「おれ、中学んときはホント、悪かったよなあ」
とかではない。
「おれ、知らないこと以外ぜんぶ、知ってます!」
とかでもない。
ものするときにちょっと気をつければ、
なんだか「カケル」人に見えるのにね。
という、独りよがりな判断基準を、ちょっとだけさらす。
いちおう補足。
ものする=文章を書く、カケル=書ける、で。
*
コレ、
文章がうまくなるスベじゃない。
あくまで、ハッタリききまっせレベル。
SNSの書き込みやらで、
内容はいい感じなのに、ああ、もったいなあってなる
ことがままある。
が、コトのホッタン。
*
即効性あるのが、
「やたらと漢字を遣わないこと」。
おれはきょくりょくひらがなに開きたいほうで、
たまに行きすぎて、よく「かえって読みづらい」とか言われたりすんだが、
それはさておき。
*
具体的に一例を挙げると、
有、無、事、他。
*
「あ、そこ行ったこと有ります」
ただの飲み屋バナシなのに、任地は極寒のシベリア。みたいだ。
あるいは駐車場を契約しちゃう、みたいだ。
「からあげ、あっという間に無くなっちゃった」
キサマを無に帰してやるぅ! ぐらいのド迫力。
「仕事で行った事有ります」
コトコト。。。あえて上の例文とかぶせてみた。
*
この3つ、全部からげられるじゃないか。
「有る事無い事」
うーむ、和尚さんが出てきそうだ。
*
「他になんか希望ある?」
いや、別にいいんだけど、
「他」って「た」と読む。「ほか」とは読まない。
とむかしどこかで教わった。
ほんとうかどうかは、知らんが。
それはいいとしても、
どこで飲むかを決めたいだけなのに
経営企画部の戦略会議ぽくねえか、
という。
いきおいで、
た!(↓)
*
あと、このハナシの流れとちょっと違うが、ついでに
等
を挙げちゃう。
このブログで何回かとりあげたかもだが、
そんくらい目につく。
「等々力等に行けば見れます」
なにがなんだかね。。。
「毎朝、走ったついでに腹筋、背筋、腕立て、スクワット、ランジ、カーフレイズ等をやってます」
腹筋、背筋・・・ってそれだけあって、
まだほかにもやってんのかーい!
走ったついでどころじゃねえじゃん。
と。
ひらがなを遣うとかじゃなくて、
なくても意味は十分つうじる。
*
復習。
「あ、そこ行ったこと有ります」
→「あ、そこ行ったことあります」
「からあげ、あっという間に無くなっちゃった」
→「からあげ、あっという間になくなっちゃった」
「仕事で行った事有ります」
→「仕事で行ったことあります」
「有る事無い事」
→「あることないこと」
「他になんか希望ある?」
→「ほかになんか希望ある?」
「等々力等に行けば見れます」
→「等々力(など)に行けば見れます」
「毎朝、走ったついでに腹筋、背筋、腕立て、スクワット、ランジ、カーフレイズ等をやってます」
→「毎朝、走ったついでに腹筋、背筋、腕立て、スクワット、ランジ、カーフレイズをやってます」
どうでしょ。
*
以上エラソーに、だが、
最後に念のためエクスキューズ。
エラソーに、だが、けして
おれが「カケル」わけではない。
ハッタリがきくかもね、というだけなんである。
ニンニン、なんである。
どんぐりマナコにへの字口、クルクルホッペは
素顔ではなくて仮面、なんである。
だいたい、
文章がうまくなるスベがあるんなら、
こちらこそ教えてほしいんである。