ほぼ日の「今日のダーリン」について、
どこかで糸井重里本人が、
「アーカイブをつくらないのは、
私自身が残したくないから」
というようなことを言っていた。
最近、その気持ちがすごくよくわかる。
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おれの場合、ものごとは大雑把に2つに分けられる。
「ブログに書くようなこと」と、
「ブログに書けないようなこと」。
後者はたとえば、
プライベートすぎるネタや
おのれの偏った思想のたぐい。
エロや厨二病的なネタも、もちろん含まれる。
前者はブログに、後者はEvernoteに書く。
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そして、両者の中間に
「ブログに書けなくはないが、書くほどでもないこと」
もある。
あんがい、ある。
これこそが「今日のダーリン」的な位置付けになる
とおもう。
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「移動時間なんかにパッと見つけたり思いついたりして
ちょっと考えるけど、目的地に着いてしまえば、
何を考えていたかすら忘れてしまう」たぐい。
あるいは、
「考えごと自体が自分のなかでミョーに盛り上がって、
おもしろかったり下らすぎたりするけど、
目的地に着いてしまえば、忘れてしまう」たぐい。
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たいてい「忘れちゃう程度の重要度だったんだし」
とかたづけてしまうんだが、
そういうものごとを、記録しないまでも、
いちいち自分の頭のなかで整理しておく
(あるいはその場を設けておく)のは、
なんだかとても大切なことのような気がしている。
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けっきょく、おれは
「ブログの下書きのようなもの」も
「ブログに書けないようなこと」も
「今日のダーリン的なこと」も
いっしょくたにEvernoteに書き込んでしまう。
考えの整理が目的だから、
おのれの頭のなかがスッキリしてさえいれば、
いろんな文書がアプリ内でごちゃ混ぜになっていても、
なんらもんだいない。
と考えてる。
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まああの、
「書けなくはないが、書くほどでもないこと」
というのは、まさしく
このエントリーみたいなのをいうんだけどね。