その4でほざいたとおり、区間エントリーが発表され、鶴川は3区を走ることが決まった。
1区宇田川、2区黒田然、3区鶴川、4区荒巻、5区若林
リザーブに黒田朝日、太田蒼生ほか
なお、誰でも思いつく至極順当な?並び(キクチもそう予想)を再掲すっと(↓)。
1区荒巻、2区黒田朝日、3区太田蒼生、4区鶴川、5区若林
きょうは「原監督ってつくづくすげえな」を今回の青学のオーダーから浅く薄くほざこうとおもうんだが、「誰でも思いつく」のほうから見てったほうがわかりやすそうだな。
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「誰でもおもいつく」のほうはド直球勝負。
4区を除いて去年とおんなじ。
去年の4区はエースで最上級生の佐藤一世。
そこに鶴川が入ったというか、入れ替わったというニュアンス。
鶴川は前述したように1区でもいいし。
もし復路に回せるようであれば。
独走してれば、ダメ押しのダメ押しになるし。
優勝争いをしてれば、超絶切り札になるし。
もし出遅れてたとしても、ゲームチェンジャーになりうる。
という配置もできる。
(実際、1区荒巻、4区にスーパールーキー折田っていう案もアリだとおもうんだが)
(話がややこしくなるので措く)
つまり、2、3、5区は固くイクよねっていう布陣。
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一方、太田蒼生は4区もある。
いや、「ある」どころじゃなく、前々回、駒大・鈴木芽吹、中大・吉居駿恭とバッチバチにやり合って区間2位だったので濃厚な候補の1つなわけで。
そうすっと「3区鶴川も十分ある」ってことなんだけど。
結果的にそうなったんだけど。
話がややこしくなるので措く。
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それらを踏まえて。区間エントリー再掲の再掲。
1区宇田川、2区黒田然、3区鶴川、4区荒巻、5区若林
リザーブに黒田朝日、太田蒼生ほか
これがまさに「原監督ってつくづくすげえな!」。
簡単に言うと。
「もし若林が走れないとしても対応できる2段がまえ大作戦」。
。。。おめえキクチよお。
青学だからって、何で原監督みてえな物言いをするのかはじぶんでもわからん!
あまつさえ長え! 簡潔じゃねえ!
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2段がまえの表バージョンは、というと。
アクシデントがなければ、実際にそうしたように、2区に黒田然(弟)じゃなく朝日(兄)が入るだろう。
じゃあ、太田蒼生は? 1区でも4区でも(宇田川か荒巻が引っ込むのは)もったいねえぞ? でもあおお復路はないよなあ。
という。
2段がまえの裏バージョン、若林が出走できなかった場合はというと。
若林に劣らぬ登坂力?がある黒田朝日が5区に入り、黒田朝日が入るはずだった2区に太田蒼生と。つまりコウなる。
1区宇田川、2区太田蒼生、3区鶴川、4区荒巻、5区黒田朝日
表バージョンに見劣りしないどころか、全然いいじゃん!
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箱根駅伝が終わったあと、とくに声高に叫んでた「原メソッド」ってのが何なのかは、イマイチよくわからない(っていうか青学の駅伝の取り組み全般ってことなんだろう)が。
たぶん、今回のオーダー編成もその一つっちゃ一つで。
つまり過去の教訓を活かしたわけで。
かつて。
山の神になるかもぐらい言われてたtakeishiが見事に期待外れだったり。
キャプテンのkanbayashiが直前にケガして走れなくなりチームが動揺しまくったうえ、留年してまで山登りを走ったtakeishiの気合いが完全に空回りだったり。
若の神が故障で走れなくなり、6区山下りの予定だったwakitaを5区山登りに起用するという、ある意味での離れ業をカマすなどチームに少なからぬ動揺が走り、その動揺がモロに結果に出てしまったり。
ってのが、実に直近11年で8度箱根を制した青学のまさに「負けた3回」なんだけど。
これって見事に、ポイントとなる選手に起きたアクシデントがチーム全体に波及しちゃった結果で。
今回、そうならない手を打ったってわけね。
あまつさえ、保険をかけた感を微塵も感じさせない組み合わせでもって。
もうね、おみごと!!! としか言いようがない。
。。。
で、書いててうすうす気づいたんだが。
その4、その5の鶴川選手のことってほとんど、ググればわかることを並べただけだし。
きょうの区間エントリーのことも、ネットニュースか何かですでに出ておって。
それを「おれはパクリじゃねえ!」「往路のスタート前にすげえとおもったんだあ!」いくらほざいたところで。
「朝ごはんはさっき食べたでしょ、おじいちゃんったらw」案件にしかならねえっていうね。
浅く薄い箱根語り、もうちょいつづく。