?



12時間の部のひとたちもすでに集合してる。
ぶざまなザマは、見せられねえ。

でもこの段階で12時間のこととか、後先は考えてない。
必死に漕ぐ。
ラストの直線、酸欠になるていどにダッシュ。

2015-09-12-19-38-26

34位。
去年70位台だったので超絶大躍進というか、大健闘だが。

あと1秒で33位になれなかった。
むしろそっちが申しわけねえって気分で
あっぱいいっぱいうっぱい、って感じだった。

ともあれ、40すぎてセーシュンだねっ。
ヒューヒューだよ、って牧瀬里穂なていで。



ここらへんの記憶があやふやなんだが。
とある村のmizoreさんが、おれらの陣地を訊ねてくだすった。

スタート前。
スタートライン横にイモトアヤコメークに
セーラー服姿の集団がいた。

度肝を抜かれた。

終盤だったか、ゴール後だったか。
そのうちのひとりがmizoreさんだと判明した。

mizoreさんにはお会いしたことはなかったが。
12時間のメンバーの何人かは顔見知りで。

「あれ、mizoreさんじゃね?」
って途中から口々に言ってた。
でも、お顔を存じ上げないおれからすりゃ。
そんなん、ただの分身の術だ。

イモトアヤコがいっぱいかつ
mizoreさんがいっぱい、って感じでしかない。

せっかく来てくだすったのに、走ることにテンパってて。

ほんとうにご挨拶ていどに名乗ることしかできなかった。
「お会いしたかったです」って言われて。

それはコッチのセリフだぜ、バカヤロコノヤロ。
と、おもった。

でも、超絶人見知りはそういうことに、30分後ぐらいに気づくもの。
後悔先に立たず。
後にも先にも、立たず。

ん?

走ったことより、mizoreさんの記述、多くね。
措く。
そんくらい、うれしかったのだ。



6時間の部の仲間たちが、後片づけをして去ってゆく。
これから、新宿でウタゲなんだそうだ。

うらまやすい。
おれも、トンヅラして加わりたい。
そして、充実感いっぱいにカンパイしたい。
シュワシュワしたものをクチに含んでプハーとか、言いたい。

と、おもいつつ。

これからがほんとうの闘いだなっておもう。
「ほんとうの」っちゃ、6時間の仲間にシツレイだな。

「次なる」だな。



でも。
ちょっと、待てよ。
おれ、6時間で全力を尽くしすぎちゃった。

12時間のスタートまで、あと1時間。
13時間後にゴールウッヒョーイ!
ってやってる像が、イメージできない。



ぶじ、12時間後のゴールを迎えられるんだろうか?

12時間の部のメンバーは、やる気にみなぎってる。
「おれ、第1走でいくっす」
「トップで帰ってきます」

なんて声が届いてるが、かんぜんにヒトゴト状態だ。

やべえやべえ、どうなるんだろう?


そんなこんなで、12時間のスタートを迎える。
つづく。
あと、2回か3回ぐらい。