因果応報とはよく言ったもの。
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昨日(金曜)の朝、娘が風邪を引いて
保育園を休まなければならなかった。
ということで、
昼に職場から戻り、看病をする役になった。
看病といっても本人は元気はいたって元気。
いちおう咳の仕方が気になるので、
休ませてしまおう、程度のもの。
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かたやオレ。
何だか珍しく忙しく、水曜から職場に泊まり込み。
仕事は気になりつつも、半ば強引に
かつ合法的に(?)帰宅。
おしなべて、クタクタもいいところ。
帰宅するや、奥さんが代わって仕事に出ていく。
そこで娘がオレに表題のひと言。
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かつて。
父は自由業だったので、
平日土日を問わず、仕事に出かけていった。
朝から出ていくこともあれば、
夜に出ていくこともあった。
家に帰ってきても、飯を食ってまたすぐ出ていく。
ということもあった。
要するに、父がいつ仕事に行くか、
いつ帰ってくるのか、
本人以外の家族は誰も知らないのだ。
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父が1日の仕事を終え
くたびれて帰ってきた夜のこと。
オレがたぶん、いまのオレの娘と同じ年ごろ。
(まぎらわしい)
父に向かって
「お父さん、今度はどこにお仕事行くの?」
とよく言っていたらしい。
そのたび、父はガクッとなったそうな。
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30年の時空を越えて、
同じ言葉が自分にはね返ってくるとは。