ちょっと前から
「自分だけのための高校野球データベース」
をつくりはじめている。
のち公開するかは、さておき。
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たとえばこの間のセンバツ。
花巻東の菊池クンの活躍で、
「ピッチャーの○イニング連続無失点」
がよく話題になった。
ほほう、とおもってネットや新聞、本などを調べても、
過去の連続無失点のランキングみたいなものは見当たらない。
じゃあ自分でつくっちゃおうか、と。
転びようによっては、つくることからしてすでにもう
ものすごくぜいたくな趣味になりうる。
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データってしょせん文字だ。
意味を見出ださなければ、価値は生まれない。
文脈がわからなければ、価値は見出だせない。
当初、いかに効率的につくるかを考えてた。
ネットや本からコピペしたりなんかして。
ネットでビーッとドラッグして、Ctrl+c→Ctrl+v。
本をスキャンしてフォルダ分け。
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んだが、こんなん、やっててつまらない。
いくら効率よく集めても、しょせんは文字の群れでしかない。
このままつづけても途中で、もういいやってなるに決まってる。
そもそもオレは
データベースづくりをしたいわけじゃなく、
高校野球をより理解したいのであり、より楽しみたいのだ。
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基礎データは、まだ大した意味を持たない。
どこがどういうスコアで勝ったとか、何回出たとか、その程度。
でもせっかくなので楽しみたい。
そんなわけで、いちいち入力することにした。
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これ、ものすごくめんどくさい。
歩みも亀のようにノロノロである。
でも、行間を読むじゃないケド、
ムダな手間を入れることにより、気づくことも少なくない。
「ああ、こういうことね」ってわかる
そのスローさが、なんだか楽しい。
いまのところ、
夏の大会が本格化する前に稼動しようともくろんではいる。
でも、亀の歩みはなかなかにノロい。
ほんとうにぜいたくだ。