キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「よしおが出てきたときは、リアルにヤバいとおもった」

ゆうべのラジオにて。出川哲朗の発言。
確か、バナナマンの番組で「ブサイク芸人」
について語っていたんだとおもう。

天才降臨。
言葉はカミカミだが、ロジックは明解である。



いわく、
「出るときは一瞬でぶっちぎらないと」
なんだそうだ。ふーむ。



ここからは運転しながらの聞きかじり。。。

出川が「ブサイク芸人」として世に出はじめたとき、
その道では片岡鶴太郎、ルー大柴が幅を利かしてた。
(おそらく、基準はアン・アンの「抱かれたくない男」)

ところが、
松村邦洋、江頭2:50、そして出川が出た年、
鶴太郎、ルーを一気にさしおいて、
3人が上位を占めた。



「そこでは、2位でも3位でもダメなんだ」
と。

「鶴太郎がいて、出川がいる」んじゃなくて、
「出川が圧倒的にキモい」みたいな雰囲気を
時代に感じさせないといけないんだ
と。



彼のこの、時代の流れを読む感覚ってスゴイ。

トークのなかで
「いまの時代じゃ芸風が危なっかしくて
おれなんか絶対世の中に出てこられなかった」
ともいっていた。

確かにそうかもしれない。
でもそれは当時、
「あ、おれが出て行ける時代だ」
って読んだから、出てこられたとも言える。

そういう、時代の流れを読む感覚。



出川や松村が「その世界」に君臨して何年もたつが、
彼らをおびやかす存在はまだ現れていない。

岩尾、日村など、どんな強敵が現れても
しょせんは2位どまり、だそうだ。



そんな数年前、
「そんなの関係ねえ」をひっさげ、
小島よしおが現れた。
ちびっ子人気を軸に、
みるみる時代の寵児となっていった。

ブームが落ち着きかけてきたころ、
小島よしおにブサイク芸人としての萌芽が見えはじめる。
このまま突き進めば、出川の地位も
いよいよ危うい。。。



ここで主題のひと言。

出川にとってみれば、
まさに「ヤバイよ、ヤバイよ」。



しかし、結論から言うと
小島よしおも2位(?)どまり。
出川らの王座が揺らぐことはなかった。

小島よしおはブサイクだけでなく、
早大卒のインテリという側面も見せ
新たな展開をしてったからだ。



さて小島よしお。

ここからは完全に蛇足だが、
高校野球好きとしての
(また、にもかかわらず、甲子園の大詰めでウンともスンとも言わなかった)
おのれのプライドの一片を。



今夏の大会中、朝日新聞では毎日、
高校野球と関連のある人物に観戦させ、
想い出を紹介していく。
という企画があった。

写真は甲子園をバックに。
ゲストがひと言書いた色紙を掲げて。

人選は例えば、北村弁護士とかそういうの。
最終日(今朝)はキヨハラくん。
とかそういうの。

色紙に書いてあるのは
「青春の思い出」とか「心のふるさと」
みたいなトーン。



何日目かに小島よしお登場。
さすがにもうブーメランパンツではないものの、
わりとまじめに語っている。

そして、色紙には
「一球の重み、ピアー」。

この才能、スゴイ!



いきおい、奥さんに記事を見せたところ、大爆笑。
「あ、オレら夫婦はまだ大丈夫だな」
とおもった。

そんなセキララ。