はねはねっ!
なぜかアマゾンに画像がない。
そして、アマゾンのレビューにもあったが、実物に帯がない。
あの不祥事が利いたですかね。
オレ、元来マンガ雑誌を読む習慣がないし、
マンガを読むにしてもわりと懐古厨なわけで。
にもかかわらず、なんだか単行本を読み続けている。
今年の初めだったかに書いたとおり(→トン、スー、トン)、
このマンガ、わりとおもしろい、エンターテインメントとして。
いっぽうで、
そんときにも言ったんだか、あえて言わなかったんだか忘れてしまったが、一抹の不安を抱えている。
たとえば、
ファッション的にチャンネーが山登りに行っちゃうご時世に、
ブームになんなくても山をめざしてたであろうチャンネーは
どうおもってるんだろーか。
とか、
ジョギングブームじゃなくたって、20年間
昼休みに皇居を走ってる大手町の商社マンは
どうおもってるんだろーか。
とか、そんなのと似ている。
オレ自身、書道をやってたわけじゃないからエラソーなことは言えない。
が、誤解を承知でいうならば
書道って本来的に、すごーく地味に静かーに、自分と向かい合い続ける世界だとおもう。
つまり、
このマンガでやってるようなパフォーマンス的な要素とは
本来、対極にある。
もちろん、このマンガも書道のパフォーマンス的な要素も
否定するわけではないし、そーゆー入口があってもいいんだけどね。
本来「ジミー」が大半を占めるギョーカイで、
少数派というか、いち事象にすぎない「パフォーマンス性」だけが突出して喧伝された場合、
たぶん内輪でそーとーギクシャクすんだろーな、とたんじゅんにおもう。
ただでさえ、人によって指向がわかれていて
「道をきわめる」的な人と
「これを足がかりにいっちょ有名になったるか」的な人が
水と油でせめぎあう世界。
もとい、水と油な世界。
指向が違うんだから、せめぎあうわきゃない。
ま、細かいとこは
ギョーカイとしても、オレの言いかたとしても、
すごくビミョーなんであるが。。。
ちなみに、今巻はわりとリアルに近いんじゃないかとおもう。
「誰々の関係の人なんだから、私とはかかわらないでほしい」あたりのせめぎあい、とか。