このブログでも以前に触れた毎日新聞の連載ネタ、ふたたび。
(以前に触れたのエントリー→2010/11/10勝てないとこういうことになるんだ)
表題は、大リーグで755号のホームランをかっとばしたハンク・アーロンの言葉。
元記事。毎日JPでは新聞に1日遅れで連載がアップされる。
球道:王貞治の野球人生 第5部 米球界とのつながり/4
73年シーズン終了時点で、アーロンはベーブ・ルースが持つ通算714本塁打の大リーグ記録(当時)に、あと1本と迫った。そのころから、ルースの記録をアフリカ系米国人のアーロンが抜くことを嫌う白人至上主義者からの、脅迫や嫌がらせが相次いだ。
「(黒人初の大リーガー)ジャッキー・ロビンソンも人種差別に苦しんだ」とアーロン。「しかし私は野球の能力を授けられた者として、可能な限り最高のプレーをすると決意を固めていた」
彼ほどではないにしても、人間って誰しも何らかの能力を授けられているはず。
それが見つけられるかどうかは努力だの運だのがともなうが、関係ないので措いておく。
引用部にあるとおり、煩わしいことがまわりにあったからこそ、
アーロンは「可能な限り最高のプレーをする」という
きわめてシンプルでトンガったところに気持ちを昇華させられたんだろう。
(「野球の能力を授けられた」という自覚が先か、「できる限り最高のプレーをする」という決意が先かは、知らんしここではどうでもいい)
。。。
おれはこの言葉を、
「とにかく目の前のことを脇目も振らず愚直にやる大切さを説く格言」
と受け取った。
自分の「授かった能力」が何かは知らん。
知らんが、「授かった能力」を「するべきことをする」と言い換えると、
ググッとハードルが下がる。
ルーティンワークをソッコーでカンペキにかたづける、とか
娘をいい子に育てる、とか
酒の量を減らすと決めたら減らす、とか。
そんなんだっていいんだ、とおもう。