出雲、全日本、箱根が大学の三大駅伝って言われてるじゃないすか。
そんでもって、すべてを制するのを三冠って言うんだけど。
おっと、3つを制したら三冠って当たり前じゃねーか!
。。。は措いて。
いままで三冠を達成したのは5校だけらしい。
まあ、最後発の出雲が今年で37回だから、去年までの36年で5回出てるってのははたして多いのか少ないのかを考え出すとビミョーな感じもするが。
何を言いたいかというと。
三冠ってのはそれなりの難易度があって。
大学生全体のレベルアップが著しいサッコン、難易度がますます上がってるんじゃないかとおもう。
去年度。
國學院が出雲と全日本を勝ったが、箱根は5位に終わり三冠はならなかった。
おととしの駒澤もそう(箱根だけ勝てなかった)。
かたや箱根を制した青山学院は、箱根を最近11回のうち8回も勝ってるのに出雲と箱根はそこまで勝ててない。
青学はたぶん箱根だけをターゲットにしておって。
箱根がいちばん世間的に注目度が高いってのと原監督のキャラが相まって、妬みやそねみやアンチも相当数存在するんだが。
ぜんぶひっくるめて、そりゃそうだよねっておもう。
ん? 何でそんなクソざっくりした感想?
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いやいやいやいや。
あ、ここでしたいのは。
3つぜんぶ勝つのはどんだけむつかしいかを、わかりやすくたとえる方法はないかなあ?で。
たとえば、区間ごとの距離と区間数が違う。
(出雲は6区間、計45.1km)
(全日本8区間、106.8km)
(箱根10区間、217.1km)
ってのはたしかにそうだけど、いまいちピンとこないっちゃこないじゃん?
「高校長距離のメインが5000mで」
「青学は毎年13分台の超高校級を根こそぎ獲ってく」
「にもかかわらず、距離が短い出雲で勝てないのは何で?」
的な。
(あ、そこにはロンのモチいろんな要因があるんだが、おもくそ雑に単純に言うと、な)
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てめえが一番しっくりキタのはこういうたとえ(↓)。
「種目がぜんぜん違う」っていう。
きょうびの女子の中長距離で。
○800や1500は田中希実と久保凛がいて。
○5000や10000は廣中璃梨佳と不破聖衣来がいて。
○ハーフやマラソンに前田穂波と小林香菜がいるとするじゃないすか。
(あくまでわかりやすく、な)
(「田中希実は5000の日本記録も持ってんぞ」とか「5000からマラソンまでつおい新谷仁美を忘れちゃいませんか?」ってのは、わかってますって)
田中希実や久保凛がいまマラソンを走っても前田穂波や小林香菜に歯が立つわけないし。
逆に前田穂波や小林香菜がセンゴを走っても田中希実や久保凛に歯が立つわけない。
廣中璃梨佳や不破聖衣来がマラソンの準備をしっかりしたら前田穂波や小林香菜とどうなるかわからないけど、現時点ではうーんどうなんでしょう?(←とつじょ謎のシゲオ蘇生)
ってのは、すげえイージーに想像できるじゃん?
「長距離種目」だからってスーパーざっくりまとめられてるけど、学生三大駅伝に求められる距離適性ってそれぞれそんだけ違うんだよね、と。
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。。。
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と、てめえの肚にはすんげえ落ちたんだが。
書いてみると大しておもしろくねえなってんで。
おとといここまで書いて塩漬けにしかかって。
どうせネタがないからってんで蘇生させてみた。
空前の蘇生ブーム!!!!
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そういう意味では。
青学って近年、ハナっから出雲や全日本は捨ててる的な姿勢がシニカルに語られたりするけど、箱根を勝とうとおもえばそんだけ準備がかかる(距離とか、上り下りに対応できるコマをそろえなくちゃなんない)から何がおかしいの?ってなるし。
「全日本の勝ち方を知ってる」と言われる駒澤が、出雲にも箱根にもそれなりに対応できちゃう(でいて、他の2つではそうそう勝ち切れない)のにも納得がイク。
(話をちょっと隘路に突っ込むと)
(「箱根専用機」(上り、下り、ハーフ相当特化)みたいな言いぐさがヘドが出るほどおやおやっておもってる)
(そもそも「専門的な特殊スキルを磨き上げてチームに貢献する」って、それこそきょうびビジネス界隈でいちばん求められてることじゃん、だし)
(アメフトのスペシャルチームなんて、聞くところによるとグラウンドの隅でずーっとボールを蹴る練習だけしてるらしいぜ、だし)
。。。
もうちょっと言いたいことがあるが、長くなっちゃったからここらへんにしとこう。
駅伝における周回コースのこととか、大牟田高校のこととか。
駅伝とは関係ねえけど、大学ラグビーの筑波大の快進撃についてとか、明治慶應戦の結末のこととか。
これも駅伝とは関係ねえけど、高校アメフトの全国大会の動向とか。
「ばけばけ」おもしろいな! とか。
「ロイヤルファミリー」おもしろいな! とか。
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なお、キクチが駅伝ですんげえ萌えるのは。
「選手の5000とか10000とかハーフの持ちタイムの合計がチーム成績になるわけじゃない」ってとこで。
青学の原監督が言う「駅伝力(の高さ)」っていう言語化能力のジャストズバリ感にはホント舌を巻く。
でいて「持ちタイムのいいチームが何らかの勢いでそのままとてつもないつおさを見せることもたまにある」ってとこもあったり。