3/27は父の命日なので、1年に1度、父について書く。
おとといの昼ごろ、春のセンバツをテレビで観ておった。
序盤で早実がリードを広げたのを確認して仕事に戻り、
仕事をひとつ片づけてテレビの前に戻ったら、試合は終盤に入っており。
早実は逆転されてた。
途中を観てないからわかんないんだけど、早実は何でエースの中村クンを一度ライトにひっこめたんだろう?
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2025年3月25日
けっきょく早実は負けちゃったんだけど。
テレビを観ながら、「19年前も病室で早実の試合を観てたなあ」って思い出した。
19年前のいまごろもちょうど甲子園の早実の試合を観ていたとおもう。荻窪の病院で父親と。
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2025年3月25日
結果論的に父はその1日後に死んじゃうから、っていうか。
たしかもう、基本的にはふわふわしてたり。
幻覚とか見え始めてたころで。
(朝、病院に行くとにやっと笑いながら「いたずらしただろ?」と訊いてくる)
(どうやら、父の枕元に置いてあった大きめの時計の短針がなくなってたらしくて)
(現実には短針はなくなってない)
(それを「ヒロシ、やりやがったなw」って思ったらしい)
(とか)
*
この日は平日で(後述)。
昼間は仕事があるんだけど、何となく病院に行ったほうがいいような気がして。
いや、虫の知らせとか行ったから何があったってわけじゃないんだけど。
それだけに手持ち無沙汰っていうか、春先のぽかぽかした日に窓際のベッドに座りながらセンバツ高校野球を観てたらちょうど東京代表の早実が試合をしてて。
まだたくさんいる今大会の好投手のひとりに過ぎなかったエース斎藤佑樹が、前評判通りのピッチングをして勝って。
起きてるんだか寝てるんだか、ふわふわしてる父に。
「早実勝ったよ」っつったら、「おお、よかったなあ!」って返してきた。
というのが、最期期のわりと印象的な思い出なんだけど。
今年の上記負けちゃった試合は3月25日の第2試合。
さっきちょいとググったら。
2006年センバツの早実の1回戦も3月25日の第2試合で。
なんかわかんないけど、ちょっと鼻の奥がつんとした。
明けて明日は、朝早く起きれたらお墓にでも行こうかなあ。
おもった。
*
で、2006年のカレンダーを見たらば。
3月25日は土曜だから、上記のこれはウソコ。
この日は平日で(後述)。
何とこんがらがったかというと。
たぶん、WBCの準決勝なんだよね。
福留が右中間にでっかいホームランを打ったのも、父の病室のテレビで観ておった。
3月18日らしい。
ん? 3月18日も土曜じゃねーか!!!
。。。
たぶん、キクチはこのころ。
父がそういう状態だってことにかまけて(?)。
というか、仕事をする気になんなかったのと。
父の個展の店番?もしなきゃいけなかったりで、わりと動きつづけてて。
昼間はちょいちょい病院に行って、病室の陽だまりの中でうだうだしてた気がする。
お昼は毎日、荻窪のラーメン屋さんめぐりをするとか。
(もともとラーメンってもんにすんごく興味が薄いのに)そういう行動をしてたのも、たぶん神経が変に逆立ってたっていうか、1周まわっててんしょんがバグってたんだろうね。
*
父がいなくなって19年になる。
毎年こんなこと言ってる気がするが、
もう遠い昔のような気もするし、つい先日のことのような気もする。
輪廻転生ってもんをビタ一文信じてないから矛盾するようだが。
もし仮に輪廻転生ってもんがあるとするならば。
もうわりととっくに生まれ変わっててもおかしくない。
19年ってそういう、そこそこな年月なんだよな。
元気してるんだろうか?
とか考えたら明日の朝はどうしてもお墓に行きたくなってきたが。
やっぱり、早起きできる気がしないわけなんですよ。