キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「やる」(『ちはやふる めぐり』のクソ浅い感想)前編

今クールで唯一楽しみにしていたドラマは「ちはやふる」。

ゆうべが初回だとおもいこんでて所定の時間にテレビをまわしたら、いきなり「第2回」って出てきてビビった。

(第2回を観終わったあと、今朝、ソッコーでTverで第1回を観た)

 

2回分を観た感じでは、たぶん期待どおりの佳作になると見た。

っていうか、「おれ、このドラマすきなんだろうなあ」っておもった。

 

日本語ぇ???

 

 

軽くアウトラインっていうか、をほざくと。

 

今回のサブタイトルは「めぐり」っていう、映画版「結び」を下敷きとしたオリジナルストーリー。

本編?の10年弱後の世界で、古典マニアの奏ちゃん(上白石萌音)が梅園高校の古文教師・かるた部顧問という狂言回し的な役割をつとめる。

主役はめぐる(當真あみ)っていう梅園高校の生徒で。

まあ、これからどんどん競技かるた(百人一首)にハマってくんだろうな、どうやってハマってくんだろうな。

というのが予想というか、すげえ雑な全体像。

 

 

むかし、ワタナベさんってひとが「『ちはやふる』は熱血スポ根マンガである」とおっしゃってたとおり。

体育会系バリバリな血と汗と涙の青春グラフィティなうえに。

『スラムダンク』の湘北高校まんまっぽい、後の(?)かるた部主要メンバーが2回までで続々とチラ見せされてきてる。

(このパターンはむかしの連載・本編でもいっしょだな)

(↓ワタナベさんのリンク貼ればいいのに、謎の我田引水ぇ)

www.kikuchiroshi.com

 

 

「おれ、このドラマすきなんだろうなあ」っておもったのの。

いらねえ理由(言い訳)をさし挿むと。

 

まずは上白石萌音がそうとうすきなうえに。

當真あみってちょっと気になるとおもってたうえに。

(『妻、小学生になる』とか、何年か前、朝の情報番組のなかのミニドラマで見て、そうとういいなとおもった。シングルファザー役の藤木直人が娘のお弁当を毎日つくる的なやつ、あったよね)

めぐるのライバル(?)を演ってるのが原菜乃華っていう。

いまの朝ドラで、ヒロインのぶ(今田美桜)の末妹メイコを演ってる子で。

これもまた気になるってのが、ひとつ。

 

もうひとつは。

(『ちはやふる』っていうタイトル自体、百人一首の在原業平の歌の初句(出だしの5文字)で)

(むかし最初に見つけたとき、なかなかいいチョイスだなっておもったのに)

今回のサブタイトルはあきらかに紫式部の歌(めぐりあひて)の初句で。

 

小理屈をこねて回り道すると。

どっちも、恋の歌のようでいて恋の歌ではないってあたりや。

(百人一首って、7割以上が「あなたのことを考えてると胸が焼け焦げそうだ」だのクソヒマな貴族による色恋沙汰ばっかでうんざりするなかで)

在原業平のうたもこの紫式部のうたも、なんつうか、いかにもザ・陽キャのモテモテヤローがそのセンスと技巧を誇示してますって感じなんだけど、歌じたいはうおおって納得せざるを得ない確固たるクオリティで。

 

あまつさえ、「めぐりあひて」なんて、キクチ内百人一首チャンピオンシップでは4本の指に入る程度にすきなゆえ。

 

 

あ、やべ。

ついつい長くなっちったので、本題に入らぬままつづく。