そのお菓子屋さんってのは、鼓月っつうお店で。
あ、今回は鼓月をほめ倒す。
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鼓月ってのは京都に本拠地があるんだけど。
東京本店はキクチの職場(っていうかムスメっこのおともだちのおうち)の至近にあるのね。
で、キクチがクライアントほかもろもろの訪問時におみやげで持ってくのが「千寿せんべい」っていう、鼓月の看板オブ看板なやつで。
あ、あわよくばリンクに千寿せんべいの写真が載ってれば一石二鳥っていうか、伝わりやすいとおもったんだけど、どうやらそうはいかなかったようでござる。。。
は、どうでもいいから措いても。
これにキクチがぞっこんみたいなことになっちゃって。
あ、ちょっと薄く浅いやつカマしてもいいすか?
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まずこれって、おなまえから一般的にイメージするような「せんべい」ではない。
ふわふわしてる。カリカリしてない。
表面がトタン屋根みたく(キクチの育ちがバレる貧相なたとえぇ)なってるように。
イメージとしては(ベルギー)ワッフルに近い感じ。
せんべいの「バリッ」ではない、「サクッ」と「フワッ」の中間ぐらいのやつ。
より正確に言うと、そうとう「サクッ」寄りの「フワッ」。
それに挟まれてるクリームってのが。
なんつうのかな?
流行りのクリームガッツリドーンって感じじゃなく控えめで。
でいて、甘すぎもせず甘くなくもなく、かといって美味からず! ダチョウのネタかよ!咀嚼するとかすかに溶けきってない砂糖?の食感まで楽しめるという。
すべてがパーフェクトに調和した逸品。
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で、ほかにもいろんな商品があるんだけど。
キクチはあまりにも千寿せんべいに絡め取られすぎちって。
「きょうは千寿せんべいの何個パックをせしめるかな?」ぐらいしか頭にゆかなくなってた。
元浜の伯母やケイコちゃんが「美味しい!」っつってくれたのを、そうだろそうだろってドヤ顔で眺めつつ、ジコマンに浸ってるだけであった。
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さて。
つくばマラソンで茨城の伯父にさんざん世話になるってんで。
いや、よしんば千寿せんべい24ケ入りでもいいんだけど。
見栄え的に「詰め合わせ」はどうかなって、触手?を伸ばしてみることにして。
サイトで予習してみたところ。
「華」ってのが、ものすんげえそそられるのよ!
(まーた、いい感じの商品写真がリンク先として映らなかったぇ。。。)
キクチはおまんじゅうもわりと極端にだいすきなんだけど。
あまつさえ、餡に貴賤はなくどれも尊いって思想のもちぬしなんだけど。
究極的にどれを選ぶか? って言われたら、白餡方面に走るほうで。
「華」はいわゆる典型的な白餡ではないんだけど。
封を開けた瞬間からふわっと広がるバターとバニラの香り
ってのに、瞬殺っすよ。
そうそう、そういうことなのよ! っていう。
(これまた実際に食したら、思い描いてたとおりの方向性で)
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うえで千寿せんべいに言及したとき。
あえて書かなかった一番のポイントは、まさにそういうとこで。
「これって、和菓子なの? 洋菓子なの?」ってとこで。
そういう、「調子づいた和菓子」的なことをするとえてして、ただ調子づいただけの中途半端なものになってしまうものなんだが。
わかりづらいかもしんないが率直に言うと。
「ベースが和菓子で、洋菓子テイストもふんだんに盛り込まれてるけど、けっきょく和菓子を食ったときの満足感に最終的に包まれる」
ってのが、鼓月のお菓子の醍醐味なような気がして。
(千寿せんべいと華を食っただけでクソエラッソーにほざく!)
その、隙間ってえとちょっとニュアンスが変わっちゃうんだけど、いい感じのところを攻めて埋めてくれるところが、キクチのハートにゲットオンしてしようがないわけ。
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ついつい熱くなっちった。。。
とりあえず、鼓月を再発見さしてくれたムスメっこのおともだちナイス!
ってことで、つづく。