キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

いちばん好きな体育

ムスメは2年生。
きのう、2学期の終業式。
通信簿を持って帰ってきた。

成績はけして、人さまに誇れるもんではない。
そもそも親が親だし、ホドホドでじゅうぶんとおもってる。

まあそれでも、努力の跡がみられたので
「がんばったじゃん!」と声をかけた。
大げさ度120パーのテンションで。

まんざらでもないようすで、はにかんでた。



ムスメは2年生になってから
「いちばん好きな科目は?」と訊くと
一貫して「体育!」と答える。

1年生のころは「さんすう!」と、いっていた。
一貫して。

その変わり目でなにが起きたのかは、知らん。



ちなみに、
通信簿の評価はまだ低学年だからか、
教科ごとに3~6項目の評価ポイントがあり、
それに対して評価がなされている。
というてい。

つまり「国語が3」みたいな教科の総合評価は、ない。

たとえば国語は、
「大きな声で教科書を読める」
「内容を正確に理解できる」
「自分のおもっていることを積極的に発表できる」
といったぐあいに項目があって、
それぞれに3段階の評価がある。

評価ポイントの文面は、完全におれのイメージね。
だいたいこんな感じ、という。



ちなみのちなみに、評価の3段階は
「十分達成している」
「達成している」
「あと一歩で達成できる」
みたいな文面。

おれが小学校のときは
「たいへん進んでる」
「進んでる」
「遅れてる」だった、確か。

いやはや、昭和、ですな。
隔世の感、ですな。



話をもどす。



ムスメの通信簿をみると体育だけ、
ほかの教科とくらべて評価がちょっと低い。

親の目から見て、運動神経はごくふつう。
よくはないが、わるくもない。
そもそも親が親だし、の2回目。

ただ、女の子だから、かもしれないが
休み時間は教室でおえかきしてるっていうし、
ふだん、積極的に外で出て遊ぶ性質でもない。



それでもムスメは
「体育がいちばん好き!」
と答える。

一貫して。

おれはなんかこの
「けして得意ではないけど、いちばん好き」
というところに、すごく大きな意味が
あるようにおもえる。



好きと得意はだいたいにおいて、
イコールであるとする。

オトナになるとキホン
好きなことしかしないもの。

仕事となるとそうはいかねえだろ、
かもしれないが、おれ自身
好きなことしかしてきてないので
よくわからないから措く。
はたして仕事が得意かどうかは
さらによくわからないから措く。

ともあれ趣味なら、なおさら。

でもそこに、
「得意ではないけど好き」なことが
含まれてたら、どうか。

なんか、ワクワクしてくる。