キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「トン、スー、トン。」

おとといの毎日新聞夕刊を読むまで知らなかったんだが、
いちおう書道家のセガレとして
おさえておくべきかなあと。




幼稚園から小学校のとき、
父が主宰する習字教室に通わされていたが、
教室が日曜なので、少年野球ができないことのほうが気がかりだった。

でおなじみの、「書道自体に興味も知識もまったくねえ」。

ただ、かすかな記憶をたどれば、
紙に筆を置いて一本の線をひくとき、
(という表現が適っているのかはさておき)
父こと先生は、
「トン(と止まって)、スー(と動かし)、トン(と止まる)とやりなさい」
をひんぱんに言っていた。



『とめはねっ!』も最初は
「どーせパフォーマンスもんでしょ」
とたかをくくりつつ読みはじめた。

でも、わりと冒頭にこれが出てたので、
もちょっと読み進めることにした。



アマゾンのカスタマーレビューにもあったが、
「まともに」書道にかかわる人って、
本来的に、いい意味でほんとうに地味、というのが、
自分のごく偏った印象ではある。

マンガなりのパフォーマンス、エンターテインメント性は仕方ないけど
そういう本来の姿がキープされているかぎりは
チェックしていく価値ありかなあと考える。