ラグビーを観ていて、特に試合後のインタビューで選手から表題の言葉が頻繁に聞かれた。
それが。
ラグビーというスポーツの基本的な精神・姿勢に近いものなのか。
最近のトレンド的なものなのか。
おのれあるいは自チームへの戒めなのか。
イッチョカミなのでよくわからず、漠然と聞き流してた。
ただ、あまりにも頻繁に聞かれるので気になって調べてみたところ。
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「規律」(ディシプリン)は辞書的にはルールとか秩序って意味なんだけど。
日本ラグビーフットボール協会のサイトにはコウある。
規律とは、ラグビーにとってフィールドの内外で不可欠なものであり、競技規則、競技に関する規定、そして、ラグビーのコアバリューの遵守によって示される。
スポーツ競技はいくつもの規則によって成り立っています。規律は、ルールだけでなく、人としての定め、集団の秩序なども含みます。
実況で解説者が「規律の乱れを突かれましたね」みたいなこともよく言ってたので。
ここでの文脈だと「集団の秩序」を指してるんだろうね。
ラグビーって個々の役割が比較的はっきりしてる、あんど「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」なんて言うようにいかにチームに献身できるかが求められる競技だからよけい。
(チームが定めた)規律の遵守?徹底?が重要なんだろうな。
それを忠実に遂行することがひいては勝利につながる、と。
合ってます?(って誰に言ってんだろう?)
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「ハードワーク」は文字通りガツガツはたらく。
で、選手が判を押したように「○○のためにハードワークして・・・」と言ってたので「ものすんげえがんばります!」的な意味だとおもってたのね。
そういう「よくよく聞くと内容はないんだけど、やってる感は出しとく」って、案外大事だったりすんじゃん? のたぐいとして。
ただ、この文脈ではそういう精神論寄りのことだけじゃなく。
「24時間戦えますか?」みたいなやみくもさだけでもなく。
何のために何をハードワークするかが明確に決まってるってことなのね。
チームの勝利に向かって(「何のために」)
じぶんの役割を(「何を」)徹底的に果たす
と。文章へたっぴいだな!
合ってます?
(誰に言ってんだろう?)
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だとすると、規律もハードワークも同一線上にあるものでしかない、と。
ただ、試合に出てる15人?
リザーブを含めた23人?
メンバー入りしてない選手も含めたより大勢?
コーチ・スタッフも含めたさらに大所帯?
がみんな、同じ熱量をもってて、いっしょの方向を向いてる。
ことの大切さ・むつかしさ(・楽しさ?)を言ってるわけで。
なかなか、なかなかだよな。
っておもったおもいましたとさ。
っていう、安定の安い感想に軟着陸ぇ。
。。。
安い感想を連ねるならば。
これって、組織として求められることでもあるし。
個人を各機能の集合とするならば。
意思とか意欲とか頭脳とか体力とか筋力とかの。
個人としてもおんなじことじゃん、とか。
そこの制度面(規律)と実施面(ハードワーク)っていう分け方が実に単純明快かつ機能的だなって。
おもったおもいましたとさ。