じぶんがいわく言いがたさを感じるのは、「なーんかコレめんどくさくね?」っておもうとき。
そのめんどくささってのは、物量とか手間の多寡はあんま関係ない。
なんらかの違和感やギャップ
ゆえ。フィーリング。
*
たとえば今年、こんなことがあった。
(師走なのでだしぬけに2024年のまとめに入ーるっ)
「マラソンでサブフォーするにはどんくらい走ればいいんすかね?」訊かれた。
そのひとは足かけ5〜6年ジョギングしてて。
マラソンを何度か走ったことあるらしいんだが。
聞くだに、なかなかタイムが縮まらなくって。
でいて、今年こそはいっちょ、じぶんの殻を破りたいなっておもったんだそうな。
「いままでだいたい5時間前後」
「4時間半を切ったことはない」
以外のこまけえことはよく知らん。
ただ、すげえデブとかすげえ長老ってわけではない。
キクチよか齢下の男性。
なんならスリムな部類。
だもんだから。
「コンスタントに月100km走ってりゃ、ふつうにできるんじゃん?」答えた。
「たとえば、さあ」
「土日に必ず10km走れてりゃ、ラクショーよ!」答えた。
*
これって。
なんとなくの一般論となんとなくの経験論をミックスしてなんだけど。
あながち、あながちじゃね?
「ふつうにできる」「ラクショー」はなめてるんじゃなく、あくまで自信を持たせる意味合いで。
(なんなら、ここ6〜7年のキクチがまさにそんな感じだから)
(一定の説得力はあるとおもいます!)
(え? エロ詩吟?)
*
「『コンスタント』ってどんくらいの期間?」とか、こまけえことにはあえて触れなかった。
やっぱり、言っても個人差はあるだろう。
1ヶ月かもしんないし、3ヶ月、半年、1年かもしんない。
個人差って意味では、やってるうちに「じぶんの場合は100kmじゃ足りねえな」気づくこともあるだろうし。
*
「でもでも!」
「土日に10kmずつ走ったとしても」
「月に土日が4回だったら、(10+10)×4=80」
「100kmいかないじゃないですかあ!」
そのひとは、すかさず訊きかえしてきた。
お、お、おうよ。。。
そしてキクチはソッコーでそっと、その場を離れた。
いわく言いがたいモノを感じて。
*
たしかにかに。
キクチの言い方にちょっとまずい部分があったかもしんない。
たとえば。
「月に100km走ればできる」と「土日にかならず10km走ればできる」の間の矛盾。
そこは、すまん!
「月に土日が4度ずつだったら、20km足りねえじゃねーか!」
ド正論っちゃド正論である。
そこは、すまん!
ただ。
「アナタはおれと算数をやりたいのかい?」である。
まあ、クソめんどくせー。
「じゃあなにかい?」
「仮に『月に20,000km』っつったらやるの???」でもある。
*
という。
いわんとしたのは違和感、ギャップってこういうこと。なんだが。
ちょっとイチャモン、ネガティブに寄りすぎちったかも。
おさまりがわりいので、あと1回だけつづく。