キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

続々々々・いまさらイチロー

ななちゃんお誕生日おめでとう!

あんなちっこくてかわいかったムスメっこが、いつの間にか二十歳になっちまったわけですよ。

 

閑話休題。

かつて、すべての所作・しぐさがキマりすぎてて、それを勝手に鼻についたイチロー。

 

。。。あ、日本語わかりづれえな。

イチローの所作やしぐさがキマりすぎてたのを。

キクチがいちいち鼻につくなあってイチャモンつけてただけ。

 

 

「情熱大陸」では、最近、いきなり(?)高校にふらりと現れて指導する的なことをやってた。

大阪の公立の大冠高校と、岐阜の岐阜高校。

のどっちだか忘れたが。

 

ランニング?ベースランニング?を教えるってんで。

内野と外野の間の半円のところ?を実際に走ってみせた。

51歳とはおもえない速さで、ロンのモチ、フォームもすげえきれい(ぼくたちあたしたちがむかし走塁とかチェンジになってベンチに引き上げるときに見てた、あのイチローのランニングフォームのまんま)。

 

「キミたち、走り方について考えたことある?」

野球部の高校生たちに問いかける。

まあふつう、ありませんでさあな。

 

「肩甲骨から腕を振って走るんだ」

「肩甲骨を動かすには、リラックスしてなきゃ動かせないんだぞ」

なあんつって、高校生にも走らせる。

 

肩甲骨を意識しすぎて、ギャグレベルでコントみたいな走り方になっちゃってる高校生がいてかわいい。イチローも爆笑する。

 

 

イチローの爆笑って、ひねくれた見方をすれば「いまの世には度が過ぎたかもしれないいじり」とも取られかねないけど。

当然、そうじゃなくって。

 

走り方(走るフォーム、カラダの使い方)を意識したことない一高校生がはじめて意識した。

未知のものと遭遇した。

その機会をつくれた。

 

ということに、イチローが素直にすごく喜んでるのを雄弁に描写してるように見えた。

 

 

「すべての所作・しぐさがカッコつけてるように見える」ってのは。

裏を返すと、正しいフォーム・本来あるべき姿を一時のぬかりもなくイチローが実践していたということであり。

それを、プロ野球選手というショーマン・エンターティナーとしてオーディエンスに示しつづけてたということでもある。

 

正しいとカッコいいを両立させてんだぜ?

そうする自覚っていうか、背負ってる感ってすげくね?(←キクチもはや信者な立ち位置w)

 

それはある意味、裏にすげえ深いものが控えてる/もっともっと哲学的なものがあるんだろうなってことを感じさせる事象で(←キクチ完全に信者w)

 

えてして物事って(っていうと大げさだけど)自分の行動って、すべて理路整然とさせられ、いちいち理屈をつけて説明できるってのは、必ずしもいいことばっかとは限らない。

逆にウソクセーっておもったりもするんだけど。

 

「つきつめたら結局、原理原則に忠実だっただけ」(つまり、結果的に理路整然となっちゃってる)って、このうえなくね?

 

 

を、こんなに言葉を費やさず。

動きひとつで示せちゃうって、やっぱすげえなっていうか。

陳腐な言い方すると、アタマいいなっていうか。

 

じぶんはふだん「おれってマジ頭わりいな」って痛感することばっかなんだけど。

目指すべき方向性って、やっぱそういうとこなんでさあな。

 

って、ものすごーくおもったおもいましたとさ。

。。。まーた漠然としたことほざいちゃった。ござる。