キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

報せがあるのはよくない報せ、みたいなこと

今朝、二度寝して起きたら中学の同級生の極悪おまわりからひっさびさにLINE。

中学時代の陸上部の先生が亡くなったと。

お、おうよ。。。

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よく「報せがないのはよい報せ」っていうが、逆もまた真なり。

 

 

松崎くんってのは1コ下の代のキャプテン。

その子と極悪おまわりがいまでもつながってるのは。

2人ともおなじ陸上の超絶名門校に進んだから何となくわかりるけど。

 

松崎くんがその先生とつながってたのは、謎。

それこそ、いま中学とか高校の教師になってて陸上の監督でもしてるんだろうか?

あるいは、お子さんが中学のとき先生がその学校にいたのか?

はたまた、聖マリアンナ病院(聖マリ)でたまたま見かけて声かけたのか?

 

それはどうでもいいとしても。

先生がその名門高校とのパイプをつくって、毎年エース級を1〜2人は送り込んでたから。

彼らにとっては恩浅からぬって感じで。

 

 

雑魚キクチにとっても。

先生との思い出はうんとある。

 

自分のクソ取るに足りない人生において、ぶっちぎりにおっかなかったひとだし。

3年生のときはよりによって担任でずっとビビりながら過ごしてて。

クラスのお調子者女子が先生をイジってたりしてると「たいがいにしとかないとキレたらおしまいだぞ」ってヒヤヒヤしてたし。

部活以外はわりと温和だっただけに「このクラスのお調子者女子の皺寄せは後で部活のときおれらにくるんだぞ」なんてヒヤヒヤしてた。

 

3年間、何度もぶっとばされたし。

あるときは気持ちのたるみが気に食わなかったのか、部員全員3日連続で2時間ぶっ通しうさぎ跳びなんてこともさせられた。

ザ・昭和!

 

家庭訪問では「あいつは走ることしか能がありませんから」とうちの親に言い放ったと聞いた。

親にそんなこと、言う?www

 

 

先生はキクチらの卒業とともに他校へ異動になったんだが。

母校は松崎くんの代から、川崎では何年かつづけて総合優勝するという黄金時代?を迎え。

それはたぶん、先生が礎を築いたからにほかならないだろうし。

 

異動先でも数年後には、川崎では無双してた。

記憶がある。

 

その後はよくわかんないケド。

ちょっとググってみたら、陸連から中学優秀指導者章として表彰されてたので。

長年にわたって極悪おまわりや松崎くんみたいな優秀なアスリートの輩出にご尽力なさったんであろう。

 

日体大の野球部出身で。

もともとは野球に携わりたかったらしいんだが。

うちの中学に赴任になったら野球部の指導者は埋まってて、いやいや?陸上部の顧問になったらしく。

 

キクチが在学してたころはまだ20代で、野球に未練があったのか。

しばしば隣で練習してる野球部のバッピ(バッティングピッチャー)に名乗り出て。

中坊相手におとなげなく豪速球を投げ込んだりしてたのにな。

 

 

先生の座右の銘は「努力の分しか結果は出ない」

それこそ3年間、耳にタコができるほど聞かされた。

 

努力したからって必ずしもその分の結果が出るとはかぎらないじゃねーか。

むしろ努力なんて、無に帰することがほとんどじゃねーか。

ってことは後年、いやというほど味わったけど。

だからといって、努力を止めた者に結果なんて出せるわけない。

 

つまり先生は。

目標に向かってがんばる、そのプロセスをこそ大切にしなさいと言いたかったんではないだろうか。

って、何年か前にハッとしたっけな。

 

いい言葉である。

 

 

だんだんとりとめがつかなくなってきたぇ。。。

 

 

ひとつ間違いなく言えるのは。

38年前のちょうどいまごろ。

 

スポーツテストの後に「部活は決めたのか? 陸上部には入らないのか?」って言われなかったら。

仮入部なのに「おまえ、6月の試合に出るからな!」って言われなかったら。

ふつうに野球部に入ってたはずで。

少なくとも、陸上部にはぜってー入ってなかったはずで。

www.kikuchiroshi.com

 

ひいては。

陸上を通して自分にワケワカメな自信がつくこともなかっただろうし。

後年、マラソンを走ってみようなんておもわなかっただろうし。

後年、マラソンを走ることで出会えた、数え切れないほどのかけがえのない人たちとも出会うことはなかった。

 

。。。

 

なんか、美辞麗句ばっか並び立ててきたが。

控えめに言っても、先生が陸上に導いてくだすったことによるキクチの人生への影響力は計り知れないほどデカい。

ってことだけは間違いない。

 

教育者ってすげえな!

(例によって感想がクソ安い!!!!)

 

 

そうやっていつも、死ぬほどおっかなかった先生だが。

試合のときは第4コーナーの入り口あたりでポジティブなことだけを言ってくれた。

 

「きょうはいままで一度も勝てなかった⚪︎⚪︎におまえがはじめて勝つ日だ! 絶対にイケるからな!」

 

。。。

 

明けてきょうはたまさかフルマラソン。

湖畔で苦しくなってきたとき、そんなんようなことを思い浮かべて背中を押してもらおうとおもう。そんな想いを胸に、いまの自分のベストを尽くしてきます。

いや、マジで悲しいわ。