ここ1週間の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(再放送)がホント、ヤバくて。
とくにきょうなんか、職場で一人で観てたんだけどさすがに耐え切れず。
しばらく気持ちを落ちつけてから、デスクに戻って。
いつもなら終わったしゅんかんに戻るから。
ボスも女史もたぶん、「何だキクチは?」っておもったことであろう。
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いらねえ情報を挿むと、ここ数日。
ブログに書きたいネタは山ほどあるんだが。
どうまとめていいか困ってるうち、日にちだけが過ぎてった。
まあ、その「どうまとめていいか困ってる」の大半は。
ラグビーのブラックラムズについてのことで。
最も需要がなさそうなネタながら、どっかでまとめてor断続的に垂れ流してゆこうともくろんでおる。
この辺境クソブログは「その日いちばん考えたことについて書く」もんなんだが。
すっかり、導火線に着火しちまったようで。
大げさでもなんでもなく、脳内の70%ぐらいはブラックラムズのことを考えつづけておる。
なお、脳内の25%ぐらいは「カムカムエヴリバディ」のことを考えておって。
つまり、ほかのことすべてを残りの5%で賄ってるわけですよ。サッコンのキクチは。
クソどうっでもいいな!!!
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ここ1週間の「カムカムエヴリバディ」はマジでヤバくって。
そのひとつのピークが、きょうやってた回。
初代ヒロイン・安子(上白石萌音)の兄・算太(濱田岳)が2代目ヒロイン・るい(深津絵里)の家族の前に現れ、とうとうおのれの正体を明かす。
算太は、朝ドラで定番の「クズ兄貴(物語によってはクズ父親)」で。
この物語においては、稼業の和菓子屋さんを継がずに出奔したばかりか。
のちに戻ってきて、安子とるいが断絶する原因をつくった元凶。
大局的にみれば、「カムカムエヴリバディ」という100年にわたるスケールのストーリーを牽引する狂言回しともいえる。
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そーんな、半可通ぶった言い回しはともかくとしても。
今回、京都で回転焼き屋さんをやってる姪のるいに。
贖罪だか何だかわからないが、最期に会いに来たというくだり。
「いつ死んでもおかしくない」病と知りながら、病院を抜け出してるいに会いに来て。
翌日(?)、ぶっ倒れるという。
あいかわらず、キクチの説明がへたっぴいすぎてアレだけど。
コレひょっとしたら算太は、るいに贖いに来たのではなく。
ほんとうは安子に贖いたくて、娘のるいなら安子の所在を知ってんじゃないかってんでるいを訪ねてきたんじゃないか。
って想いをめぐらすと、とてつもなくエモい気がする。
(算太は安子とるいが断絶してることは、たぶん知らないゆえ)
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で、きょう何を言いたいかというと。
元ダンサーの年老いた算太は、商店街の真ん中で昔をいろいろフラッシュバックしつつ。
キレッキレのダンスを披露したあと、ぶっ倒れるんだが。
「狂言回し」って上記したように。
この後の展開にもちゃあんとエサを撒いてた!
ってのが、リアルタイム時には気づかなかったがすげえとおもった。
初見のひとにはネタバレになっちゃうかもしれんが。
ひとつは、るい(深津絵里)に母親を思い出させるという、算太出現による直接的な作用。
これからるいは、母・安子は実はじぶんを捨てたんじゃなかった、それは結果論で仕方ないことだった、ということを知り。
母探しの旅に出かけるなど、物語は締めに向かってまた大きく展開してゆくことになる。
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もうひとつが、まさに再放送で観て気づいたことなんだが。
表題のとおり。
時あたかも、クリスマス。
るいたちが暮らす商店街では、クリスマスフェア?をやってて。
ポイントを貯めると豪華賞品が当たるくじ引きができる。
るいが貯めて、1回だけできるくじ引き。
ジョー(るいの夫:オダギリジョー)もひなたも「外れたことしかない」という理由から、算太がくじを引く。
そして、四等賞の子どものおもちゃみたいなピアノを当てる。
幅30cmぐらいの、まさに子どもみたいなやつあんじゃん? あれ。
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算太が商店街の真ん中で流れてるクリスマスソングに合わせてノリノリで踊ってるとき。
手持ち無沙汰気味だったジョーが、ふとそのおもちゃのピアノを取り出し。
曲に合わせてセッションじみたことをする。
(これも再放送で観て気づいたことだが)
(それがけっこう見事でひなた(川栄李奈)はハッとした顔でジョーを見てるんだな)
これもネタバレになっちゃうけど(すんません)。
若いころ、レコードデビューが決まってたほど有望なトランペッターだったジョー。
しかし、デビュー前に原因不明の病?でトランペットがまったく吹けなくなる。
そして、現在に至る。
いまなお、たまにトランペットを手に取ってみるが。
ふだんの生活はまったく支障なく送れているのに、やっぱりトランペットだけは吹けない。
というジョーが。
「鍵盤ならできる!」ということを、これをきっかけに自覚し。
ジャズピアニストとして復活すんだけど。
やっぱりキクチの説明がへたっぴいだから話が前後しちゃうケド。
その、ジョーがミュージシャンとして再起したのは。
算太が当てた四等賞のおもちゃピアノがきっかけになってたわけで。
物語全般を通して見てみても。
「トランペットしか能がないジョーが、トランペット吹けなくなったらただのポンコツ的な役回りになっちゃった」ってのは長らくずっと、おれたち一視聴者に引っかかってたから。
算太(サンタ)、おめえの最期のクリスマスプレゼント、マジ最っ高だぜ!
ってなる。なった。