2009年夏の甲子園。
1回戦、如水館vs高知が2日続けてノーゲームになった。
同一カードで2回というのは、史上初だそうだ。
ちなみに、高校野球では7回完了で試合成立という規則。
今年、地方大会では
センバツでベスト8の西東京の早実が
大量リードしていた試合が降雨ノーゲームとなり、翌日、仕切り直しで敗退した
なあんていうケースもあった。
なんか、翌日は逆の結果になってんじゃないの?
という裏づけのない感覚。
というわけで、
「仕切り直した場合、前日の途中経過との関係性はどうなのよ?」
がテーマ。
*
今年の2試合を除いて、
過去、夏の甲子園では12回の
「降雨コールドからの再試合」がある。
以下、それぞれの結果。
昨年の大阪桐蔭、2日連続のフルボッコは記憶に新しい。。。
*
上段:ノーゲームの状況と得点(中止時のイニング)
下段:再試合の結果
■1917(大正6)決勝
関西学院中 1 - 0 愛知一中(6回2死)
愛知一中 1 - 0 関西学院中(延長14回)
■1925(大正14)1回戦
台北工 2 - 0 釜山中(1回表2死2塁)
釜山中 6 - 4 台北工
■1931(昭和6)2回戦
札幌商 4 - 2 大連商(4回1死1塁)
札幌商 10x - 9 大連商
■1938(昭和13)準決勝
岐阜商 1 - 0 甲陽中(1回裏終了後)
岐阜商 3 - 1 甲陽中
■1949(昭和24)準決勝
岐阜 3-2 倉敷工(4回無死満塁)
岐阜 5-2 倉敷工
■1957(昭和32)1回戦
坂出商 4-1 山形南(2回裏開始前)
坂出商 4-0 山形南
■1965(昭和40)1回戦
岡山東商 3-1 日大二(5回1死)
日大二 4-0 岡山東商
■1970(昭和45)2回戦
東邦 0-0 江津工(1回表終了後)
* 東邦 6-1 江津工
■1982(昭和57)1回戦
八幡大付 4-2 日大二(6回裏1死)
日大二 9-6 八幡大付
■1993(平成5)3回戦
鹿児島商工 4 - 0 常総学院(4回表1死)
常総学院 1 - 0 鹿児島商工
■2003(平成15)1回戦
駒大苫小牧 8 - 0 倉敷工(4回裏2死)
倉敷工 5 - 2 駒大苫小牧
■2008(平成20)1回戦
大阪桐蔭 4 - 0 日田林工(2回裏無死)
大阪桐蔭 16 - 2 日田林工
1試合目(という表現が正確なのかはさておき)に
リードしていたチームが勝ったのは、
12例中6例(うち1例はノーゲーム時点でドロー)。
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結論。
わずかに1試合目で先行していたチームが多いとはいえ、
「ノーゲームとなった試合の結末は、どっちもどっち」
またしても煮え切らない結果。。。
*
ただ、1980年以降で見ると、
1試合目にリードしていたチームが勝ったのは
2008年の1例のみ。
ほか3例は天気の神様とやらにいたずらされている。
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強引にオレさま的な結論に持っていくとするならば、
リアルタイムでみている1980年以降4試合の結果から、
「裏づけのないイメージ」もあながち思い込みではない。
いや、この言い切りはさすがにないか。。。