キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

母校でもない中学の同窓会に出た


小学校から中学にあがるとき、
我が家は隣町に引っ越した。
小学校を卒業してから20年近くたった数年前、
ふとしたきっかけで
小学校の同級生の何人かと、
連絡をとるようになった。

そんなこんなで2日に、
母校でもない隣の中学の同窓会に出た。
さらに多くの人と再会できたらいいなあとおもったからだ。

あと、小学校が違ってて知らない人でも、
なんとなく仲よくなっちゃえばいいや、ともおもった。
むしろ、それが楽しみの1つでもあった。

この際、
招かれざる客かどうかは、とりあえず思慮に入れなかった。

高校に入学したころ、
最初の1ヶ月間、誰とも口をきけなかった。

そんな超絶人見知りちゃんなオレも、
すっかり、いけずうずうしくなったもんだ。

まあ、本質はまったく変わってないんだが。
さておき。

母校でもない中学の同窓会で、
25年ぶりぐらいに再会した何人かに対して、
オレはまず握手を求めた。

「おーっ!」とか言いながら、歩み寄って。

厳密には握手した人としなかった人がいるが、
そこらへんの思い入れとかの差異は、ない。
たまたま。

いきなり、歩み寄って握手。
なんかいかにもクサい。

実はこれ、かつてオレがされて、
あんがい強烈なインパクトが残ったので、
パクらせていただいた芸当だ。
してくれたのが、この本の著者だったりする。

ゴルゴ13は握手はしない。
「利き腕を相手に委ねる危険な行為」だからだ。

ゴルゴは、それでいい。

これは、裏を返せば、
「包み隠さず、明けっぴろげまっせ」宣言になるわけで、
スナイパーではないオレたちにとっては、
すごく安全、というか親愛を示す行為なんである。
と勝手に解釈した。

ことほどさように、
この本は、(タイトルは変化球気味だが)
きわめて直球勝負な王道自己啓発ビジネス書であるばかりか、
音楽プロデューサーとして社会人として
悩みつづけてきた著者の、
まさに等身大の告白録になっている。

肉声であるがゆえに、
1つ1つの言葉に説得力がある。

かたや、
母校でもない中学の同窓会に出たオレ。
「包み隠さず、明けっぴろげまっせ」で、大いに楽しんだ。

ただ、それが握手の効果かどうかは、
はなはだギモンなんである。