今クールのドラマでいちばんおもしろかったかもしれない「団地のふたり」。
キクチが感じたおもしろさをほざいてみると。。。
いわゆるザ・昭和の団地で生まれ育った幼なじみのノエチ(小泉今日子)となつこ(小林聡美)。
50代半ばになって、団地に戻ってきてからの変哲もない?日常を描く。的な物語。
ただ、「団地」自体が40〜50年前のものだけに。
住んでるひともほとんどその親世代、戦中から団塊の世代ぐらいの老人が住んでてもはや限界集落になってて。
でいて、それこそ昭和っぽい、ご近所さん(団地に住んでるひと)との距離感がすげえ近いみたいのがふつうに残ってる。
そこで、老人だらけだから老人だらけなりのいろんなアクシデントが起きつつ。
中では「若手」なノエチとなつこがその収拾に駆り出されながら、住民のいろんな人間模様を描いてる、その様子がたまらなくいい。という。
。。。キクチのほざきがやっぱり雑&へたっぴいすぎて。
キクチが感じたおもしろさがこれではまったく伝わってる気がしねえぇ。
もし興味が湧いたら。
原作があるらしいから、原作を読むなりこのサイト(↓)を見てくれい!
投げっぱなしデアル。
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まあその。
主役を張る50代の2人が小泉今日子と小林聡美って時点で。
つまらねえはずはなかろうもんってなもんで。
やっぱ、おれの物言いが雑&へたっぴいすぎるな!
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こっからは、独りよがりな団地感(観)をふわっと。
キクチは団地に住んだことはないんだが。
子供のころ、団地(とか団地状の会社の社宅ふくめ)に住んでる同級生はわりといて。
おんなじ団地に住んでる同級生間やその家族間の絆。
いや、絆ってえと急になんだか安っぺえな。
「そこで1コのコミュニティデキテマス!」的な密なつながりにちょっと憧れたりもして。
あと、たとえば。
団地って団地ごとに基本的に各戸の間取りってみんなだいだいいっしょじゃん?
なのに、小学校のおともだちの家に遊びに行くと、それぞれの家族の色? がそれぞれ全然ちがってて、それってすげくね? 的なことにもすげえ魅かれた。
なおかつ、小学校の学区には。
郵政省の社宅と。
(昭和ぇ:これは「郵政宿舎」って呼んでたな)
国鉄の社宅と。
(昭和ぇ:これは「国鉄アパート」って呼んでたな)
電電公社の社宅と。
(昭和ぇ:なぜかこれだけ「電電公社の社宅」って呼んでたな)
トナミ運輸の社宅と。
あと、公団の団地があったんだが。
それぞれなんとなく、同級生のカラーもそれぞれごとで。
そういうそれぞれのコミュニティ感にもすげえ魅かれた。
(ちなみに、建設省(昭和ぇ)とニコンの社宅もあったケド、それは長屋状っていうか、庭つきの平屋一戸建てが群生?してるだけだったから、カルチャー的に団地とはちょっと違うのね)
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いずれもザ・昭和の団地っぽく、「エレベーター皆無で縦2軒ごとに屋上まで階段がある」っていうあたりとか、ね。
(わかりづれえ?)
(昭和の団地を知ってるひとには、「!!!」ってなるはず)
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そういう意味では、前エントリーでイッチョカミしかけた「海に眠るダイヤモンド」の舞台・軍艦島も、あすこに鉱員とその家族が密生?してるまさに団地の物語だな。
人と人の距離が密で、いい意味でも悪い意味でもプライバシーが希薄。
あ、いや、とりわけそういうのが好きとか。
懐古趣味がたまらねえってことを言いたいのではない。
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。。。
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じゃあ、何を言いたいのかというと。
こないだ、こんなのをみつけた。
これは2年前の記事で。
世田谷区の大蔵団地って、まさにキクチがおさんぽとかジョギングでよくたゆたうところで。
あ、最近よくOTTをやる大蔵公園の陸上競技場に隣接してるとこな。
ファーマシイ薬局にもほぼ隣接しておる。
日大商学部にも隣接しておったかな。
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とくに職場からジョギングして帰るとき。
夜だからクルマもヒトもあまりいなくて走りやすいから、まさに大蔵団地の中を通ってたんだけど。
2〜3年ぐらい前からかな?
5年ぐらい前からかな?
老朽化による再開発?建て替え?工事が区画を分けてはじまって。
段階ごとに。
ある棟の明かりがだんだんなくなってく(=住民が退去する)
↓
その棟がそっくり真っ暗になる(ちょっとした心霊スポット?って感じになる)
↓
囲いができて工事中立ち入り禁止になる
↓
更地になる
↓
一部、真新しい集合住宅ができはじめる
みたいな波が進んでっておって、いまも絶賛進行中なんだが。
鑑みるに。
たぶん、この団地全体、あるいはそれぞれの棟ごとに。
「団地のふたり」みたいな上記したコミュニティがかつてはあったんだろうけど。
「団地のふたり」同様に、建物とともに住民も老朽化?し。
上記リンクにあるようなことも起こっておって。
17年12月の時点で、建て替え後の戻り入居を希望する住民の割合は59.6%だった。しかし、実際に建て替えが終わった住居に入居したのは36.2%に減った。
それは個々の事情、体調やら家族との関係やらによるやむを得ないことなのかもしれないが。
ある種のコミュニティカルチャー(しかもわりと濃厚な)が時代の波に飲まれてくさまを、まさに目の当たりにしてるような気になった。
いいとか悪いとかではなく。
しようがないことだし。
言ってしまえばショミンの変哲もない生活がちょっと切り替わっただけにすぎないんだけど。
そこには、住民ひとりひとりのかけがえのない経験・想い出も真空パックされてる(といいなあ)んだろうし。
ともすれば、より大局的な?見地におけるある種の歴史的・文化的な価値の消失が起きているのかもしれない。そうに違いない。
(それこそ、軍艦島もまさにそうじゃん?)
ナドト妄想を広げてみると、ちょっとなんかいろいろ考えさせられちゃうよな。
おもったおもいましたってだけの話。
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表題「ふわっと」っていえば、ふらっとさんにしばらくお会いしてねえな。
12月にはまたウタゲでごいっしょでもできるかな?
と、きょうも内容ぺらっぺらなままムダに長くなっちった。
反省ござる。