キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

二十歳のお誕生日プレゼント(後編)

ムスメっこのおたんじょうびのつづき。

 

ケーキのろうそくを吹き消したところで、にょうぼうがおたんじょうびプレゼントを取り出した。

 

 

キクチ家では、ムスメっこのおたんじょうびプレゼントは父と母が勝手にめいめい渡すならわし。

ならわし?

 

ともあれ。

なので、にょうぼうとの間には事前打ち合わせはない。

 

それによってかぶる恐れもあるけどまあ、そうなる可能性はすごくうすくって。

ってのは、にょうぼうはだいたいムスメっこの齢なりのおしゃれな服とかかっけえ下着とかコスメゆえ。

 

おれのほうは、ムスメっこにお誕生日にがほしいものを訊いて後日いっしょに買いに行ったりする。

「事前に訊いといて、当日に渡せるようにしときゃいいじゃねーか!」って正論もあるが、それはバッファーみたいなもんだ。

 

ばっふぁー????

 

ともあれ。

キクチからは、おもに電化製品。

3年前はイヤホンで。

おととしはヘアアイロン。

去年はもっと高いヘアアイロン。

だった気がする。

 

 

今年、クソ父親オブのほうは「20万円だな」っておもった。

二十歳だけに。

 

だからって来年は21万円とか30歳になったら30万円とかはできないケド。

二十歳ってちょっと自他ともに認めるアニバーサーリーだから。

いっそのこと、豪速球で勝負すんぜ!

ってんで、ド貧民なりに度を越えてしぼりだしてみた。

 

それを、小さいポチ袋に入れた。

「申し訳ないけど、今年はお年玉と込みで」を添えようとしながら。

 

ピン札を小さいポチ袋に折り曲げず入れると、たった20枚でもこんなにかさばるのな(↓)。

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横から見ると、こういう(↓)。

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なんつうの?

ちょっとは映える?

学生のおこづかいとしては少なくない額だとおもうし。

 

いや、50歳にとってもじゅうぶん、だけど。

 

 

しかしして。

ケーキのろうそくを吹き消したところでにょうぼうがムスメっこにプレゼントを取り出す。

 

「これね、ななちゃんが二十歳になったからいままで預かってたのを渡すわ」ってんで。

立派な包み紙が3つ。

 

1つ目は「ななちゃん お食い初めおめでとう」義母(ムスメっこからするとばあば)からだった。

2つ目は「おたんじょうびおめでとう」義祖母(ムスメっこからすると大ばあば)からだった。

3つ目は「入学おめでとう」義母からだった。

 

 

義祖母はムスメっこが1歳ちょいのころに亡くなったので、すげえかわいがってもらったけど義祖母の記憶はまったくない。たぶん「おたんじょうび」は1歳のときなんだろう。

義母は2014年に亡くなったので、たぶん「入学」は小学校のことを指すんだろう。

 

いずれもそれなりの諭吉が包まれておって。

それは、ムスメっこには母方の親戚がほとんどいなくてお祝いをもらえる頭数(!)が少ないからいっぱいあげようっていう義母の想いだったようで。

 

ロンのモチ、それぞれに一言ずつ添えてあって。

小学校入学だったら「これからもいつもニコニコ、おともだちいっぱいつくって楽しんでね」みたいな。

 

そんなん、ぜってーかなわねえじゃん?

勝ち負けじゃねえケド、まず「お金をあげる」のがモロかぶりだし!

 

 

ってんで、小さいポチ袋は出さずにそっとひっこめた。

いつもどおり、何日か後におもむろに「○○がほしい!」って言い出すのを待つ。

 

そんなこんなだけど。

ムスメっこお誕生日おめでとう!

ここまですくすくおっきくなってくれてありがとう!!