ドラマおじさんの話なんすけどね。
今クールは、日曜の夜に集中しておって。
いっとき、こんな(↓)過労で。
20:00~大河
21:00~日曜劇場
22:30~ホットスポット
23:00~坂の上の雲(再放送)
日曜劇場は初回でドロップアウトし。
大河は過密を避けるため18:00~のBSに移動し。
「おっ、BS4kなら12:00からやってるじゃ、あーりませんか(←オリジナル超絶流行語大賞)」ってなって。
けっきょく、何週か前にドロップアウト。
(たぶん、すんげえラスボスというわけではない嫌がらせ要因の西村まさひこと愛之助がしつっこく何度も何度も何度も復活してきて、「このいらねえくり返しってちむがどんどんしてくる的なぱったーん?」ってうんざりしちゃったのよね)
横浜流星とか小芝風花はなかなかじゃんっておもってたが致し方なし。
そんで、ホットスポットも坂の上の雲も終わっちゃったので。
あんだけ忙しかった日曜の夜がいきなりすげえヒマになった。
次の日曜劇場は、阿部ちゃんが主人公らしいな。
ちょっと期待しておる。
ヒロシ、がんばれ!
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で、最終回のしまいかたって重要だけどむつかしくって。
だいたいは取ってつけたようなエピローグなんだけど。
朝ドラ「カーネーション」の最終回は秀逸だった。
(いまの朝ドラの前の時間帯にBSで再放送をやっておった)
何が秀逸かっていうと。
主人公の糸子(コシノ3姉妹の母がモデル)は生前、「あたしをモデルにして朝ドラをつくってくんねえかな」みたいなこと言ってて。
最終回の1話前で亡くなっちゃったんだけど。
(最終回、ナレーションで「おはようございます。死にました」って出てきたのも歴史に残る名言なんだけど措く)
最終回でそれが実現して「カーネーション」が始まる。
でいて、病院のご歓談部屋に車椅子の老女が来てそれを観てんだけど。
その老女はたぶん絶対あきらかに、幼なじみの奈津なのね。
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あ、上記って知らねえ人には何のこっちゃだしネタバレだし、知ってる人には雑すぎてわかりづれえだな。
いずれもすっごく伝わりづれえとおもうんだが。
まあいいや。雑なままつづけるとコレ。
糸子と奈津の歴史や関係性を知ってると、ぶっとぶわけですよ。
取ってつけたような最終回っぽいんだけど。
「うおお、それを見届けるのが奈津でいてくれてありがとう!!!!」ってなる。
ただでさえ朝ドラ屈指の名作なのに、最後にこんなダメ押ししてくるか!!!ってなる。
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「ホットスポット」は、自分の感性にあんま自信ねえんだけど。
野呂佳代が演じてた中本さん、ホテルの元同僚で客室のテレビを盗もうとしてクビになったんだけど、中盤にスナックで再会したときカラオケで「キャッツアイ」を歌ってたひと(説明なげえ!)が。
伏線回収的にぜってー何らかのサプライズあるんだろうとおもわせといて、何もねえ!
ってとこに身震いした。
あ、結果的には中本さんのある行動が最後の事件発覚のきっかけにもなるんだけど。
それはまったくのたまたまで、ぼくたちあたしたちが期待してた「中本さんも宇宙人なの?」にはかすりもしなかったのよね。
的な。
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ヒマになってしまった日曜の夜、ザッピング(死語)してたら。
CSで「トリック」の最終回(劇場版)をやっておった。
のをはじめて観たんだけど。
あのラストシーンも秀逸でビビった。
「主人公の記憶喪失」というベッタベタすぎる設定にここまで激しく心を揺さぶるとはおもわなかったぜ。
あ、トリックも阿部ちゃんだな。
そういや、坂の上の雲も阿部ちゃんだったな。
ヒロシ、すげえぞ!
トリックもテルマエロマエもドラゴン桜も結婚できない男もすげえすきなんだけど。
それらのドラマがすきなのか、阿部ちゃんがすきなのかわかんなくなってくるよな。
ま、どうっでもいいことだな。
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最終回のしまいかた。
上記したような、神がかり的な最終回ってのはドラマ・フィクションだからこそっていうか。
人生のイベントのなかでは。
(「生命」はやったことないからわかんないけど)
(学校、とか、会社、とか、プロジェクト、とか、人間関係、とか)
最終回が明確なもののほうがごく少数派で。
ほぼぜんぶは、フェードアウトしたりブツって途切れちゃうもんなので。
ちゃんとしまえるものには。
「奈津が見届けた」「山田が同じ手品した」
ぐらいのものを用意しておく?
しておきたいなっておもったおもいましたとさ。
テーマがそこそこ壮大なのに。
感想がいちいちクソ安い!