初日の朝、妹からこんなメールが入った。
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※以下、写真はないがじゃっかんのシリアス注意。
※FBでつながってる身内のみなさん、もしコレ読んでも当面、口外無用で。然るべきときがきたらこっちから連絡する。
※じゃあそんな身内にも言いたくないこと、何でブログに書くのかねってツッコミはスルー。措く。措き隊。
※というわけでコレ、書こうかチョー迷ったが、得がたい記録として、あとある意味「オイシイ」のでゴー・オン!
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《緊急》お母さん倒れた「うへええっ!」と。
今緊急隊から電話が来きて今朝早くに頭痛があり、お母さんが自分で119番したよう。
ろれつが回ってないので、三鷹市の杏林大学病院へ救急搬送されるとのことで、【妹名】これから向かいます。
何かあればまた連絡します、とりあえず一報(原文ママ。以下同)。
その時点でおれ、羽田空港の出発ロビー。
熊本行きのANA、搭乗手続き済み。
帰るにもどうかなって感じの状況で
アタマ、ホワイトアウト。
「状況がわかんなすぎるので、とりあえず飛行機に乗ろう。脱水症状とか熱中症かもしれないし」とおのれに言い聞かせる。
飛行機を降り、キクチがキクチに向かう。
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昼前。
キクチがキクチにアライブしたころ続報。
《速報》病院ついた「脳梗塞」とか「脳出血」
とりあえず生きてます。意識あり、多少ろれつが回りませんが、会話もできる状態。
状態は右小脳の出血性脳梗塞。恐らく、不整脈でできた血栓で脳梗塞が出来て、流れて一部出血。みたいな流れかな、と先生の見立て。
治療についてなどの詳細はまたこれからCTとったりしてからなので、落ち着いてから報告します。
お母さんも心配かけて気にしてるようなので、旅行続行してて大丈夫(顔文字)
ってワードにビビソマクソしながらも
即、激ヤバって感じではないことに一安心。
帰るまでは、なるべくあんま考えないようにする。
遠く九州でおれが妄想したとこで、母親がどうなるもんでもないし。
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夕方。
入院手続きなど終わり、CT再検して、今のところ脳梗塞部分も出血箇所も手術が必要な状態まではいってないようです。
場所が小脳なので、どっちかが脳幹や髄液の通り道を圧迫するように膨らんできちゃうとヤバいって話らしい。
今はそこまでいってないので、点滴で血圧やらの投薬治療。2~3日間が変化しやすい(容態が急変しやすい)とのこと。
わが家からだと、緊急時の移動に難があるので、お兄ちゃん達が帰ってくる22日迄は、イズタマに泊まって動く予定です。つーわけで今イズタマ着いた(顔文字)(イズタマ=和泉多摩川のおれんち)
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2日目夜。
こんばんは(顔文字)
母ちゃんは、良くも悪くも容態変わらず、て感じでした。
で、明日は何時くらいに帰ってくる予定ですか?
細々とした話もしたいので、明日もイズタマに泊まって、明後日帰ろうかなと思ってます。
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3日目夜。
飛行機お疲れ様でした(顔文字)
(中略)
お母さん、今日見舞ったら気持ち悪いのとか少し落ち着いてきたみたいでした。まだSCUだけど、ひとまずほっとしたー。
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というわけできょうの昼間。
病院へ行ってきた。
仕事はもともと休みをとってあった。
旅行は月火水だったのに
火水木だとおもいこんでて
休みますって言っちゃってたおれ
ナイスファインプレー!
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で、以下。
きょうの病院での母親との会話形式をば。
その前に前提事項を挙げとくと。
○母とおれさまちゃん家族は同居してる。
○母は65。まだはたらいてて、毎朝5時には家を出る。
○おれたちはこの日5時に起き、6時に家を出た。
○なので、母はすでに仕事に出かけちゃったとおもいこんでた。
○母はこの日、朝3時ごろからアタマいてーとおもってたらしい。
○で、仕事を休んで、じぶんの部屋で寝てたらしい。
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あ、会話形式の前に。
やっぱ「脳梗塞」ってコトバにビビソマクソ(びびりまくり)だった。
妹によると会話はできると訊いてたのだが、状況がよくわからない。
「ふつうの会話」なのか「こっちの問いかけに対してイエスノーぐらいはする」なのか。
カラダの右側がマヒ気味だと訊いたが、程度がわからない。
「正座しすぎて脚がしびれたときぐらい」なのか「まったく自由が利かなくて固まってるぐらい」なのか。
ここでさいあく、という例で出すのはおかしいのはショーチで。
さいあく
「ビートたけしがバイク事故の復帰会見をしたときのような、人相の変わりよう」
「長嶋茂雄が面前に復帰したときのような半身の不自由さと、喋りのつたなさ」
を想定して面会に臨んだ。
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じっさいはきょう、(4日目)現在。
○とりあえず、おれらにも看護婦さんにも、ずーっと喋ってる。
○声はふだんよりだいぶ小さいし滑舌もよくないが、脳から血が出たとはおもえない程度にふつう。
○右手も右脚も、多少しびれはあるというが、動かせてはいる。
○起き上がれはしない。トイレに行こうとしたが、気分が悪くなってダンネン。
からげっとまあ。
今後、本人もまわりもちょっとだけがんばんなくちゃね。
という感じ。
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ちなみに。
○ふだんは、とにかくずっと喋ってる。
○そして、声がやたらでかいうえに、テレビでいうと音量40ぐらいで、調節機能はナシ。
○でいて「あんたはサトラレか!」ってぐらい、おもったことをぜんぶ音声にするタイプ。
○「あんたはナイショ話のつもりかもしんないケド、ソレ、向こう三軒両隣までまる聞こえだわ」ぐらい。オールウェイズ。
会話形式。
いいから早くはじめやがりますかね。
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(おれ)いやいや、タイヘンだったね。でも、おもったよか一大事って感じじゃなくてよかったわ。
(母)まったく、とんだメーワクかけちゃって、ねえ。
(おれ)何だって? 3時くらいからおかしかったんだって?
(母)そう! もうコレはタダゴトじゃないなって。じぶんのチカラじゃ病院に行けないなって。
(おれ)おれを叩き起こして「救急車呼んでくれ」って言やあよかったのに。
(母)旅行に行けなくなったら悪いじゃない。だから、アンタたちが出かけたら救急車呼ぼうって。
(おれ)ナニソレ? そういうもんだいじゃねえだろ。じゃあアレ? 下の階でおれらがゴソゴソ用意をしてる音を聞きながら「いいからおめえら、早く出てけ!」とか?
(母)そうそう!「アンタたちが出てったら、アタシは自由。大手を振るって救急車呼んでやる」っておもってたね。
(おれ)ナーニー!? 脳梗塞とかって時間との勝負だっていうじゃん。「おれらが外に出てく」どころか「母ちゃんがこの世から出てく」ピンチだったんじゃねえか!
(母)だからそれね、救急車ではナイショにしたのよ。
(おれ)で、てめえで救急車を呼んで、「ハーイ、ここでーす!」と。
(母)そうそう。「カギは開けてあるので、入ってきてください」って。
(おれ)。。。
(母)それでね。救急車の中でご家族に連絡をって言うから「ムスコ家族は連絡がつかないところにいます」って。じゃあほかのお子さんは? って訊くから「心配かけるので連絡したくないです」って言ったら、そういうもんだいじゃないでしょって。
(母)しようがないから【妹】にケータイしたわよ。「お兄ちゃんへの連絡は、しばらく経ってからにしてね」って言って。
(おれ)それ、連絡きたの、羽田で飛行機に乗る直前だよ。「いまそんな連絡もらってもどうしようもならないわ」って状況だったぜ。
(母)はあ、狙いより早く連絡しちゃったのね、【妹】。
(おれ)でもこう、そんな状況でよく、じぶんで119番したよね。
(母)「意識を失わなかったぶん、ご本人はつらかったでしょうケド、意識を失わなかったから取り返しがつかないぐらい深刻にならないで済んでる」ってさ。えへへ。
(おれ)えへへ、じゃねえよ。
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そんなこんなで。
いずれ母がもと通り元気になるにしても。
しばらく、おれの生活はわりと一変しちゃうかもしれない。さすがに。
共働きなので、ムスメっこの夜の面倒とか、実質いままで母親に頼んでたからなあ。
親不孝はさんざん積み重ねてきたが
親孝行的なこと、あんましてないので
ちょっとは考えようかなあ。
なんてな。
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とりあえずビアぼっち。
締切直前ぐらいにエントリーする気マンマン
だったんだケド、ちょっとムリっぽ。
ザンネン。
ことほどさように、ウタゲ関連は大幅に控えなきゃなんないだろう。
まあ、しようがない。
ただ。
日曜のOTTは予定どおり。
つくばのエントリーも、できたい。
あたうるかぎり、時間をつくってジョグをしたい。
時間によゆうがあるより、ある意味、うまくスケジュールコントロールでけるようになるかもねん。
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という誰得?エントリーでしたー。